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THA BLUE HERB「TOTAL」 [●HIP HOP]

4th album 2012.05.03 release

活動15年、辿り着いた4枚目、ここで“TOTAL”
聴き手とともに創造されていく“PHASE 4”の心臓

[text●i.akira]

ついに始まったTHA BLUE HERB(ザ・ブルー・ハーブ/以下TBH)の第4章、“PHASE 4”。よりパーソナルなメッセージと愛に溢れた3枚目「LIFE STORY」から5年ぶりとなる本作のタイトルは「TOTAL」。結成15年を迎え、昨年の活動停止期間中に起きたさまざまな出来事と向き合いながら、ゲストを迎えず、ILL-BOSSTINO(イル・ボスティーノ/MC)とO.N.O(オー・エヌ・オー/Track maker)のふたりだけで、音と言葉をひたすらに洗練させることで完成した、今もっとも耳を傾けるべきメッセージが込められた作品である。

クラシカルなイントロで壮大に幕を開けるアルバムは、もはやアンダーグラウンドをはるかに超えた影響力を持つ自分自身に語りかけるように、過ぎた日々を想いながら、まっすぐに今を生きるTBHらしい言葉がぎっしりと詰まっている。また、“3.11”という未曾有の脅威によって暴かれた問題に対する怒りや悲しみも随所で語り、後半に進むにつれて、その言葉はさらに鋭くなっていく。サウンド面はよりメリハリを効かせた展開を生みつつ、なにより特筆すべきことはメロディアスになっている点だろう。それによりラップとビートはこれまで以上の一体感を生み、TBHという音楽の輪郭をはっきりを浮き立たせている。圧倒的密度を持ち、まさに彼らの持てるすべてを乗せた「TOTAL」というタイトルにふさわしい、タフさと格の違いを感じさせる作品である。
さらに初回出荷分についてくるボーナスCDには「Nuclear, Damn」という曲が収録されており、タイトルどおりに原発問題への怒りを赤裸々に語った攻撃的なナンバーとなっているので、ぜひ手に入れてほしい。

本作において、彼らはただ我が道を突き進むだけでなく、我々リスナーに歩み寄っているように感じた。ともに集まり、ともに歩むことこそ、“PHASE 4”の真意だと思う。それはただ徒党を組むのではなく、我々自身で選び、決断することで生まれる大きな力だ。すでに始まっている本作のリリース・ツアーや夏フェスへの参戦などによって、それはこれからじっくりと全国へ広がっていく。その先で生まれるものはなにか。彼ら自身とともに、楽しもう。

OFFICIAL WEB SITE→ http://www.tbhr.co.jp/

TROOP RECORDSTHA BLUE HERB「TOTAL」
TROOP RECORDShttp://trooprecords.net/
TOWER RECORDS ONLINE[THA BLUE HERB]
TOWER RECORDS ONLINE「TOTAL」

TOTAL

TOTAL

  • THA BLUE HERB
  • THA BLUE HERB RECORDINGS
  • 2012/05/09
  • CD
■Track listing
01. INTO RAW
02. WE CAN.
03. EVERYDAY NEW DAWN
04. FULL MENTAL JACKET
05. SATURDAY NIGHT, SUNDAY MORNING & AFTERNOON
06. MY LOVE TOWNS
07. THA NORTH FACE
08. UNFORGIVEN
09. LOST IN MUSIC BUSINESS
10. GET READY
11. STAND ON THE WORD
12. BRIGHTER
13. RIGHT ON


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THA BLUE HERB「STILL RAINING, STILL WINNING/HEADS UP」 [●HIP HOP]

7th single 2012.03.14 release

混迷の日本へ、満を持して北から届けられた1枚の手紙
THA BLUE HERB第4章、ここに開幕!!

[text●i.akira]

2011年をもってPHASE 3を終了させ、活動を停止したTHA BLUE HERB(ザ・ブルー・ハーブ)。その間に3.11が起き、日本は混迷を極め、1年という時間が解決したことはほとんどなく、経った今も多くの困難のなかにある。そのなかでも彼らは沈黙を貫いた。しかしそれはただの沈黙ではなく、来るべき日のために彼らは音と言葉をつなぎ、牙を磨き、ときを待った。そして2012年、THA BLUE HERBの第4章がこのシングルにより幕を開ける。

ILL-BOSSTINO(イル・ボスティーノ)とO.N.O(オー・エヌ・オー)のふたりきりで制作されたアルバムへの序章となる本作。1曲目である「STILL RAINING, STILL WINNING」は、PHASE 3活動休止前最後のシングルとなった「STRAIGHT YEARS」の流れを汲みながら、SIONの名曲「夜しか泳げない」の一文を引用したり、“やらずに後悔するよりゃマシ それでやるだけやりきってやれば後悔はない”というフックが実にTHA BLUE HERBらしいアッパー・チューン。追う側から追われる側になった自らを奮い立たせるリリックがとても力強く響く。2曲目の「HEADS UP」はまさに3.11以降にBOSSが感じた思いが描かれており、“上を 向けよ”という決意表明のごときメッセージと覚悟がこめられている。クールななかにもぬくもりを感じさせるビートが心地良いタフでポジティブなナンバーだ。

かつてないほどの注目を浴びるなか、5月9日には遂に4枚目となるフル・アルバム(ちなみに本シングルの2曲は未収録である)の発売が決定している彼ら。そこで響くRAPPING DRUMMNING SCRATCHINGはどんなものか、そしてその先にあるものはなにか。さあ、4度目となるTHA BLUE HERBという季節を楽しもう。

OFFICIAL WEB SITE→ http://www.tbhr.co.jp/

TOWER RECORDS ONLINE[THA BLUE HERB]
TOWER RECORDS ONLINE「STILL RAINING, STILL WINNING/HEADS UP」

STILL RAINING, STILL WINNING / HEADS UP

STILL RAINING, STILL WINNING/HEADS UP

  • THA BLUE HERB
  • THA BLUE HERB RECORDINGS
  • 2012/03/14
  • CD
■Track listing
01. STILL RAINING, STILL WINNING
02. HEADS UP


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SATO「Groovit Stance」 [●HIP HOP]

2nd album 2011.12.07 release

流麗でアーバンなデジタル・ナチュラル・ビート
豪華アーティストとの融合で完成したSATO第2章

[text●i.akira]

昨年(2010年)ファースト・アルバム「FROM AM 0:00」をリリースし、福岡から全国区へ活躍の場を広げつつあるトラック・メイカーSATOによるセカンド・アルバム。

