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あらかじめ決められた恋人たちへ「今日」 [●REGGAE/DUB]

single 2012.04.11 release

そんなときこそ、懐かしく
あたたかく語りかけてくれるメロディオンの音色に
身を委ねてみたい

[text●h.mariko]

鍵盤ハーモニカ、といって、懐かしい、と思う人は、どれくらいいるだろうか。
この名前でピンと来ないなら、ピアニカでもいい。メロディオンでもいい。

小学生、いや、幼稚園だろうか、とにかく学齢期、義務的に弾かされた、あれ、である。
ピアノの鍵盤をぐっと小さくして、呼気を吹き込むための蛇腹のようなパイプがついていて、それを口にくわえ、息を吹くと音が鳴る。クラスの全員があたりまえのように使わされていた時代(というか、私のころはそうだった)のことだ、ありがたみやらおもしろみやらまったく感じなかった、そんな人も多いのではないだろうか。

もしも、その楽器が、実家の押し入れなんかに眠っているのだったら、是非一度、童心に帰って演奏してみてほしい。
そして、驚いてほしい。この楽器を操ることが、実はとても難しいということを。
さらに、その馥郁たる音色を味わってもらえれば、私としては言うことはない。


本作は、エレクトロ・ダブ・ユニット“あらかじめ決められた恋人たちへ”のバンマスでありメロディオン奏者である池永正二が書き下ろした、シングルというよりもミニ・アルバム、といった赴きと長さのあるCDである。

このブログにレビューを寄せるようになってから何度書いただろう、でもこれからも何度書くだろう、「2011年3月11日」という数字。
このアルバムは、あの日を経験した池永氏の体験を音楽にのせて語った大変に雄弁で豊潤な作品である。

インストゥルメンタルでありながら、こうにも感情を描き出せるものか。
この作品に初めて触れたときの、膝の辺りが震える感じを私は忘れられない。

言葉と音楽には、共通点がある。
放った以上、消えてしまうということだ。
喋った言葉は、そのまま無くなる。その場に音として残ることはない。
音楽も同じ。放たれた音がふわふわと漂っていることなど、ない。
だからこそ、こうして残される音は貴重であり、またそれを繰り返し聴けることのありがたみを感じられる大切な時間なのかもしれない。

東日本大震災から2年が過ぎようとしている。
都市部近く、被害の少なかった場所に偶然住んでいる私は、そろそろ、あの記憶が薄れかかっていることに気がつき、時折恐怖する。
もしも偶然あのときにあの大津波の/地震の/瓦礫の/原発の/近くにいたら。
今の私は、ここにいまい。

この広い世の中には、あの震災によって大変な苦労をした人もいるだろう。
まだ、その苦労が続いている人も、たくさん、いるだろう。
だからこそ、私たちは、忘れてはいけないのだ、あの時の苦しみ/大変さ/努力を。

「前日」「翌日」と名づけられた2曲が収録されたこのミニ・アルバムは、それだけ重大なメッセージと、力が込められている。
そして、「当日」が抜けているその理由は、リスナーにゆだねられているのだろうと思う。
あたりまえだった前日。あたりまえが続くはずだった、翌日。それが、壊れるということを知った私たちが、今何をすべきなのか、何ができるのか。

放った音楽は、宙に消えていく。
だが、心に留め置くことはできる。

苦しみも、優しさも、すべて、生きているから、感じるのだ。
が、辛いものは辛い。苦しいものも、消えない。

そんなときこそ、懐かしく、あたたかく語りかけてくれるメロディオンの音色に、身を委ねてみたい。

幾分かの痛みは、取れないだろうか。
音楽が齎す癒しを、受け取ることは、できないだろうか。

この音楽で、たくさんの人の心にやさしい火が灯ることを、願って止まない。

OFFICIAL WEB SITE→ http://arakajime.main.jp/

TOWER RECORDS ONLINE[あらかじめ決められた恋人たちへ]
TOWER RECORDS ONLINE「今日」

今日

今日

  • あらかじめ決められた恋人たちへ
  • POP GROUP
  • 2012/04/11
  • CD
■Track listing
01. 前日
02. 翌日





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THE HEAVYMANNERS「SURVIVAL」 [●REGGAE/DUB]

2nd album 2011.07.20 release

スピーカーを揺らすストイックなビートと魂の叫び
この異様な時代を“サバイバル”するためのバイブル

[text●i.akira]

