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●PUNK ROCK ブログトップ

GREST「WATCH THE MOON」 [●PUNK ROCK]

2nd album 2000.07.27 release

底抜けにポジティブな空気を漂わせながら
荒々しくもポップに突き抜けていく
そのかっこよさはまったく錆びついていない

[text●i.akira]

GREST(グレスト)が復活する。1990年代末、Hi-STANDARDらに代表されるインディーズ・パンク・シーンが隆盛を極めた時代に登場し、決して高いセールスを記録したわけではないが、数多くの人の記憶に残っている、あの愛すべきGRESTが帰ってくる。その噂を聞き、真っ先に引っ張り出したのがこの「WATCH THE MOON」だった。

彼らにとってセカンド・アルバムとなる本作は、7曲で15分にも満たないというとんでもないスピード感に溢れた作品である。しかしそこに叩き込まれたエネルギーの密度は凄まじく、底抜けにポジティブな空気を漂わせながら、ほかのパンク・バンドとは一線を画すほどのシンガロングのオン・パレードで、荒々しくもポップに突き抜けていく。今聴いてもそのかっこよさはまったく錆びついていないし、むしろなぜ当時もっと評価されなかったのかと疑問すらよぎる。けっきょく相次ぐメンバーの脱退により活動休止を余儀なくされてしまった彼らだが、実に残念だったのを覚えている。余談だが、彼らのファースト・アルバムである「LIKE A FLOWER」も10曲で20分足らずという傑作である。というかアルバム2枚合わせて30分くらいしかないのか。どおりで彼らのライブは短かったわけだ。楽しいから短いのかと思っていた。

GRESTは今年、唯一のオリジナル・メンバーである小山田(Vo./G.)、アニパンクのジロー(G.)、Monkey Pirates(モンキーパイレーツ)のAKI(B.)、アニマルズのSHIGE(Ds.)という最強の布陣にて11年ぶりに再始動を果たす。2月17日に新宿LOFTで開催される“A DEEP TIES vol.25”にて再始動初ライブが行なわれる。まず昔彼らが好きだった人は押入れからこのCDを引っ張り出そう。持っていない人は中古CD屋さんに走ろう。そうすれば勝手に足がライブへ運んでくれる・・・はず!!!

OFFICIAL WEB SITE→ http://grest.info/

TOWER RECORDS ONLINE[GREST]
TOWER RECORDS ONLINE「WATCH THE MOON」

grest2.jpg

_WATCH THE MOON

  • _GREST
  • _MU Records
  • _2000/07/27
  • _CD
■Track listing
01. MARCH OF G
02. Don't forget
03. Watch The Moon
04. BEAUTIFUL
05. SAKURA
06. I'm here
07. Looking for steps ビヨンドone steps forward


LIVE SCHEDULE
2013.02.17(日)東京/新宿LOFT
“A DEEP TIES vol.25”
GREST/JUNIOR/SNAIL RAMP/ロリータ18号
超新塾/FREAKSTORM/BOMB FACTORY

2013.03.10(日)東京/高田馬場CLUB PHASE
“梅は咲いたか桜はまだか BAGI追悼LIVE~烏合の衆~”
GREST/ロス・ランチェロス/やすしーず/13 ROUND
烏合の衆セッションバンド他





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GOING STEADY「若者たち/夜王子と月の姫」 [●PUNK ROCK]

6th single 2002.12.11 release

今の10代から25歳くらいの若者に
「パンクってなに?」と聞かれたら
これを聞かせればいい

[text●k.ryo]

久しぶりに聞き返したんだけど、
熱いね

キングブラザーズのテンションの高さと
ブルーハーツの青臭さ

わざとだろうけど、音質の悪さからもわかるよう、

スタジオ作品で、ここまでライブ・バンドの魅力を
残せたのを、ほかに知らない

今の10代から25歳くらいの若者に、
「パンクってなに?」と聞かれたら、
これを聞かせればいい

“衝動”掻き立てられちゃうカンジは、
10年前も10年後の若者も変わらないと
思う。

残念ながら、
音源は廃盤みたいだけど、
今ならYouTubeでみれるぜ

追記 プロモ・ビデオをみていると、
32歳でも、喉をからして暴れたくなる。

GOING STEADY(1996 ー 2003)
ミネタカズノブ(Vo./G.)
アサイタケオ(G.)
アビコシンヤ(B.)
ムライマモル(Ds.)