前作はインストゥルメンタル主体であり、SATO自身の名刺代わりのようなパーソナルな作品だったが、今回はさらにその自由度を広げ、多くのMCやゲストを迎えて制作されている。さまざまなデジタル・ビートをサンプリングしながら、クールでありながらもどこかいい意味でのチープさや人間的なハート・ビートが響いており、カラフルでジャンルレスな音世界が広がっている。そしてもちろん聴きどころはゲスト参加曲で、ライブで何度もコラボレーションしている盟友WAPPER(THE BACK WARS/ILL STILL)との「FU-KYO^^」や「アサメシマエ」、レーベル・メイトで先輩にあたるKAIMANENT(NATURAL 9 NATION)を迎えたスリリングな「Escape From Freedom」、MASS-HOLE(MEDULLA)の渋いラップが映える「Helloo」、ドープなビートが非常にハマるBUDORIとの「Ovz Night」、山口出身のBUPPONと大阪出身のNAGEN SERVER、そしてSATOという1984年生まれの3人による新世代アンセム「S.B.S」と、それぞれのカラーや個性を活かしたトラックに仕上がっており、誰もが主役級の輝きを放ちながら、音と言葉の融合が成されている。

ブレイクの隙間からもSATO自身の経験やライフ・スタイルが聴こえてくるような、彼の人生を凝縮したような非常にユニークな作品になっている。彼の音楽をただヒップホップと括るのはあまりにもったいない。次世代を担うべきトラック・メイカーの現在進行形のサウンドを多くの人に堪能してほしいと思う。ちなみに発売元であるTROOP RECORDSで本作を購入すると、SATO自身も含め、福岡のアーティストや仲間たちによる13曲という大ボリュームの特典CD-R「Groovit Stance Remixes : TROOP RECORDS Ver.」が付いてくる。こちらもオリジナルに匹敵するほど濃い内容に仕上がっているので、ぜひチェックしてほしい。

TROOP RECORDSSATO「Groovit Stance」
TROOP RECORDShttp://trooprecords.net/
TOWER RECORDS ONLINE[SATO]
TOWER RECORDS ONLINEGroovit Stance」

GROOVIT STANCE

Groovit Stance

  • SATO
  • TROOP RECORDS
  • 2011/12/07
  • CD
■Track listing
■Track listing 01. Intro...sss
02. OTO NO DEAI
03. FU-KYO^^/feat. WAPPER(THE BACK WARS / ILL STILL)、 DJ LIKE
04. R.P.G
05. All Night Long
06. R×g×burger
07. Helloo feat. MASS-HOLE /Medulla
08. Jack in Space/Guitar by CHU-BA
09. Bayside Stance
10. Black beard
11. Escape from Freedom/feat. KAIMANENT(NATURAL 9 NATION)
12. Afternoon Moca
13. OVZ Night/feat. BUDORI
14. Reittel Kids/Scratch by REI
15. Shiffttyv 16. アサメシマエ/feat. WAPPER(THE BACK WARS/ILL STILL)、 DJ LIKE
17. Every L Time
18. S.B.S/feat. BUPPON、NAGAN SERVER

[CD-R] TROOP RECORDS特典
01. S.B.S.S/Shiba Remix
02. Helloo/Tsuyoshi (DADAISM) Remix
03. OVZ Night/Chaf (SMOKIN EKS TENSION) Remix
04. FU-KYO^^/mochie (DADAISM) Remix
05. アサメシマエ/Like Remix
06. Escape from Freedom/Mac Tuve Remix
07. OTO NO DEAI/Shigee (信狂楽団) Remix
08. S.B.S.G/GQ (DADAISM) Remix
09. OVZ Night/BUDORI self Remix
10. Escape from Freedom/NAGAN SERVER Remix
11. Helloo ドラクエ 8bit Remix/SATO
12. Escape from Freedom サンダーバード Remix/SATO
13. S.B.S ポコポコ Remix/SATO

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KAIMANENT + DJ A「stinkin' jazz arkestra」 [●HIP HOP]

1st. EP(mini album)2011.10.12 release

NATURAL 9 NATIONよりふたりの刺客が遂に動き出す!!
JAZZと言葉と空気が立ち込める街角のヒップホップ

[text●i.akira]

福岡を活動の拠点としながら、噂が噂を呼び、その知名度はもはや全国区となった“親不孝通り最後の秘境”であるヒップホップ集団“NATURAL 9 NATION”。2009年にリリースしたアルバム「親不孝三十六房」リリース後は長い沈黙に入っていた彼らだが、そのメンバーであるKAIMANENT(カイマネント)とDJ A(DJエース)が満を持して動き出した。

ブレイクの隙間にまでJAZZの熱量が込められた「青いデニム」、ベース・ラインが心地よい「フルイタタスJAZZ」、 “自信と誇り”という意味のタイトルにふさわしい力強い決意表明「矜持」、JAZZとBEATがみごとに融合した「雨降りでも」など、“stinkin’ Jazz”という名にふさわしく、非常にダーティで妖しい雰囲気のジャズ・ビートが立ち込めるなか、夜の街をふらふらと徘徊するように、それでいてふつふつと湧き上がる創作意欲と情熱を燃やすように綴られるラップがクセになる、ストリートなスタイルのなかにもインテリジェンスを感じさせるアダルトな作品となっている。また、同じく福岡のイラストレーター/デザイナーであるWOK22によるジャケット・デザインも作品の空気にハマっている。

ちなみに本作はEPであり、KAIMANENT + DJ Aにとって名刺代わりの作品のようだ。今後どのような活動を行なっていくかはわからないが、さらなる高みを期待したい。

KAIMANENT twitter→ http://twitter.com/kaimanent_nnn
NATURAL 9 NATION blog→ http://plaza.rakuten.co.jp/NATURAL9NATION

TROOP RECORDS http://trooprecords.net/
TROOP RECORDS KAIMANENT + DJ A「stinkin' jazz arkestra」

33491847.jpg

stinkin' jazz arkestra

  • KAIMANENT + DJ A
  • TROOP RECORDS
  • 2011/10/12
  • CD+CD-R
■Track listing
01.青いデニム
02.フルイタタスJAZZ feat. Cult、Japonica Bambaataa 81
03.僕の音楽
04.ムダイノブルース
05.矜恃
06.雨降りでも
07.SPINNER BEAT
08.雨降りでも(CHAF REMIX)
[CD-R]TROOP RECORDS限定オリジナル特典
01.青いデニム/DJ A RMX
02.フルイタタスJAZZ/DJ TAKAYA RMX
03.矜恃/DJ 41 a.k.a another sun RMX


TOWER RECORDS ONLINEKAIMANENT + DJ A「stinkin' jazz arkestra」

STINKIN' JAZZ ARKESTRA

stinkin' jazz arkestra

  • KAIMANENT + DJ A
  • TROOP RECORDS
  • 2011/10/12
  • CD
■Track listing
01.青いデニム
02.フルイタタスJAZZ feat. Cult、Japonica Bambaataa 81
03.僕の音楽
04.ムダイノブルース
05.矜恃
06.雨降りでも
07.SPINNER BEAT
08.雨降りでも(CHAF REMIX)