DRY & HEAVY(ドライ・アンド・ヘヴィ)やREBEL FAMILIA(レベル・ファミリア)としての活動でも知られる秋本“HEAVY”武士を中心としたレゲエ/ダブ・ユニット、THE HEAVYMANNERS(ザ・ヘヴィーマナーズ)のセカンド・アルバム。
2008年にリリースしたファースト・アルバム「THE HEAVYMANNERS」では盟友SHING02やKILLER BONGのほか、SLY & ROBBIEのスライ・ダンバーやKING YELLOWMANなどのレジェンドたちとのセッションも注目されたが、今回はさらにバンドとしての形にこだわりつつ、ホーン・セクションを全面的に取り入れ、シンプルながらもよりストイックでルーツ色の強いサウンドに仕上がっている。ツボを押さえたダブのアレンジはあいかわらず秀逸だ。
また、特筆すべきはゲスト参加しているRUMIである。日本有数の女性ラッパーであり、タフで気高く美しき女性の視点から強烈な言葉を放つ彼女の存在感は圧倒的であり、THE HEAVYMANNERSのリズムとビートの上を自由自在に泳いでいる。特に「誰かのあの子」に込められたメッセージは必聴であり、3.11以降を生き抜く我々に深く突き刺さるような切実なる愛と祈りに満ちた名曲である。また、彼女のセカンド・アルバムに収録された「Heso-CHA」や、トラック・メイカーASAのアルバム「Fast Abstract Bass」に収録された「白地図」の再構築を含めた合計4曲に参加しており、THE HEAVYMANNERSのメンバーと呼べるほどに濃密なコラボレーションを聴かせてくれる。
さらに、チュニジア系フランス人の女性シンガーであるサミア・ファラーのささやく歌声が印象的な「ARAB IN DISGUISE」や、HIP HOP/R&B雑誌「blast」などで活躍されたライターであり、今年の5月20日に亡くなられた二木崇氏に捧げられた「BURNING SPILIT IN DUB (Futatsugi Takashi Forever)」など、聴き所満載である。

サウンド面だけでなく、メッセージとしても非常にレベルな作品であり、この異様な時代を “サバイバル”する方法を教えてくれるような力強いアルバムだ。たとえどんな世界になろうとも、抵抗の詩とビートは鳴り止まない。本作を聴けば、その意味がわかるだろう。

OFFICIAL WEB SITE→ http://www.theheavymanners.com/

TOWER RECORDS ONLINE[THE HEAVYMANNERS]
TOWER RECORDS ONLINE「SURVIVAL」

サバイバル

SURVIVAL/サバイバル

  • THE HEAVYMANNERS
  • Pヴァイン・レコード
  • 2011/07/20
  • CD
■Track listing
01. Breath for SPEAKER feat. RUMI
02. ONE STEP TO LIVE
03. 誰かのあの子 feat. RUMI
04. 白地図 feat. RUMI
05. CRY TUFF
06. Heso-CHA feat. RUMI
07. UNDERGROUND PRIDE
08. REBEL BASS KILLED THE EVIL
09. ARAB IN DISGUISE feat. SAMIA FARAH
10. DUB TERRORIST
11. HOPE
12. CLIMB
13. BURNING SPIRIT IN DUB (Futatsugi Takashi Forever)
14. SURVIVAL




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AUDIO ACTIVE「Back To The Stoned Age」 [●REGGAE/DUB]

6th album 2003.10.04 release

重低音の渦のなかに儚く聞こえる天上の煌めき
沈みゆく心地よさと、脳天を引っ張り上げられる高揚感
ごまかしのきかないプリミティブなサウンド

[text●y.t_03]