TOWER RECORDS ONLINE[GOING STEADY]
TOWER RECORDS ONLINE「若者たち/夜王子と月の姫」

若者たち/夜王子と月の姫

若者たち/夜王子と月の姫

  • GOING STEADY
  • UKプロジェクト/初恋妄℃学園
  • 2002/12/11
  • CD
■Track listing
01. 若者たち
02. 夜王子と月の姫


■Track listing
01. 若者たち/LIVE
02. 駆け抜けて性春/LIVE
03. MY SOULFUL HEART BEAT MAKES ME SING MY SOUL MUSIC/PV
04. 星に願いを/PV
05. 惑星基地べオウルフ/LIVE
06. 銀河鉄道の夜/LIVE
07. YOU & I VS. the world/LIVE
08. 東京少年/PV
09. 童貞ソー・ヤング/PV
10. 夜王子と月の姫/LIVE
11. もしも君が泣くならば/LIVE
12. STAND BY ME/LIVE
13. 若者たち/PV
14. BABY BABY/LIVE オナニーマシーンとの合体バンド;ゴイオナでの演奏
15. ~アウトロ~青春時代



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Hi-STANDARD「MAKING THE ROAD」 [●PUNK ROCK]

3rd album 1999.6.30 release

世代を意識させない!
ひと晩だってハイスタについて語りあえる
それだけでも意義がないか?

[text●h.mariko]

これからエアジャム(2012.9.15 - 16)に臨む。
早く寝たいのに、興奮して寝られない。
何故!

思えばハイスタ(Hi-STANDARD)との出会いは不思議だった。

高校生のとき、好きな彼が好きだったから、
無理矢理聴いたんだ。
当時は、まったくわかんなかった。
ヘビィな音が好きな私には、
メロコアは理解できなかったのだ。

が、時とともに、ずっと聴いていた、
そんな存在が私にとってのハイスタ。

今、新しい職場で、新しい人脈と、繋がった。
意外に、同じ音が好きなんだ、みんな。
その中心が、ハイスタ。「MAKING THE ROAD」は、
世代を意識させない。
ひと晩、ハイスタについて語れるんだもん。
それだけでも意義がないか?
私が音楽を純粋に好きだなと感じさせてくれたのが彼らだから。
私は音楽が何より好きだから。

今悩みはたくさんある。
全部吹っ飛ばせ!

愛にはたぶん、そんだけの威力がある。

OFFICIAL WEB SITE→ http://hi-standard.jp/

TOWER RECORDS ONLINE[Hi-STANDARD]
TOWER RECORDS ONLINE「MAKING THE ROAD」

メイキング・ザ・ロード

MAKING THE ROAD

  • Hi-STANDARD
  • PiZZA OF DEATH RECORD
  • 1999/06/30
  • メディア: CD

Making the Road

MAKING THE ROAD

  • Hi-STANDARD
  • Fat Wreck Chords
  • 1999/11/02
  • CD(輸入盤/USA)
■Track listing
01. TURNING BACK
02. STANDING STILL
03. TEENAGERS ARE ALL ASSHOLES
04. JUST ROCK
05. DEAR MY FRIENDS
06. STAY GOLD
07. NO HEROES
08. GLORY
09. PLEASE PLEASE PLEASE
10. GREEN ACRES
11. CHANGES
12. MAKING THE ROAD BLUES
13. TINKERBELL HATES GOATEES
14. LIFT ME UP DON'T BRING ME DOWN
15. PENTAX
16. NOTHING
17. MOSH UNDER THE RAINBOW
18. STARRY NIGHT
19. BRAND NEW SUNSET


■Related articles
ハイスタの復活によせて ・・・そして想い出
Hi-STANDARD「Love Is A Battelefield」

AIR JAM 2012data
2012.9.15〜16
国営みちのく杜の湖畔公園みちのく公園北地区風の草原
宮城県柴田郡川崎

live stage line up 
2012.9.15
dustbox/FRONTIER BACKYARD
MONGOL800/SION & The Cat Scratch Comb
マキシマム ザ ホルモン/AA=/MIGHTY CROWN
Dragon Ash/HUSKING BEE
Hi-STANDARD