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Pismo「Pearl Ammo - EP」 [●HIP HOP]

new ep 2011.09.09 release
iTunes to buy and download

アンダーグランド・ヒップホップの雄Pismoによる最新EP
アグレッシブなタイトル曲を含むカラフルなシングル

[text●i.akira]

前作「Won't Hurt You」ではクールでゆるやかなラップときれいな歌声をじっくりと聴かせてくれたが、本作は一転してアッパーなチューンに仕上がっている。
特にタイトル曲「Pearl Ammo」のテンションの高さは強烈で、Cibbo Mattoやショーン・レノンのバック・メンバーとして知られるティモ・エリスによるロック・テイスト溢れるギター・リフも相まって、非常にアグレッシブなトラックに仕上がっている。Pismoといえばジャジー・ヒップホップだと思っているリスナーは度胆を抜かれるナンバーだ。
それ以外にもギターを大胆にサンプリングした独特なリズムのトラックにオーソドックスなラップが乗る「Road Kill」や、いかにもPismoらしい、優しく甘いジャジー・ヒップ・ホップ・ナンバーの「Fitting In Between」など、まったくカラーの違う3曲(+「Pearl Emmo」と「Road Kill」のインスト・バージョン)で、Pismoのさまざまな面を堪能することができる。

昨年は2006年発売のファースト・アルバム「Within Transition」に続くニュー・アルバムの発売を匂わせながら、大きな動きはなかった彼。今年(といってもすでに夏が終わってしまいましたが・・・)はこのシングルの勢いのように活発な活動を期待したい。

PISMO blog→ http://pismoshou.blogspot.com/
PISMO facebook→ http://www.facebook.com/pages/PISMO/6380963765

PearlAmmo .jpg
buy and download「Pearl Ammo - EP」
iTunes → http://itunes.apple.com/us/album/pearl-ammo-ep/id464756499
■Track listing
01. Pearl Ammo
02. Pearl Ammo(Inst)
03. Road Kill
04. Road Kill(Inst)
05. Fitting In Between


TOWER RECORDS ONLINE[Pismo]
TOWER RECORDS ONLINE「Within Transition」

Within Transition
1st. album 2006.06.20 release
WithinTransition.jpg
■Track listing
01. Within Transition(intro)
02. Hip Hop Life
03. Analyze or Sync
04. Takin It Back/feat. DJ Quest of Live Human
05. Velodrome/feat. Shing02
06. Hello
07. Just One Night/feat. Sadat X & Casual
08. Napa Valley
09. Me vs. The City
10. Beautiful Out Here/feat. LEON(skit)
11. Harbor No Fear
12. After Words
13. Lucid/feat. Tekitha of Wu-Tang
14. Speak Rome(prelude)
15. Within Trasition




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BOOTY’N’FREEZ「O.D.B THE ALBUM」 [●HIP HOP]

debut album 2011.09.11 release

福岡は親富孝通りより生まれた“OYAFUKO DOPE BEATS”
不穏かつ重厚なビートと言葉が中毒性を誘う危険なアルバム

[text●i.akira]

bootynfreez_2011.jpg
BOOTY’N’FREEZ(ブーティー・エン・フリーズ)

これはいったいなんなんだ。聴くほどのそのドープな世界観に引きずりこまれ、どっぷりと神経を侵されてしまう。全国に名の知れたラッパーであり九州有数のクラブである“CLUB BASE”のオーナーでもあるFREEZ(RAMB CAMP/EL NINO)と、GENOCIDE CANNONのメンバーでありFREEZの多くの別ユニットでも客演しているBOOTYによるユニットのデビュー作となる本作は、彼らのホーム・タウン福岡のクラブ街として知られる親富孝通りの名を冠した“O.D.B = OYAFUKO DOPE BEATS”というテーマを掲げた、実に中毒性の高い作品になっている。
 
FREEZがRAMB CAMP活動休止後に動かしている別ユニットのINGLORIOUS BASTARDSやILL FRIENDのように自由度の高い表現とは違い、BPMが70に満たないというスロウで重厚なサウンドに重点を置き、ふたりのラップも闇から語りかけるような独特でコンセプチュアルなものになっている。まるで眠れない街の姿をそのまま音と言葉にしたような作品だ。
また、彼らのスタイルに賛同し、数多くのアーティストが客演している点も注目である。信狂楽団や催化(BIG BANG CREW)などの九州勢はもちろんのこと、K-BOMB、RINO LATINA II(雷家族)、hi-def(C.I.A ZOO)など全国区の大物アーティストも多数参加しており、非常ににぎやかながらも、このダークな世界観をよりカオティックなものへと昇華してくれている。
 
FREEZは本作のリリースの際、「O.D.Bはジャンルであり、ただの遊びである」と言っていた。このアルバムは彼らが導き出したひとつの答えだが、その探求の旅はまだ始まったばかりである。夜遊びはまだまだ終わらない。親富孝通りから全国の眠らない夜への届けられる本作は、どんな街にも溶け込み、どんな夜にも侵食していくだろう。

TROOP RECORDSBOOTY'N'FREEZ「O.D.B THE ALBUM」
TROOP RECORDShttp://trooprecords.net/
TOWER RECORDS ONLINE[BOOTY’N’FREEZ]
TOWER RECORDS ONLINE「O.D.B THE ALBUM」

O.D.B THE ALBUM

O.D.B THE ALBUM

  • BOOTY’N’FREEZ
  • TROOP RECORDS
  • 2011/09/11
  • CD
■Track listing
01. O'REAL NOW!
02. 暴動 feat. K-BOMB
03. CITY LIGHTS
04. DEVIL’S SOUP feat. hi-def(C.I.A ZOO)、催化(BIG BANG CREW)
05. CRYPTIC feat. DAM scratch by DJ YMG(BLACK MIX JUICE)
06. CUERUVO RULERS feat. RINO LATINA II(雷家族)
07. FUTURE SONG
08. ALL CITY PARTY ROCKERS feat. 信狂楽団
09. CRAZY WORLD
10. THE NEXT DIMENSION feat. MossiZ
  scratch by DJ BLEND(NIGHT STALKER CLIK)
  shout by JINMAN(シカゴランダム)


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MIC JACK PRODUCTION「M.I.C」 [●HIP HOP]

3rd. album 2011.06.08 release

苦難は去った。役者は揃った。時は満ちた
自由を手にしたMJPによる至福の空間

[text●i.akira]