ダブとロックの融合でいうならば、日本の代表格がAUDIO ACTIVEだ。1993年、イギリスの音楽プロデューサー、エイドリアン・シャーウッドのプロデュースによるアルバム「AUDIO ACTIVE」(「Tokyo Space Cowboys」欧州盤)でデビュー。以来、海外でもコンスタントに楽曲をリリースしライブを重ねてきた彼ら、その音楽性は一貫し、暗く壮大な空間のなかで強烈なダブ・サウンドを響かせる。
その彼らが2003年10月4日(樹脂の日)に発表したのが、6枚目となるフル・アルバム「Back To The Stoned Age」である。それまでの最高傑作といわれた前作「Spaced Dolls」から3年、さらに1音の重み(深み)が増し、そして高音の存在感が際立った。重低音の渦のなかに儚く聞こえる天上の煌めき。沈みゆく心地よさと、脳天を引っ張り上げられる高揚感。ごまかしのきかないプリミティブなサウンドが刻まれている。
ジャケットには宇宙船に似せた葉っぱ(マリファナ)らしきものが描かれ、それがなぜか、非合法なものを隠そうとする日本の風潮に対して疑問をなげかける彼らの“ユーモア”であり“メッセージ”であるように思えたのを、いまでも覚えている。

TOWER RECORDS ONLINE[AUDIO ACTIVE]
TOWER RECORDS ONLINE「Back To The Stoned Age」

Back To The Stoned Age

Back To The Stoned Age

  • AUDIO ACTIVE
  • BEAT RECORDS
  • 2003/10/04
  • CD
■Track listing
01. Weedback
02. Suckers
03. Stoned Age
04. Frozen Head
05. Locomotive
06. The Red Line District
07. Viral Voices
08. Electric Elves
09. Intelligent Chimpanzees
10. Time Shock
11. Tba
12. Universal Joint


SPACED DOLLS

SPACED DOLLS

  • AUDIO ACTIVE
  • DREAM MACHINE
  • 2000/09/27
  • CD
■Track listing
01. Cosmos→Chaos
02. You're No Good
03. スクリュードライマー(Elements of Rhyme)
04. Basspace
05. As the Wind Blows
06. Back From The Black Hole
07. Puppets' Parade
08. Neverlasting Seconds


Tokyo Space Cowboys

AUDIO ACTIVE/Tokyo Space Cowboys

  • AUDIO ACTIVE
  • BEAT RECORDS
  • 2003/12/06
  • CD
■Track listing
01. Auditory Nerve Declaration
02. Space Children
03. Free The Marajuana
04. Burning Of The Midnight Lamp
05. Auditory Nerve Dub
06. Ala-Mecka-Bickally Dub
07. Alarm Alarm
08. The Giants Garden
09. Don't Fumble. Just Be Humble
10. Sunset Does'nt Mean That We Lose The Sun
11. Wanna-na
12. Wanna-na Dub
13. Its Over
14. Space Children(Org.Version)
15. Free The Marajuana(Org.Version)



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MUTE BEAT「The Best Of MUTE BEAT - member's BEST selection」 [●REGGAE/DUB]

best album 2011.07.06 release

どっしりと構えたリズム隊に
哀愁漂いまくりのトランペット、迎え撃つトロンボーン
彼らの音楽が再び必要とされるときがきた

[text●y.t 03]

1987年、ジャケットに真っ赤なチューリップをあしらった1枚のレコードが発売された。そのレコードのタイトルは「FLOWER」。まさに日本人がつくりあげたレゲエ・シーンはここから始まった。この、およそレゲエとは想像もつかないジャケットには、ジャマイカのオリジナル・レゲエ、そしてダブに対する日本からのリプライが込められていたのだった。もちろんそれまでにも知られていないレゲエ・ミュージシャンはいただろう。パッケージングしていない音楽だって数多くあったに違いない。そんななか、はじめてポピュラリティを得たのが、MUTE BEAT(ミュート・ビート)と、彼らのファースト・アルバム「FLOWER」だったのだ。
主なメンバーは、こだま和文(Tp.)、増井明人(Tb.)、松永孝義(B.)、屋敷慶太(Ds.)、朝本浩文(Key.)、宮崎泉(Dub Mix)の6名。1986年にアメリカでデビュー。メンバーチェンジをしつつ1989年、アルバム「MARCH」を最後に解散。その後2002年に20周年記念として、マスタリングし直したオリジナル・アルバム3枚と、ライブ・アルバム1枚、そしてベスト・アルバム「14 ECHOES +1 ~20th Anniversary EDITION」を発売した。
どっしりと構えたリズム隊に哀愁漂いまくりのトランペット、迎え撃つトロンボーン。そしてなによりそれらの音を暴力的に再構築していることこそがMUTE BEAT最大の魅力であり、その後のジャパニーズ・ダブ・シーンに大きな影響をあたえた要素だったのである。
そうして今年7月。かつてMUTE BEATに参加した全メンバーが投票して選出した曲を収めたベスト・アルバム「The Best of MUTE BEAT」が発売になった。投票の1位となった曲はスリーマイル島の原発をジャケット写真につかったアルバム「LOVER'S ROCK」収録の、チェルノブイリから最も近い街“キエフ”を題材にした「Kiyev no Sora/キエフの空」だったとか。ともかく、彼らの音楽が再び必要とされるときがきたのかもしれない。

