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VITALIC「OK Cowboy」 [●TECHNO/EDM]

1st album 2005.04.04 release

腹に響く重低音は何十倍と増幅されて
それだけで酔える音はもはや麻薬の域

[text●h.mariko]

テクノには疎い。細かいジャンル分けがよくわからない。ハウスとかユーロビートとか、アシッドだとか云々。それがどうした、といってしまえばそれまでなのだが、音楽を人に説明するときに役立つのがこの“ジャンルという共通認識”であるように思う。
その言葉を借りると、このVITALIC(ヴィタリック)は“クラブ系テクノ”になるらしい。やっぱりなんのこっちゃ。
ジャンルが云々といっておきながらわからないので、今後テクノと統一させていただくことにする。で、そのテクノ。冒頭に書いたとおり、私はテクノに疎い。
が、この「OK Cowboy」を初めて聴いたとき、“これはカッコいい!”と手放しで感じた。軽快なリズム。程よくちりばめられたメロディ。腹に響くような低音。私にさえわかりやすく感じられるこの踊れる感じ。無名だった彼を一気にこの世界の頂点に導いたのがこのアルバムなのである。

そのVITALIC、アルバムとの出合いは劇的であったのだが、なかなか本物をライヴで体感することができなかった。アルバムの発売年であった2005年の“フジロックフェスティバル”では時間の関係で観ること叶わず。“エレクトラグライド”に出演したときも、ほかのアーティストを優先してしまい観られず。このまま彼の音は生で聴くことができずにいるのだろうかと切なく思っていた2011年、やっと念願叶って観ることができた。
“ソニックマニア”、“サマーソニック”の前夜祭とでもいうべきオールナイト・イベントに出演が決定したのだ。喜び勇んで会場に向かう。正に三度目の正直。

アルバムが発売されたときはその音の多彩さから、どれだけでっかい機械を用いてこの音を出しているのだろうと興味津々であった。が、彼はなんとラップトップパソコン一台でアルバムを制作したというから驚きである。実際に観たステージでも、機械に囲まれる、というよりはにょっきりと屹立したスキンヘッドの周りには照明器具が立ち並び、シンプルというよりないようなラップトップが数台。これだけでこの音を出しているのだと思うと正に舌を巻く。
アルバムでも散々感じていた腹に響く重低音はスピーカーにより何十倍と増幅されて、それだけで酔える音はもはや麻薬の域。
ずっと聴きたかった「My Friend Dario」「La Rock 01」はもちろん、「Second Lives」では身体が勝手に踊りだす状態。リズムが心地よい、とか月並みな言葉の羅列になってしまうのだが、本当だからしかたがない。ステージを輝かせる照明の数々も音に酔わせる最高のシチュエーションを作り出してくれる。
ライヴでの余韻を心地よく引きずったまま、一夜を越えた。

テクノには相変わらず疎い。が、無理に知ろうとしなくなった。
自分が好きな音を自分なりに楽しむことができるなら、それでいいじゃないか。
そうやって思えるようになったのは一種の達観かもしれない。
やっと手に入れたセカンド・アルバム「Flashmob」を聴きながら、また新しいテクノに出合えることを楽しみに、ライヴの思い出を反芻しようと思う。

OFFICIAL WEB SITE→ http://www.vitalic.org/

TOWER RECORDS ONLINE[VITALIC/ヴィタリック]
TOWER RECORDS ONLINE「OK Cowboy」Collector's-Edition

Ok Cowboy

Ok Cowboy

  • VITALIC/ヴィタリック
  • Music Brok
  • 2008/12/30(再)
  • CD
■Track listing
01. Polkamatic
02. Poney Part.1
03. My Friend Dario
04. Wooo
05. La Rock 01
06. The Past
07. No Fun
08. Poney Part.2
09. Repair Machines
10. Newman
11. Trahison
12. U And I
13. Valletta Fanfares


Flashmob

Flashmob

  • VITALIC/ヴィタリック
  • Play It Again Sam
  • 2009/11/03
  • CD
■Track listing
01. See the Sea (Red)
02. Poison Lips
03. Flashmob
04. One Above One
05. Still
06. Terminateur Benelux
07. Second Lives
08. Allan Dellon
09. See the Sea (Blue)
10. Chicken Lady
11. Your Disco Song
12. Station Mir 2099
13. Chez Septime




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Yellow Magic Orchestra「Techno Bible」 [●TECHNO/EDM]

CD-BOX 1992.08.21 release

そっと背中を押してくれる力を借りたくなるとき
この音が私を助けてくれる

[text●h.mariko]

坂本龍一。細野晴臣。高橋幸宏。
この3人の“すごさ”を知ったのは、いつのころだったろうか。自分の好きなアーティストがことごとく彼らの名を口にしたときだったり、メロディだけ知っていてかっこいいな、と思っていた曲が、彼らが1980年代初頭に作曲した曲だと知ったときだったり、とにかく、なんだか彼らはいつも何十歩も私の前にいて、気がつくとまた先にぐいぐい進んでいて、新しいプロジェクトや音楽を編み出している、そんな存在である。