思えばMIC JACK PRODUCTION(マイクジャックプロダクション/以下MJP)の歴史は苦難の連続だった。ファースト・アルバム「Spiritual Bullet」リリース直後にリーダーであるB.I.G. JOEがオーストラリアで逮捕され収監されたことに始まり、彼の元相棒だったFreezer Bellがメンバーに加入して再始動したにも関わらずミニ・アルバム「ExPerience the ill dance music」のレコーディング中に交通事故により亡くなってしまうなど、支柱を立て続けに失ったことで彼らは計り知れないほどの悲しみと痛みの底に叩きつけられた。普通に考えればこの時点でグループは解散していてもおかしくなかったと思う。しかし彼らは折れなかった。B.I.G. JOEのカム・バックをただ待つのではなく、MJPという看板を一度も下ろすことなく、残されたメンバーで活動を続けた。またB.I.G. JOEも1日10分の電話や手紙で獄中からラップを送り続けた。その結果、遠く離れていても精神でつながり合ったメンバーたちの絆によりB.I.G. JOE名義のソロ・アルバム2枚とMJPのセカンド・アルバム「Universal Truth」を完成させたのである。そして2009年、B.I.G. JOEが北海道に帰ってきたことで彼ら周辺の活動はさらに活発になり、もはやシーンにとって外すことのできない存在となった。そしてファンの期待が最高潮に達した今、ついに5年ぶりとなるサード・アルバムをリリースしたのである。

「M.I.C」というストレートかつ文句無しのタイトルを冠した本作は、先行配信シングルだった「LET IT SNOW」と「TRAIN TRAIN TRAIN」を筆頭に、Jazzyを主体にしたDJ PERRO a.k.a. Dogg、アッパーでパワフルなDJ KEN、ロック・テイストを感じさせるHALT.、さらにレーベル・メイトであるRebel MusicalやMICHITAなど、それぞれに個性豊かでカラフルなビートが止まることなく響き続けるなか、シリアスからコミカルまでを軽快に語る4人のマイク・リレーがバランスよくトラックに華を添えている。結果、王道も邪道も飲み込んだ唯一無比のヒップホップ・サウンドを生み出している。全19曲、CDの限界いっぱいの78分を越える超大作となっているが、そんな長さを感じさせないほどの勢いと遊び心満載だ。

しかし、本作で最も輝きを放っているのは、頼もしいほどのポジティブなメッセージやエネルギーである。特に「BELIEVE YOURSELF」に込められた愛と力強さはハンパじゃない。数多くの苦難を乗り越えてきたからこそ見つけた喜びが、役者が揃ったからこそ溢れる自信が、ただ失うのではなく積み重ねることで力に変えてきた時間が、これほど迷いのないMJPという至福の空間を生んでいるのだと思う。ただジャパニーズ・ヒップホップと括るのはあまりに惜しく、ひとつの愛すべき音楽として聴いてほしい傑作だ。

本作を引っさげて、彼らはこれから日本中の夜を大騒ぎさせてくれることだろう。シーンの中心、すなわちゴールド・ラッシュは今ここにある。この列車に飛び乗るなら、今しかない。

OFFICIAL WEB SITE→ http://www.micjack.com/

TOWER RECORDS ONLINE[MIC JACK PRODUCTION]
TOWER RECORDS ONLINE「M.I.C」

M.I.C

M.I.C

  • MIC JACK PRODUCTION
  • ULTRA-VYBE, INC. / ILL DANCE MUSIC.
  • 2011/06/15
  • CD
■Track listing
01. THE MAN IS COMING -INTRO-/P.)DJ PERRO a.k.a. DOGG
02. THE GOLD RUSH/P.)DJ KEN
03. TRAIN TRAIN TRAIN/P.)REBEL MUSICAL
04. OVER THE BRIDGE/P.)DJ SEIJI
05. LET IT SNOW/P.)DJ PERRO a.k.a. DOGG
06. DETERMINATIONS/P.)DJ PERRO a.k.a. DOGG
07. BLACK WEEK/P.)DJ PERRO a.k.a. DOGG
08. PUMP IT/P.)DJ KEN
09. 二人RIOT/P.)HALT.
10. エレファントマン/P.)DJ PERRO a.k.a. DOGG
11. ONE SHOT 2 SHOT.../P.)DJ KEN
12. 時間デスY'ALL/P.)DJ KEN
13. SHAKE YA ASS!!!/P.)DJ KEN
14. FAT DANCE/P.)HALT.
15. GAGE/P.)HALT.
16. F.U.N -SAPPORO CITY SURE SHOT-/P.)HALT.
17. ONE HEART/P.)MICHITA 18. BELIEVE YOURSELF/P.)HALT. & ANARCHYSTA KLASTA
19. THE MAN IS COMING -OUTRO-/P.)DJ PERRO a.k.a. DOGG
※P.)=Produced by


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THA BLUE HERB「ILL-BEATNIK」 [●HIP HOP]

at fuji rock festival 2000.07.31

彼らのことを知れば知るほど
このリリックの深さを知るし
まだ追いつけてない気すらする

[text●k.ryo]

YouTube で “ill beatnik tha blue herb”
とでも検索してください


今日も酔ってます

ノスタルジーかな

専門学校のときに、バイトで行ったのだ。
話の合う人もいなかったけど、
ブルーハーブ(THA BLUE HERB)を聴いての「口ぽか~ん」は忘れない

もぅCDで音楽をレビューしたり、紹介したりすることに
あまり意味ないでしょ?

俺もアナログ人間だからユニオンに行くのは好きだし、
CD(いいステレオ)で音楽を聞くのと、
パソコンの便利さは、別だと思うけど、
この音源は、彼らのCDにないので


まぁ、まず、11年も前ってことに
あらためて驚かされるね
リリックにブレがない。
フェスでは、ヒップホップ的なトラックは受けないのを、
自覚しての、選曲が功を奏しての、
衝撃

彼らのことを知れば知るほど、
このリリックの深さを知るし、
まだ追いつけてない気すらする。


これを聞いてなんとも思わない人は、
自分とは、音楽的接点がないのかもしれない・・・
と言い切ってしまおう。

YouTube Tha Blue Herb - ill-beatnik
THA BLUE HERB RECORDINGS WEB SITE→ http://www.tbhr.co.jp/
TOWER RECORDS ONLINE[THA BLUE HERB]

「ILL-BEATNIK」収録アルバム
我

  • 流 -ryu-
  • ポリドール
  • 1999/09/22
  • CD
■Track listing
01. リズムあそび
02. REMINISCE/feat.大野エリ
03. 流/feat.BOSS THE MC(THA BLUE HERB)
04. YELLOW BAMBOO 4898
05. NEVER TOO SOON
06. SONG FROM THE FAR EAST
07. LOST TO SEE/feat.AH
08. ILL-BEATNIK/feat.BOSS THE MC(THA BLUE HERB)
09. ilelktrik
10. BEATAHOLIC REFORMATORY/feat.THE BEATKKNUCKLES


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□□□(kuchiroro)「CD」 [●HIP HOP]

7th. album 2011.2.23 release

女性ゲスト多数参加で、さらにカテゴライズ不能に!
四畳半ロックならぬ、1Kライフスタイル・ミュージック!