TOWER RECORDS ONLINE[MUTE BEAT]
TOWER RECORDS ONLINE「The Best Of MUTE BEAT - member's BEST selection」

THE BEST OF MUTE BEAT

THE BEST OF MUTE BEAT
member's BEST selection

  • MUTE BEAT
  • OVERHEAT MUSIC
  • 2011/07/06
  • CD
■Track listing
01. March
02. Coffia
03. Still Echo
04. Metro
05. Beat Away
06. Jazz Man
07. Down Train
08. Kiyev No Sora
09. Fiolina
10. March(Rebel Music In The Air)
11. Something Special(with Gladdy)


14 ECHOES +1 ~20th Anniversary EDITION

14 ECHOES +1 ~20th Anniversary EDITION

  • MUTE BEAT
  • PONYCANYON INC.(PC)(M)
  • 2002/09/19
  • CD
■Track listing
01. Still Echo
02. Hat Dance
03. Metro
04. Michisirube
05. Blue Beat Melody
06. From Russia With Love
07. Whisky Bar
08. Harmony In Martinigue
09. Lullaby For Frances
10. March
11. Everyday
12. Super Woofer Dub
13. Down Train
14. Deep Drift Dub
15. Jenka/live 心斎橋クラブクアトロ~1996.12.21


FLOWER

FLOWER

  • MUTE BEAT
  • ポニーキャニオン
  • 1994/05/20
  • CD
■Track listing
01. メトロ
02. ハット・ダンス
03. リズム・アンド・エコー
04. ロシアより愛をこめて
05. ナイト・フラワー
06. ウイスキー・バー
07. ペイン
08. ランドスケープ
09. ビート・アウェイ




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Lee “Scratch” Perry「Rise Again」 [●REGGAE/DUB]

new. album 2011.04.27 release

リヴィング・レジェンドと異端プロデューサーによる待望の融合
2011年という時代に鳴らされる王道ルーツ・ロック・レゲエ

[text●i.akira]

言わずとしれたレゲエ界のリヴィング・レジェンドであり、75歳になる今も現役を貫いているリー・ペリー(リー・スクラッチ・ペリー)と、レゲエ/ダブのみならずパンクやメタルまでも手掛ける敏腕プロデューサーのビル・ラズウェルがついに本作で共演することになった。すでにその時点で間違いはないのだが、聴けばその気持ちは確信に変わる。いやはや、いったいどうして今まで実現しなかったのか。それほどまでに近年稀に見るピュアなレゲエ・アルバムだ。

とにかくサウンドの心地よさがすばらしい。ビルが得意とするダブを多用したトラックには余計な味つけはなく、あえてシンプルかつ古典的なテイストを打ち出しており、どこか懐かしいルーツ・ロック・レゲエを堪能できる。また、ビルの妻であるGIGIや盟友であるドクター・イズラエルはもちろん、Matisyauのバック・バンドでも知られるRoots Tonicのジョシュ・ワーナーとアーロン・ダガン、ベテランのSly and Robbieのスライ・ダンバーなどなど、ビル周辺の大物アーティストがまるでオールスターのごとくこぞって参加している点も注目だ。そしてなにより主役のリー・ペリーの存在感だ。ビルのニクいサウンド・メイクのおかげか、あの味わい深い歌声がさらにイキイキとしているように感じることができ、本当に楽しそうに歌っている彼の姿が容易に想像できる。2008年にはアンドリューW.K.のプロデュースによるアルバム「REPENTANCE」をリリースするなんて飛び道具もかましてくれたが、やっぱりシンプル・イズ・ベストだと思う。ここ最近のリー作品のなかでも群を抜いてすばらしい、まさに“Rise Again”な傑作だ。余談だが、日本盤には日本食賛歌と呼べる「Japanese Food」というご機嫌な曲がボーナス・トラックとして収録されている。彼が愛する国のひとつである日本への愛情表現だろう。こういうお茶目さも素敵だ。