2012.9.16
RADIOTS/MEANING
RIZE/THA BLUE HERB
ASIAN KUNG-FU GENERATION/KEMURI
SLANG/10-FEET/BRAHMAN
Hi-STANDARD


AIR JAM 2012 OFFICIAL WEB SITE→ http://www.airjam.jp/



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ELLEGARDEN「BRING YOUR BOARD!!」 [●PUNK ROCK]

2nd album 2003.07.02 release

パワーに満ちあふれ、とにかくハイテンション
音楽って楽しいぜ! という感情がびしびしと伝わってきて
とても気持ちがよい

[text●h.mariko]

なんか、いい感じのアーティストがいるらしい、というのを人づてに聞いた。きっと好みだと思うよ、と人から教わった。それも、いろんな人から。それが、彼らを知ったきっかけだった。
ふうん、くらいの印象で、最初は“エルガーデン”だと思っていたバンド名は“エルレガーデン”と読むらしいとわったのはCDショップでのこと。失礼しました、と思いつつ、試聴してみた。

2曲目を聴き終わった時、もうCDを引っ掴んで財布を探していた。
ソッコーで、気に入った。

ヴォーカル、細美武士のハイトーン・ヴォイスは抜けるように気持ちよく、颯爽と吹き抜ける旋風を思わせる。ハイテンポのドラムも爽快さを感じさせる。英詞での楽曲もパワーに満ちあふれ、とにかくハイテンション。音楽って楽しいぜ! という感情がびしびしと伝わってきて、とても気持ちがよい。
そして、試聴では聴かなかった、「ジターバグ」でハッとした。ヴォーカルのブレスまでが入っているのは意図的なのか、それともこれから発する言葉に対する勢いをつけるための儀式みたいなものなのか、とにかく私はその息を吸い込む音にハッとなったのだ。それに続く、歌詞

とにかく、前向き、前向き、前向き。
つらいとか苦しいとか、そういうことはさておいてさ、考えてみなよ、俺たちの曲を聴けば、暗闇が拓けるから、大丈夫だから。
そんなふうに、迷っているときに背中を強く押してくれるような歌が多い。

これが、若さ所以のパワーなのだろうか。そう思いながらも、彼らの圧倒的な音に心地よくなりながら、CDを繰り返し聞いた。

その後、彼らは爆発的に人気を得た。そして、活動休止。人気絶頂を極めた状態でのその発表は少し切なかった。が、彼らが時代を突き抜けたバンドであったことは間違いない。そのCDを、同時代に自分の耳でしっかり確かめられたことが、今でも嬉しい。

最近はそんなにたくさん聴かなくなったけれど、元気がなくなったときはよく引っ張りだす。
信じられる自分を持ってるって大切だよ、って、あたりまえのことを、さらりと歌い上げる、彼らのパワーが、今でも私に力を与えてくれる。

TOWER RECORDS ONLINE[ELLEGARDEN]
TOWER RECORDS ONLINE「BRING YOUR BOARD!!」

BRING YOUR BOARD!!

BRING YOUR BOARD!!

  • ELLEGARDEN
  • Dynamord Label
  • 003/07/02
  • CD
■Track listing
01. Surfrider Association
02. No.13
03. ジターバグ
04. A Song For James
05. Wannabies
06. Insane
07. My Friend Is Falling Down
08. Dancing In A Circle
09. Cuomo
10. 金星
11. So Sad


バンドスコア ELLEGARDEN/BRING YOUR BOARD!! (バンド・スコア)

ELLEGARDEN/BRING YOUR BOARD!!
バンド・スコア

  • ELLEGARDEN
  • シンコーミュージック
  • 2005/06/06
  • 楽譜
ギター、ベースTAB譜付バンド・スコア





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ロリータ18号「THE GREAT ROCK'N'ROLL FESTIVAL!!」 [●PUNK ROCK]

cover album 2001.09.19 release

パンク・ロックへの
ピュアな愛情が爆発する
カバー曲という名のラブ・ソングは
いつ聴いても色あせていない

[text●g.yasuhiko_01]