[text●i.akira]

「□□□(“クチロロ”と読みます)を説明してくれ」と言われると困ってしまう。常に進化と実験を繰り返す彼らの音楽はロックであり、ポップであり、ヒップホップであり、テクノであり、しかしどれでもなかったりする。では、「□□□っていいの?」と聞かかれたらどうか。答えは即答、「いいよ!」だ。

ジャパニーズ・ヒップホップ創世記の立役者のひとりでありバラエティ番組などでも活躍しているいとうせいこうが前作「everyday is a symphony」(2009.12.02)から加入し、より表現の幅を広げた彼らが今回着目したのは“文字”と“言葉”である。今やほとんど使われていない活版印刷(版画のように活字を紙に押す手法の印刷)によるブックレットは、ただの歌詞カードではなく遊び心満点のこだわりを感じる。
パイオニアでありながら異端、コミカルでありながらラディカルなせいこう氏のラップがブレイクビーツの上を暴れ回る「ヒップホップの経年変化」、生活音を重ねたトラックに、とある一日の朝を描いたような言葉が乗る「スカイツリー」、笑い声をサンプリングした45秒の完全なる遊び「ちょwww おまwwww」、中心人物である三浦康嗣の真骨頂と言えるダンス・インストゥルメンタル「lʌ'v mi」など、とにかく1曲たりとも落ち着きがなく、でも遊びの延長のような親近感と不思議な魅力に溢れた曲ばかりだ。さらに女性ゲストが多数参加している点も注目である。女優の内田慈、声優の金田朋子、place called spaceの名で活動している大木美佐子、日本では珍しいパワフルな本格派女性ラッパーRUMIなど、それぞれに存在感のある声で楽曲に華を添えてくれている。しかしおかげでさらにカテゴライズ不能になった。四畳半ロックならぬ、1Kライフスタイル・ミュージックといったところだろうか。グループ名といい、とにかく困った集団である。おもしろいけど。

「ヒップホップの経年変化」に「明日をこわがんな 今日もその連鎖」とあるように、このアルバムは日々のための音楽だ。どういう生き方にしろ、どういう道にしろ、いろんな出来事が起こる毎日。その楽しみ方を、本作は自然と教えてくれる。

OFFICIAL WEB SITE→ http://www.10do.jp/kuchiroro_new/ 

TOWER RECORDS ONLINE [□□□]
TOWER RECORDS ONLINE「CD」

CD

CD

  • □□□
  • commmons
  • 2011/02/23
  • CD
■Track listing
01. はじまり
02. 1234 feat. 内田慈
03. ヒップホップの経年変化
04. 恋はリズムに乗って feat. 大木美佐子
05. スカイツリー
06. あたらしいたましい feat. 金田朋子
07. ちょwwおまwww
08. ヵゝヵゞゐ。 feat. RUMI
09. iuai feat. まつゆう*
10. l□’v mi


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般若「おはよう日本」 [●HIP HOP]

1st. album 2004.02.18 release

これをガキが聴いて育ったら
人生変わるよ

[text●o.seiki]

アウトロー・ヒップホップ集団、妄走族の“一番鬼”、般若のファースト・アルバム。これは間違いなく問題作かつ名盤でしょう。
般若といえば、さまざまな人に言葉による攻撃、“DIS”で名前を売ってきたラッパーである。本作も般若節が炸裂しまくった結果、危な過ぎるためピー音だらけに。
収録されている名パンチラインをいくつか上げてみると、

「2秒でテメコ 大和撫子 わかんねぇなら島から出てろ」
「制服はいやらしい 見られるのは嫌らしい」
「ビッチ 必死 太いの頂戴」
「出せば売れた時代とは違い 俺にあるのは気合いとフリースタイル」

トラックは刃頭(HAZU)制作の「羅生門」を筆頭に素晴らしいモノだらけだし、それによって般若のラップが冴える。
これをガキが聴いて育ったら、人生変わるよ。

本作では、まるでウータン・クランのODB(オール・ダーティ・バスタード )のような変態フロウは影を潜め、妄走族の初期作品で、狂ったフロウをかましていた般若が好きな人にはものたりないかもしれない。しかしそれは、フロウの面だけであって内容は満足。

1曲目の「般若今日」って、昔RUMI、DJ BAKUとやってたグループ般若の曲、「般若経」とカケてるのかな? グループ般若は解散したけど、名前を引き継いで活動してるってシビレるよ。歌詞で「昔の名前で出ています」だもんな。

あと、夏目ナナも出演してる「ちょっとまって」のPVも最高だった!

OFFICIAL WEB SITE→ http://www.hannya.jp/ 

TOWER RECORDS ONLINE [般若]
TOWER RECORDS ONLINE 「おはよう日本」

おはよう日本    (CCCD)

おはよう日本

  • 般若
  • ポニーキャニオン
  • 2004/02/18
  • CD(CCCD)
■Track listing
01. 般若今日
02. 絶 feat. YOU THE ROCK★,TWIGY
03. 圏GUY
04. 本番前(SKIT)
05. おはよう日本
06. タイムトライアル
07. Dead Man Walking(まずは金が先Remix) feat. 565, MACCHO
08. ちょっとまって
09. ソレならイイ
10. カメラ
11. SKIT
12. 羅生門 feat.KENTA-5-RAS
13. 神輿 (original)

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THA BLUE HERB「PHASE 3.9」 [●HIP HOP]

4th. dvd 2011.02.16 release

3年半、179か所を揺らした90分一本勝負の夜たち
47都道府県に届けられた『LIFE STORY』、ここに完遂

[text●i.akira]

有言実行。それほどTHA BLUE HERB(ザ・ブルー・ハーブ)に似合う言葉は無い。北海道・札幌で産声をあげ(1997)、ハイリスクを背負いながらレコードをリリースさせ地道に名前を売っていた“PHASE 1”、積み重ねた日々により生まれた絆を武器に更なるネクスト・ステージへ進んだ“PHASE 2”、そして誰もが認め、誰もが帰還を待ちわびているなかで始まった“PHASE 3”。今や彼らはアンダーグラウンドではなく、北海道から日本のヒップホップの最前線を仕切る唯一無二の存在へと成り上がった。10年ほど前に「時代は変わる」と叫んだ彼らの言葉は、今や信じてきた人々を歓喜させ、罵ってきた奴らを黙らせるほどの信頼を得たのである。