回顧主義でもなく、狙ったものでもなく、ごく自然に響く由緒正しきレゲエ。夏の終わりをじっくりと噛みしめるには、もってこいの作品である。そして、できればこれからもこのコンビによる作品をもっと味わいたいなと思う。

TOWER RECORDS ONLINE[Lee “Scratch” Perry]
TOWER RECORDS ONLINE「Rise Again」

Rise Again

Rise Again

  • Lee “Scratch” Perry
  • M.O.D. Technologies
  • 2011/05/10
  • CD

■Track listing
01. Higher Level
02. Scratch Message
03. Orthodox
04. Wake The Dead
05. Rise Again
06. African Revolution
07. Dancehall Kung Fu
08. E.T.
09. House Of God
10. Butterfly
11. Japanese Food
12. Inakaya(Japanese Food)




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Desmond Dekker「This Is Desmond Dekkar」 [●REGGAE/DUB]

re-issue album 2006.08.21 release(originally release, 1969)

63年にデビュー
ジャマイカ国内で20曲連続首位を獲得
男性のたくましさと、女性の包容力を併せ持った
ハイトーンで美しい奇跡の歌声

[text●o.mihoko]

60年代ジャマイカ。ロックステディが隆盛を極め、
数々のシンガーが活躍するなか、
ひときわ輝いた歌声を響かせたのがデスモンド・デッカーだ。

63年にデビューし、ジャマイカ国内で20曲連続首位を獲得した彼。
そのハイトーンで美しい歌声を初めて耳にする者は
その声が男性のものなのか女性のものなのか、
おそらく混乱するだろう。
男性のたくましさと、女性の包容力を併せ持った奇跡の歌声だ。

そんな彼の才能を堪能できる名曲の数々を集めたのがこのアルバムである。
代表曲「Israelites 」(邦題:イスラエルちゃん)や、
ルード・ボーイに支持された「007(Shanty Town)」を含む全31曲を収録。

最低限の演奏とコーラスのみのシンプルな音。
しかし、その上で響く彼のおおらかな歌声は、
遠く離れたジャマイカの地や、音楽とともに生きる人々の姿など
さまざまな情景を導き出してくれる。

魅力的な声とその才能を存分に発揮し、
数々のすばらしい楽曲を残してくれた彼の存在に
ただひたすら感謝するばかりだ。

TOWER RECORDS ONLINE[Desmond Dekker]
TOWER RECORDS ONLINE「This Is Desmond Dekkar」

This Is Desmond Dekkar

This Is Desmond Dekkar

  • Desmond Dekker
  • Sanctuary Records
  • 2006/10/03
  • CD
■Track listing
01. 007(Shanty Town)
02. Sabotage
03. Shing A Ling
04. Hey Grandma
05. Beautiful And Dangerous
06. Wise Man
07. Intensified '68(Music Like Dirt)
08. Rudy Got Soul
09. Unity
10. Mother Pepper
11. It Pays
12. Mother's Young Gal

13. It's A Shame
14. Rude Boy Train
15. Sweet Music
16. Pretty Africa
17. You've Got Your Troubles
18. Keep A Cool Head
19. Personal Possession
20. Mother Long Tongue
21. Young Generation
22. Hanging Tree
23. Bongo Gal
24. Fu Manchu
25. Don't Blame Me
26. Coconut Water
27. A It Mek
28. Writing On The Wolf
29. Nincompoop
30. It Is Not Easy
31. Israelites


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Jim Murple Memorial「Jamaican Rhythm'n' Blues」 [●REGGAE/DUB]

greatest hits(best album)2005.03.25 release

いまこの時代に
あえてこのサウンドを鳴らすこだわり
聴けば聴くほど納得させられ
自然と体が動いてしまう

[text●o.mihoko]

フランスのスカ・バンド、
JIM MURPLE MEMORIAL(ジム・マープル・メモリアル)のベスト盤。
アナログ機材を使用しレコーディングされたそのサウンドは、
全盛期のオリジナル・スカを現代に蘇らせるものだ。

60年代ジャマイカの女性シンガー、
パッツィーことMillicent Toddにも通じる自由奔放な女性ヴォーカルと
最低限の編成で演奏されるスカやリズム&ブルースは痛快で、
理由など必要としないシンプルで無邪気な喜びを与えてくれる。