2011年夏、フジロックへの参加。
その神聖なる(?)ステージに、私如きYMO初心者(?)が、果たして立ち会ってよいのかどうか、半ば本気で迷った。しかし好奇心とその場に居合わせる幸運をみすみす逃すほど私もうっかりさんではないのだ。しっかりと、YMO参戦をスケジュールに刻み込んだ。

7月31日、フジロックの最終日のグリーンステージに出演が決まったとき、これはもしや大トリを飾ってくれるのではなかろうかと期待を寄せたのだが、それは残念ながら叶わなかった。時間帯としては19時過ぎ。ここまできたらフジロック全部観て帰ろうぜ、という勢いになっている人ばかりが残っているイメージを持っていたが、いやはやそんなものではなかった。早めに陣取っていた私はあっという間に埋もれ、集まる人に何度もどつかれた。
陽はすっかり落ちたが、ステージには、誘蛾灯に群がる虫の如く人が続々と集う。期待に胸躍らせ、というよりも、“YMOってどんな?”といった好奇心を持ってる人のほうが多いような印象を勝手に持った。

ライヴは圧巻だった。MCをとらない人たちだというのはなんとなく知っていたが、曲の合間の深閑とした空気は、あれほどの人が集まっているのが信じられない程に静まり返っていたからだ。彼らの平均年齢が私の両親くらいとは決して思えない音の張り、ますます磨きのかかる深み。それにただ、のめり込む観客。アレンジもたくさん変えてあって、どこがどうだった、と専門的に語れるとカッコいいのだが、その空気に飲まれっぱなしだったひとりの観客だった私は、その場にいてその場の空気を体感できたことを光栄に思う。

あっという間のステージだった。2時間立ちっぱなしだったとは思えないくらい。鳴り止まない拍手に、3人とサポートギターの小山田圭吾は、手を高く掲げ、何度も深くお辞儀をし、去っていった。

いま「Techno Bible」を聴きながら反芻する。
「Mad Pierrot」でのじわじわとした盛り上がり。「Behind The Mask」の印象的なイントロ。「Firecracker」での、中国の民謡みたいなメロディ。「Lotus Love」での、どこまでも拡散していくような音。

ああ、何を思い出しても、夢のようだ。
が、あれが白昼夢でない証拠に、私の長靴は泥まみれになり、背筋を駆け抜けたなんともいえない感覚は昨日のことのように鮮やかに思い出せる。

奇跡的なその場所に立ち会えたことの幸せ、そして伝説ともいわれたYMOの生の音に触れることができたその幸せ。これを糧にして、また私は前を向くのだろう。
いや、そんなに積極的でなくてもいい、そっと背中を押してくれる力を借りたくなるとき、この音が私を助けてくれるのだろうな、と、改めて思ったのだ。

TOWER RECORDS ONLINE[Yellow Magic Orchestra]

tec314.jpg

Techno Bible/テクノ・バイブル

  • Yellow Magic Orchestra
  • アルファミュージック
  • 1992/08/21
  • CD-BOX
■Track listing
[DISC 1] The Early
01. Rydeen
02. Absolute Ego Dance
03. Mad Pierrot
04. Tong Poo
05. Behind the Mask
06. Nice Age
07. Citizens of Science
08. Technopolis
09. Tighten Up/Japanese Gentlemen Stand Up Please!
10. La Femme Chinoise
11. Insomnia
12. Simoon
13. Firecracker

[DISC 2] The Middle
01. Jiseiki-Hirake Kokoro
02. Cue
03. Key
04. Neue Tanz
05. Seoul Music
06. Camouflage
07. Rap Phenomena
08. Taiso
09. U.T
10. Light in Darkness
11. Music Plans
12. Mass
13. 1000 Knives
14. Pure Jam

[DISC 3] The Later
01. Wild Ambitions
02. Lotus Love
03. Ongaku
04. The Madmen
05. Kimi Ni Mune Kyun
06. See Through
07. Kai-Koh
08. Limbo
09. Shadows on the Ground
10. Chaos Panic
11. Kageki Na Shukujo
12. Perspective
13. You've Got to Help Yourself

[DISC 4] The Live
01. Propaganda
02. Tong Poo
03. Solid State Survivor
04. Ballet
05. Cosmic Surfin'
06. Rocket Factory
07. Day Tripper
08. Radio Junk
09. Zai Kung Tong Shonen
10. Behind the Mask
11. Technopolis
12. 1000 Knives
13. The End of Asia
14. Firecracker

[DISC 5] Remixes and Rare Tracks
01. Tong Poo The Orb Remix
02. Computer Games Mark Gamble Micro-Mix(IV)
03. Multiplies The Altern 8 Remix 12 Inch Version
04. Pure Jam The Sideways Remix
05. Rydeen The Graham Massey Remix Long Version
06. Neue Tanz The Something Wonderful Remix
07. Light in Darkness The 808 States Remix Ambient Replise
08. Tong Poo Special D.J. Copy 1978
09. Firecracker Special D.J. Copy 1978
10. Technopolis Single Mix Version 1979
11. Tighten Up A&M Mix 1980/The Jeff Ayetoff and John Beverly Jones Remix
12. The Madmen
13. Chinese Whispers
14. Shadows on the Ground
15. Perspective