このDVD「PHASE 3.9」は、90分一本勝負の夜を数え切れないほど積み上げることで手に入れた圧倒的支持と賞賛のなか、更なる高みを、見たこともない景色を目指した、サード・アルバム「LIFE STORY」(2007.05.23)を引っ提げての旅の終盤、すなわち“PHASE 3.9”を捉えたドキュメンタリーである。全国各地でのライブを繋ぎ合わせた映像は、圧倒的なモチベーションに裏打ちされた彼らのぶれることのないライブ・パフォーマンスを鮮明に映していく。「LIFE STORY」からはもちろんのこと、もはやクラシックとなった過去の名曲たちもより新たな音と説得力を得て聴くことができる。そしてファンやスタッフによってステージが限界を越えた熱狂へと押し上げられていく様は、眩しいほどに美しい光景だ。ちなみにこのツアーで彼らは“47都道府県制覇”を成し遂げており、すなわち日本全土にTHA BLUE HERBの音と言葉は届けられたのである。日本有数のライブ・アクトである彼らだからこそ辿り着けた偉業だ。メンバーが「これ以上ない」とまで語る夜たちの記憶が、ここにある。

そしてファンはご存知だろうが、“PHASE 3”を終えたTHA BLUE HERBは次なるアルバム制作のために充電期間に入っている。“PHASE 4”のスタートがいつになるかわからないが、再び彼らがシーンに帰還するとき、いったいなにを思い、なにを語るのか。正直、楽しみでしかたがない。

OFFICIAL WEB SITE→ http://www.tbhr.co.jp/ 

TOWER RECORDS ONLINE[THA BLUE HERB]
TOWER RECORDS ONLINE「PHASE 3.9」
TOWER RECORDS ONLINE「LIFE STORY」

PHASE 3.9 [DVD]

PHASE 3.9

  • THA BLUE HERB
    • THA BLUE HERB RECORDINGS
    • DVD


LIFE STORY

LIFE STORY

  • THA BLUE HERB
  • THA BLUE HERB RECORDINGS
  • 2007/05/23
  • CD
■Track listing
01. THE ALERT
02. RUN 2 YOU
03. D.I.S.(DO IT SIMPLY)
04. SUPA STUPID
05. HIP HOP番外地
06. ON THE CORNER
07. I FOUND THAT I LOST
08. SUCH A GOOD FEELING
09. WE MUST LEARN
10. TENDERLY
11. この夜だけは
12. MAINTAIN
13. MAINLINE
14. MOTIVATION


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Cradle Orchestra「Transcended Elements」 [●HIP HOP]

2nd. album 2010.11.03 release

豪華ゲスト陣も魅力のCradle Orchestraによるセカンド・アルバム
ブラック・ミュージックではない、和のJazzy Hip Hop

[text●i.akira]


Palette Sounds代表にしてトラック・メイカーである瀬戸智樹とInherit aka DJ CHIKAによるユニットcradleが、さまざまなアーティストとのコラボレーションのために結成した打ち込みと生音の融合によるJazzy Hip Hopバンド“Cradle Orchestra”によるセカンド・アルバム。

Speech(Arrested Development)の流れるような爽快なラップが最高の幕開けとなる「Don’t Wake Me Up」に始まり、キュートな歌声が印象的なGiovancaによる「The Night Is Right」、1990年代を代表するヒップホップ・グループGANG STARRのラッパーで、残念ながら昨年4月に病により他界してしまったGURUの遺作となる「You Got To Luv」、美しいラップと歌声を披露しているPISMOを迎えた「Thing Have Changed」、バグパイプとドラムの上を軽快かつアッパーなDE LA SOULのラップが乗るという斬新でクールな「Picnic」、王道かつストイックなCL SmoothのラップとJean Curleyによるソウルフルな歌声の絡みがたまらない「Married To The Game」、クラシック・ソウルの新星Aloe Blaccの甘い歌声が心地よい「Make Life」など、絶賛された前作「Velvet Ballads」以上に豪華なアーティストが多数参加している。
しかしあくまで主役はCradle Orchestraによる演奏で、本格的なジャズ・バンドのジャムのような「Jazzentic」や、どこか懐かしさを感じさせる美しいラスト・ナンバー「Eternal Truth」などのインスト・ナンバーも聴き逃せない。

和のテイストを取り入れた独自のJazzy Hip Hopを聴かせてくれる本作は、ブラック・ミュージックが苦手な人にも受け入れてもらえるであろうあたたかみとポピュラリティに溢れた傑作である。

Cradle Orchestra myspace → http://www.myspace.com/cradleorchestra 

TOWER RECORDS ONLINE[Cradle Orchestra]
TOWER RECORDS ONLINE「Transcended Elements」

Tarnscended Elements

Tarnscended Elements

  • Cradle Orchestra
  • GOONTRAX
  • 2010/11/03
  • CD
■Track listing
01. Don't Wake Me Up/feat. SPEECH
02. The Night is Right/feat. GIOVANCA
03. Follow This/feat. HOCUS POCUS
04. On My Way/feat. NIEVE & JEAN CURLEY
05. You Got To Luv It/feat. GURU
06. Things Have Changed/feat. PISMO
07. Jazzentic
08. Walk Out/feat. NEED NOT WORRY
09. Picnic/feat. DE LA SOUL(Pos Plug Won and Dave)
10. Imported Nights/feat. CAMP LO
11. Married To The Game/feat. CL SMOOTH & JEAN CURLEY
12. Make Life/feat. ALOE BLACC
13. I Never Knew/feat. SUBSTANTIAL
14. Eternal Truth


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TOKYO No.1 SOUL SET「No.1」 [●HIP HOP]

2008.03.19 release

年月を経て肩の力が抜け
ストレートに愛情を表現することを許した
TOKYO No.1 SOULの新たな姿

[text●o.mihoko]

2008年にリリースされたTOKYO No.1 SOUL SETのスタジオ・アルバム5作目「No.1」。
約4年間の沈黙ののちに発表された復帰後2作目である。

2005年の復帰作「OUTSET」ではエレクトロなアプローチが目立ち、
2000年代のソウルセットはシリアスな方向に進むのかと思わされたが、
本作1曲目の「Innocent Love」で、これまでにはなかった直球のラブ・ソングを披露し
その認識を覆した。

過去の作品ではレベル・ミュージックといっていいほど
どちらかというと土くさくガンコな職人気質の楽曲が持ち味だったが、
本作ではジャケットから受けるイメージそのままの
ポップでカラフルな楽曲で構成され、
さまざまなジャンルを取り込みながらもJ-Popに歩み寄った、
これまでになくストレートな作品だ。