親しみのあるキャッチーなメロディと、
パンク・ロックのもつ初期衝動、
疾走感が炸裂する独特のロリータ節で、
数多くの名カバー曲を生み出してきたロリータ18号。
彼女たちのカバー曲を聴いて思うのは、
“ほんとにパンク・ロックが好きでしょうがないんだ”ということ。

イギリスのパンク・ロックバンド、
The Toy Dolls(トイドールズ)のオルガ(G./Vo.)を
プロデューサーに迎えたアルバム
「鳥人間」(2000 .11.22)のラスト曲、
セックス・ピストルズ「THE GREAT ROCK'N ROLL SWINDLE」の
替え歌カバーでも
“パンク・ロックが大好きです!”と
叫ぶように歌っていた。

そしてその、大好きがいっぱい詰まった
洋楽パンク&ロックンロールのカバー・アルバムが、
この「THE GREAT ROCK'N'ROLL FESTIVAL!!」だった。
それはことさら、
この年にリンパ腺癌で死去したジョーイ・ラモーン
(彼女たちの4枚目のアルバム「父母♡NY」をプロデュース)
に捧げたオリジナル曲「BYE BYE JOEY」が物語っている。

ロリータ18号のパンク・ロックへの
ピュアな愛情が爆発するカバー曲という名のラブ・ソングは、
ほんと、いつ聴いても色あていせない。

OFFICIAL WEB SITE→ http://www.lolita18.jp/

TOWER RECORDS ONLINE[ロリータ18号]
TOWER RECORDS ONLINE「THE GREAT ROCK'N'ROLL FESTIVAL!!」

■Track listing
01. ROCKAWAY BEACH/THE RAMONES
02. DIG THAT GROOVE BABY/TOY DOLLS
03. SUMMERTIME BLUES/EDDIE COCHRAN
04. SHAKIN' ALL OVER/Johnny Kidd & The Pirates.
05. WART HOG/THE RAMONES
06. TENNESSEE WALTZ/Patty Page
07. LOVE YOUR MONEY/DAISY CHAINSAW
08. ICH LIEBE DEUTSCHE LAND/A cartoon Theme song in Germany
09. SHE GOES TO FINOS/TOY DOLLS
10. HANG ON SLOOPY/McCOYs/VIBRATIONS
11. VIDEO KILLED THE RADIO STAR/BUGGLES
12. BE MY BABY/RONETTS
13. THE GREAT ROCK'N'ROLL SWINDLE/SEX PISTLES
14. JOHNNY B.GOODE/CHUK BERRY
15. BYE BYE JOEY/LOLITA NO.18





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Generation X「Generation X」 [●PUNK ROCK]

1st album 1978.03.17 release

かつてビリー・アイドルが率いた伝説のパンク・バンド
ロック・スピリット溢れるアンセムだらけのポップな名盤

[text●i.akira]

70年代後半のイギリスには本当に威勢の良いパンク・バンドがたくさん存在している。しかし歴史に残るべき功績を残しながらも、なぜかあまり語られることがないバンドもたくさんいる。今回紹介するGeneration X(ジェネレーションX )もそうしたバンドのひとつだろう。

80年代のポップ・アイコンのひとりであるビリー・アイドル(Vo.)が在籍したことでも知られるGeneration Xのファースト・アルバムとなる本作は、UKパンクのなかでも異色な作品である。ブリティッシュ・ポップやグラム・ロックなどからの影響を素直に受け入れ表現したサウンドは、反体制など政治色を全面に出していたSex Pistols(セックス・ピストルズ)やThe Clash(ザ・クラッシュ)とは違い、純粋にパンク・ロックという音楽のスリルやポップさが追求されており、パワー・ポップのような勢いが非常に痛快なアルバムだ。ソリッドでレベルの高い演奏力と、若者を煽動するような力強いビリーの歌声もたまらない。彼らの代表曲である「One Hundred Punks」や「Ready Steady Go」のようなストレートなパンク・ナンバーはもちろん、「Kiss Me Deadly」のような切ないロック・バラードもあるなど、充実のデビュー作である。