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Underworld「Barking」 [●TECHNO/EDM]

6th studio album 2010.09.02 release(J)

彼らほど支持され続け、人々を沸かせ
踊らせる音楽をつくり出してくれるエレクトリック・グループを
私はほかに知らない

[text●h.mariko]

ダンスサウンドの雄。テクノ界の大御所。世界の牽引車。
彼らを讃える言葉はいくらでも出てくる。
が、音を言葉で表現しようと思うと、途端に詰まる。
体感していただかないことには、
やっぱりこれは伝わらないと思ってしまうのだ。
文章から何かを感じ取ることが得意な私としては、
些か不満というか、悔しい思いがあるのだが、
音楽を言葉で語るには限界がある。
やはりライヴで体感するのがいちばんだと思うのだ。
悪く言うと、手っ取り早いというか。
一見は百聞に如かずというヤツだ。

テクノ(エレクトロニック・ダンスミュージック)という枠で見ても
広義のダンス・ミュージックという枠で見ても、
彼らほど支持され続け、人々を沸かせ、
踊らせる音楽をつくり出してくれる人たちを、
私はほかに知らない。

前作「Oblivion With Bells」では
「Born Slippy」や「Rez」などに聴かれるような
アッパーなダンスサウンドはなりを潜め、
何か抑圧的で閉塞的なイメージさえ覚えた。
リズムは健在なのだが、どこか暗い。密やかな、
聴いていても気持ちが下を向くような、
そんな音というイメージを持った。

それから2年。我々の元に届いたこのアルバム「Barking」は、
その抑圧感を思いっきりはじき飛ばすような軽快さ、
そして身体も心も弾むようなガンガン突き上げるようなリズムが
これでもかといわんばかりに展開されていた。

そうして、このアルバムを引っさげての、
“ソニックマニア(2011.08.12/幕張メッセ)”でのライヴは
圧巻であった。

そもそも、このソニックマニアに来ていた人の殆どが
集っていたのではないかと思うほどステージには人が犇めき、
ちょっと足を動かしただけでも
隣りの人とぶつかってしまいそうな具合。
それでも関係なく、それぞれが心地よさそうに
リズムに身体をゆだねる姿は見ていても聴いていても心地よい。
そうだ、私もこの瞬間を待ちわびていたのだと感じ入る。

「Barking」からの「Bird1」「Always Loved A Film」では
爆発的な歓声が起り、
王道ともいうべき「Born Slippy」「Tow Mouth Off」では
諸手を挙げる人々の笑顔が弾ける。
これでもかというほどに聴かせてくれる「scribble」では
ヴォーカルをとるカール・ハイドの笑顔も眩しい。

音楽は個人的な体験であると思う。ライヴは特に。
好きな音を好きなように楽しみ、好きなように噛み締め、
好きなように泣けばよい。
その“個人的”を圧倒的に“大衆的”に変えてくれるのが
Underworld(アンダーワールド)の持つ力ではなかろうか。
その場にいるだけで身体はいつの間にかリズムを刻み、
足は踊りはじめ、心地よいリズムにハッピーが訪れる。
いつの間にか、溢れかえる笑顔、笑顔、ハイタッチ。
知らない人同士が周りで歓声を上げ踊り、
そして満足げな笑顔を作るさまを見ているのは心地よい体験だ。
そして、そこにあるのは個人というよりも全体、
一体になった個人とでもいうか、
やっぱり大衆に化けた個人であると思う。

この感覚は、やっぱり一度体験してもらわないと、
理解してもらえないかもしれない。
ロンドン・オリンピック開会式(2012.07.27)の
音楽監督に就任した彼らの活躍も楽しみだが、
次の来日が気になるところ。また、あの巨大なダンスフロアで、
足腰が痛くなろうとも踊り狂いたいと思って止まない。

OFFICIAL WEB SITE(J)→ http://trafficjpn.com/underworld/
OFFICIAL WEB SITE(W)→ http://www.underworldlive.com/

TOWER RECORDS ONLINE[Underworld/アンダーワールド]
TOWER RECORDS ONLINE「Barking」CD+DVD

Barking [デラックス・エディション (CD+DVD) / ボーナストラック・日本語解説付き国内盤] (PCDT-21/22)

Barking

  • Underworld
  • P-VINE / Traffic
  • 2010/09/02
  • CD+DVD
■Track listing
[CD]
01. Bird 1
02. Always Loved A Film
03. Scribble
04. Hamburg Hotel
05. Grace
06. Between Stars
07. Diamond Jigsaw
08. Moon In Water
09. Louisiana
10. Simple Peal(日本盤ボーナストラック)
[DVD]
01. Bird 1
02. Always Loved A Film
03. Scribble
04. Hamburg Hotel
05. Grace
06. Between Stars
07. Diamond Jigsaw
08. Moon In Water
09. Louisiana







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