その変化を象徴する楽曲「Innocent Love」は、小泉今日子もカバーし、
のちにソウルセットのライブでもカギとなる楽曲へと成長することになる。

また、子どもに対する愛情を歌った「Just another day ~その時まで~」、
感謝の言葉が続く「Good Morning Tokyo」などからも感じ取れるものは、
年月を経て肩の力が抜け、ストレートに愛情を表現することを許した、
彼らの新たな姿である。

エキセントリックな音と構成で、ふたつと同じタイプの曲がない活動休止前の彼らと、
メンバーの多方面での活動を経て生み出された復帰後のエレクトロな彼ら。
そして、さらにポップ・ソングのライティング力も加わり、
新たなソウルセットの形を見せつけた本作は、
彼らの通過点にとって今後も象徴的なアルバムに位置づけられていくことだろう。

2009年には6枚目のアルバム「BEYOND THE WORLD」をリリースし、
2010年は20周年という記念すべき年になった。
そして今年は2月に小泉今日子や小島麻由美、中納良恵などの女性ボーカルを迎えた、
全曲コラボレーションのアルバム「全て光」がリリースされる。

鎧を捨てた男たちがさまざまなボーカリストを迎えることで、
また新たなるジャンルの垣根を越え
どのように融合するのか、とても楽しみである。

OFFICIAL WEB SITE→ http://t1ss.net/ 

TOWER RECORDS ONLINE[TOKYO No.1 SOUL SET]
TOWER RECORDS ONLINE「No.1」

No.1(初回限定盤)(DVD付)

No.1
(初回限定盤/DVD付)

  • TOKYO No.1 SOUL SET
  • エイベックス・エンタテインメント
  • 2008/03/19
  • CD
■Track listing
01. Innocent Love
02. Just Feeling
03. メリー・メン
04. さぁ、どうなんだい
05. Please tell me
06. e→on
07. Rain Bird
08. The Breath Of Life
09. Just another day~その時まで~
10. Dear My Friend
11. Good Morning Tokyo
12. Just another dub
[DVD]
01. Innocent Love/Music Video
02. Please tell me/Live at LIQUIDROOM
03. Innocent Love/Live at LIQUIDROOM


全て光

全て光

  • TOKYO No.1 SOUL SET
  • tearbridge
  • 2011/02/09
  • CD
■Track listing [DISC 1/CD]
01. 全て光/原田郁子(クラムボン)
02. 星影の小径/真木よう子
03. 接吻/紗羅マリー
04. みずいろの雨/中納良恵(EGO-WRAPPIN')
05. Champion Lover/小島麻由美
06. You May Dream/HALCALI
07. Sunday/土岐麻子
08. 聞かせてよ愛の言葉を/小泉今日子
09. 今夜はブギー・バック/HALCALI
[DISC 2/CD]
野音deワンマン/2010.10.24 at 日比谷野外音楽堂
01. Please Tell Me
02. Rising Sun
03. Who Really Loves You
04. 今夜はブギーバック with HALCALI&ANI・Bose(スチャダラパー)
05. 夜明け前
06. Hey Hey Spider
07. Jive My Revolver
08. More Big Party
09. Bow & Arrow
10. Innocent Love
11. OUTSET
12. Jr.

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NAS & DAMIAN MARLEY「DISTANT RELATIVES」 [●HIP HOP]

collaboration album 2010.05.26

NASとダミアン・マーリーによる奇跡のコラボレーション・アルバム
ヒップホップ+レゲエの図式を越えた愛すべきワールド・ミュージック

[text●i.akira]

かねてから噂はあったが、こうして実物が手元にあっても信じがたいコラボレーションだ。なにせ高い文章力でさまざまな角度から物事を捉えたリリックが高い評価を受け続けているヒップホップ界の大物NASと、ボブ・マーリーの息子であり、それに恥じぬ才能と表現力を持った神の子ダミアン・マーリーの競演である。しかし、その音を聴けば、それがいかに強い絆と意志で結ばれているか理解できる。

ジャマイカ生まれのダミアンと、ニューヨーク生まれのNASが本作のテーマとして掲げているのは、ジャケットにも記されている“アフリカ”である。ヒップホップとレゲエという自分たちの音楽の、それ以上に血の故郷である“アフリカ”への思いを、忘れてはいけぬ敬意と愛を、貧困や紛争により今なお流れ続ける血への怒りと悲しみを力強く綴り歌っている。

サウンド面ではダミアンが全面的にプロデュースしており、DJとしても高い手腕を誇る彼によって、アフリカ音楽のリズムを随所に取り入れ、過去のクラシックをサンプリングするなど、隅々までアフリカや父を含めた先人たちへのリスペクトに溢れている。レゲエの貴公子と呼ばれながら、1999年に42歳の若さで他界したデニス・ブラウンの楽曲「Promised Land」を彼の歌声も含めてサンプリングした「Land Of Promise」や、アフリカの盲学校で知り合った夫婦による新たなるアフリカン・ミュージック・ユニットMAMADOU & MARIAMの「SABALI」を取り入れた「PATIANCE」などは、その典型と呼べるだろう。単純なヒップホップ+レゲエの図式は当てはまらない愛すべきワールド・ミュージックだ。

DISTANT RELATIVESという言葉には、“遠い親戚”という意味がある。それはお互いであり、アフリカであり、人類を指している。誰もが手をつなぎ、誰もが故郷を思えば、争いのない世界になる。たとえ絵空事と呼ばれても、彼らはその理想を強い意志で切り開こうとしている。大きすぎる愛に溢れた美しき作品だ。

TOWER RECORDS ONLINE[Distant Relatives]

ディスタント・リラティヴス

DISTANT RELATIVES/ディスタント・リラティヴス

  • NAS & DAMIAN MARLEY
  • ユニバーサルインターナショナル
  • 2010/05/26
  • CD
■Track listing
01. As We Enter/アズ・ウィー・エンター
02. Tribal War/トライブス・アット・ウォー feat.K'naan
03. Strong Will Continue/ストロング・ウィル・コンティニュー
04. Leaders/リーダーズ feat.Stephen Marley
05. Friends/フレンズ
06. Count Your Blessings/カウント・ユア・ブレッシングス
07. Dispear/ディスペアー
08. Land Of Promise/ランド・オブ・プロミス feat.Dennis Brown
09. In His Own Words/イン・ヒズ・オウン・ワーズ feat.Stephen Marley
10. Nah Mean/ナー・ミーン
11. Patience/ペイシェンス
12. My Generation/マイ・ジェネレーション feat.Lil Wayne
13. Africa Must Wake Up/アフリカ・マスト・ウェイク・アップ feat.K'naan
14. Ancient/アンシェント feat. Jr. Reid(日本盤ボーナス・トラック)