カバー定番曲「Judgement day」や
「Mr.Big Stuff」、「That Mellow Saxophone」なども
ジム・マープルならではのザラっとした質感と温かみが発揮され、
カバーを得意とするジャマイカのスタイルと魂を受け継いでいる。

なかでもジャズの名曲「Work Song」のカバーはアタマから終わりまで
緊張感の張り詰めた空気が心地よい本作きってのキラー曲。
ド頭の、もはや悩殺ともいっていいホーンからはじまるこの曲は、
オーセンティック・スカに精通したツウも唸らせる出来だろう。

現代にあって、いわゆる2TONEやパンク寄りのサウンドに走らず、
いまこの時代にあえてこのサウンドを鳴らすこだわりに、
聴けば聴くほど納得させられ、自然と体が動いてしまう名盤だ。

TOWER RECORDS ONLINE [JIM MURPLE MEMORIAL]
TOWER RECORDS ONLINE「Jamaican Rhythm'n' Blues」

Jamaican Rhythm’n’ Blues

Jamaican Rhythm’n’ Blues

  • JIM MURPLE MEMORIAL
  • ディスク・ユニオン
  • 2005/03/25
  • CD
■Track listing
01. Coco Kiss.
02. Fell So Good
03. Hey Man !
04. Humpty Dumpty
05. Judgement Day (L. Ailken)
06. Mr. Big Stuff (Jean Knight)
07. On My Mind,
08. Sister Sister
09. Song For Tommy & Roland
10. That Mellow Saxophone
11. The Story Of Jim Murple
12. Trip To The Orient (A Barnicoal)
13. What You Have Done,
14. Work Song
15. Working Hard (Swing Biguine)


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Soom T「Dirty Money EP」 [●REGGAE/DUB]

12inch Analog 2009.11.16

変声期の少年のような中性的な声で
まくし立てるMCが痛快、攻撃的なMCが魅力
1年近く経つ今も、ほぼ毎日聴いている

[text●o.mihoko]

インド人を両親に持つ、スコットランドはグラスゴー出身の女性MC/シンガー、Soom T。
変声期の少年のような中性的な声と、確かなMCのスキルが魅力である。

初めて耳にしてからというもの、
東南アジアのポップスを思わせるMCとダブが合わさった
その異質な存在に衝撃を受け、レゲエ専門のレコード店で必死に探して入手して以来、
1年近く経つ今も、ほぼ毎日聴いている。

本作をリリースしたドイツのレーベル「JAHTRI」の多くの楽曲は、
“チープ・エレクトリック・レゲエ”や“ラップトップ・レゲエ”とも称され、
TVゲームを思わせる効果音を取り入れた音が特徴だが、
彼女のMCが乗っかることにより
Soom Tという強烈なキャラクターとJAHTARIが放つダークさがひときわ際立つのがこの「Dirty Money EP」だ。

シューティング・ゲーム(というかマ○オのファイヤーボール?)の効果音を思わせる裏打ちに
彼女のMCが攻撃的な表題曲「Dirty Money」。
R&Bやソウル・シンガーとしての可能性も垣間見られる歌い出しから一転、
まくし立てるようなMCが痛快な3曲目「Survivor」、攻撃的なMCが魅力の4曲目「Doobie Dee Doo」、
そして1曲目、2曲目のヴァージョンも収録されている。

2010年2月には同レーベルのパーティーで初来日も果たし、
最近ではテイ・トウワ監修によるコンピレーション
「MOTIVATION H compiled by DJ TOWA TEI」に「Soviver」が収録されるなど、
耳の早いリスナーのみならず、着実にその実力を知らしめつつある彼女。
レーベルとのども、今後の活躍に注目したい。

JTR07_A.jpgJTR07_B.jpg
Dirty Money [12 inch Analog]

Dirty Money [12 inch Analog]

  • Soom T
  • Jahtari
  • 2009/11/02
  • LP Record
■Track listing
A1. Dirty Money
A2. Dirty Money Version
B1. Survivor
B2. Doobee Dee Doo
B3. Doobee Version


TOWER RECORDS ONLINE[MOTIVATION H compiled by DJ TOWA TEI]

MOTIVATION H compiled by DJ TOWA TEI

MOTIVATION H compiled by DJ TOWA TEI

  • TOWA TEI
  • hug inc.
  • 2010/07/07
  • CD


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