甘いルックスでも有名だった彼らは、良くも悪くもアイドル・バンドのような扱いを受けてしまい、そうした葛藤からバンドはわずか3枚のアルバムを残して解散してしまう。その後ビリーはアメリカにてソロ・アーティストとして成功を収め、バンドの中心人物だったトニー・ジェイムス(B.)はSigue Sigue Sputnik(ジグ・ジグ・スパトニック)などニュー・ウェーブなサウンドのバンドで活動するなど、今も現役である。そんな彼らの青春が詰まったこのアルバム、ぜひ手に取っていただきたい。

TOWER RECORDS ONLINE[Generation X]
TOWER RECORDS ONLINE「Generation X」期間生産限定盤

ジェネレーションX

Generation X

  • Generation/XジェネレーションX
  • EMIミュージック・ジャパン
  • 2006/10/11
  • CD
■Track listing
01. From the Heart/フロム・ザ・ハート
02. One Hundred Punks/100パンクス
03. Listen/リスン
04. Ready Steady Go/レディ・ステディ・ゴー
05. Kleenex/クリネックス
06. Promises Promises/プロミセス・プロミセス
07. Day by Day/デイ・バイ・デイ
08. The Invisible Man/透明人間
09. Kiss Me Deadly/キス・ミー・デッドリー
10. Too Personal/個人主義
11. Youth Youth Youth/ユース・ユース・ユース





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IGGY AND THE STOOGES「RAW POWER」 [●PUNK ROCK]

3rd album 1973.02.07 release

70年代ガレージ・ロックの頂点にして
パンクの源流

[text●i.akira]

パンク・ロックを世界的に有名にしたのは70年代末期のUKパンク・ロックであるが、その源流はアメリカにある。70年代初頭に起きたUSガレージ・ロックがそれであり、New York Dolls、MC5、ルー・リード率いるVelvet Underground、そしてイギー・ポップ率いるTHE STOOGES(ザ・ストゥージズ)などがその代表格である。どのバンドも当時としては非常に荒々しいリフと過激なパフォーマンスで話題と振りまいたが、なかでもぶっ飛んでいたのがTHE STOOGESであり、そのエネルギーが最高潮に達したのがこの「Raw Power」である。

“淫力魔人”というなんともナンセンスでイカれた邦題がつけられたことでも有名な本作に込められているのは、爆発寸前の化物たちの叫びである。まるで悪魔に憑りつかれてしまったようなイギー・ポップの凶暴かつ妖艶な歌声、乱暴なリフをひたすら刻み続けながら、時折ブルースの神様が憑依したようなフレキシブルなフレーズを弾くロン・アシュトン(ギタリスト。残念ながら2009年1月に心臓発作で亡くなった)のギター、殺伐とした空気にハマっている野性的なスコット・アシュトンのドラムなど、テクニックが求められた時代へのアンチテーゼのごとく、徹底的に激しく荒々しく轟音を響かせている。特に冒頭を飾るガレージロック・アンセム「Search and Destroy」の破壊力はとんでもないものがある。それでいて、THE DOORSのような空気感の「Gimme Danger」や、激しくもブルージーな「Penetration」、ロックンロールのお手本のような「Shake Appeal」、6分を越える狂想曲「Death Trip」など、ひとつとして似たような曲はなく、ジャンルレスに愛されるべきアルバムだ。当時はセールスに結びつかず、結果的にTHE STOOGESは解散してしまう(現在は再結成ライブなんかもたまに行なっているが)が、多くのパンク・バンドが本作から受けた影響は大きいだろう。

ちなみに本作を購入する場合は、ぜひ1997年以降にリリースされたイギー自身の監修によるリマスタリング盤をぜひ選んでいただきたい。オリジナルのほうはデヴィッド・ボウイがミキシングを担当していることが話題だったが、どうにも音がペラペラでオススメはできない。その代わり、リマスタリング盤はとんでもない音圧で襲い掛かってくるので気をつけてほしい。

TOWER RECORDS ONLINE[IGGY AND THE STOOGES]
TOWER RECORDS ONLINE「RAW POWER」

Raw Power

Raw Power

  • IGGY AND THE STOOGES
  • Sony
  • 1997/04/24
  • CD
■Track listing
01. Search And Destroy
02. Gimme Danger
03. Your Pretty Face Is Going To Hell
04. Penetration
05. Raw Power
06. I Need Somebody
07. Shake Appeal
08. Death Trip




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