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tsunenor「Promising」 [●HIP HOP]

新鋭トラック・メイカーtsunenoriのセカンド・アルバム
ヒップホップのビートとピアノの旋律が織りなす、壮大な美空間

[text●i.akira]

音楽を聴いていると、情景が浮かぶことがある。色、景色、人、動物・・・それはさまざまな形をして、こちらに語りかけてくる。とても心地よく、言い知れぬ充実感に浸れる瞬間だ。本作には、そうした至福の時間を最初から最後まで楽しめる魔法のような美しさがある。

さまざまなアーティストのツアー・サポートや楽曲提供などで知られる新鋭トラック・メイカーtsunenoriのセカンド・アルバムであるこの「Promising」は、ヒップホップのビートと、ピアノの旋律を主体としたクラシックの要素と、日本的な美しいメロディが優しく折り重なるようにして作られている。それらはまるでゆっくりとしたロード・ムービーを観ているように、人と人の愛を描いた優しい小説を読んでいるように、静かだけど確かに心に染みこんでくる。“音楽を聴いている”というよりは、“音楽に浸っている”感覚を味わうことができる作品だ。

クラシカルなオープニングから軽快なビートが絡んでくる瞬間が心地良い「Seek」、ポップで華やかなメロディの「Asunaro」、P&GのH&SシャンプーCMソングにもなった「Brand New Surf Emerge」など、インストを主体とした楽曲が多い中、今後の活躍が期待されるアメリカの新鋭ラッパーAzzieや、SHING02やNomakとの共演などで知られる実力派トラック・メイカー/ラッパーのPismo、チェロ奏者のシンガー・ソング・ライターYuka Kuriharaなどを迎え、独特な和のテイストを感じさせる美麗なメロディが琴線と涙腺を揺らす歌モノも収録されている。ちなみに本作に収録されている「Believe That feat. Pismo」は、韓国のアイドルグループ超新星が「逢いたいと言えたら」というタイトルと日本語詞にしてリメイクしていたりする。

tsunenori official info→ http://ameblo.jp/tsunenori69/ 

Promising

Promising

  • tsunenor
  • Libyus Music
  • 2009/08/26
  • CD
01)Intro
02)Close Your Eyes feat.Azzie
03)Re:Floral Clock
04)Seek
05)Believe That feat.Pismo
06)Coastline
07)Silver World
08)Asunaro
09)A Wisper In The Light feat.Yuka Kurihara
10)Brand New Surf Emergerf Emerge


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OLIVE OIL × ILL-BOSSTINO × B.I.G JOE「MISSION POSSIBILE」 [●HIP HOP]

シーンを代表する男たちが示す「可能な使命」
時代を鋭く貫く真のレベル・ミュージック

[text●i.akira]

浮かんでは消える移転先、県外移設の断念、突然の鳩山内閣総辞職などにより、未だ混迷を続ける普天間基地移設問題。
この問題に対し、明確な意志と態度を示すため、日本のヒップ・ホップのど真ん中に君臨する4人の男が立ち上がった。
北海道から今や日本中にその名を轟かせるTHA BLUE HERBのMCであるILL-BOSSTINO、同じく北の生ける伝説にしてMIC JACK PRODUCTIONのリーダーであるB.I.G JOE、そして福岡を代表するアート集団OILWORKSのトラック・メイカーOLIVE OILとジャケット・デザインを手掛けたPOPY OIL(ふたりとも移転先として名前が挙げられていた徳之島出身)の4人である。

この奇跡のようなトラックには、米軍基地の存在意義、当然のように戦闘機の爆音と銃声が飛び交う沖縄という土地が負わされてきたもの、そこに住む人々への愛、未来へとつなぐメッセージが、ふたりのラッパーの言葉により、なんともOLIVE OILらしいアッパーなトラックの上に詰め込まれている。
多くの痛みを沖縄に押しつけてきた我々日本人は、今こそ全員がその痛みを分かち合い、立ち向かっていかなければならない。それは簡単なことではないが、我々はひとりではないことをこの曲は教えてくれる。

本作のリリース直前、ILL-BOSSTINOは「ここで声を上げなかったらラッパーはいつ上げんの?」と話している。
場所も生まれも立場も関係なく、今という時代を鋭く貫くレベル・ミュージックだ。
そしてその意味を、ひとりひとりが考え動くべきだろう。

MISSION POSSIBLE

MISSION POSSIBLE

  • OILWORKS Rec,
    THA BLUE HERB RECORDINGS,
    TRIUMPH RECORDS
  • 2010/07/21
    525円
  • CD



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TOKYO No.1 SOUL SET「OUTSET」 [●HIP HOP]

再生ボタンを押すと
日常が異次元に繋がって
いつもの風景を
少しだけ特別なものにしてくれる

[text●u.junko]

1日に感じるストレスのうち、何割かは確実に通勤ラッシュによるものである。毎日、朝も夜もイライラしながら地下鉄を利用するのだが、そのストレスを緩和させるために、いつも好きな音楽を聴くことにしている。

このアルバム、TOKYO No.1 SOUL SETの「OUTSET」はまさに地下鉄のイメージだった。地下へ向かう階段を下りているときに1曲目「intro」が流れる。地下鉄独特の埃の匂いと密閉空間の生暖かい空気にイライラが混ざって、私の背後から一気に吹き込むと、それに一瞬で飲み込まれていく。その瞬間から、隣に立つサラリーマンも、携帯に夢中の女子高生たちも、ただの風景になる。イライラはどこかへ隠れ、蠢くようにざわざわと心の底辺がざわついていく。

まったく個性の違う3人から生まれる、カテゴライズ不能な音楽を聴いていると、いつもどこか違う空間に放り込まれる感覚がする。部屋でダラダラと過ごしているのに突然、焼けつくような太陽の下に連れて行かれたり、夜明け前の澄んだ空気と高揚感を思い出したり。再生ボタンを押すと、日常が異次元に繋がって、いつもの風景を少しだけ特別なものにしてくれる。

さぁ、そろそろ会社の最寄り駅。地下鉄を降りて階段を登る。見上げてみると真っ青な空が見え、私の耳元では「Still」が流れていた。停止ボタンを押して日常に戻ったら、今日すべき仕事のピックアップが始まるのである。

TOKYO No.1 SOUL SET
川辺ヒロシ(DJ)
BIKKE(Vo.)
渡辺俊美(G./Vo.)


OFFICIAL WEB SITE→ http://www.t1ss.net/index2.html 

OUTSET

OUTSET

  • TOKYO No.1 SOUL SET
  • ビクターエンタテインメント
  • 2005/06/08
  • CD


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