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ジャンルを飛び越え、新旧流行にとらわれることなく
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どうぞココで、いろんな好きと出合ってくれたなら
ますます楽しくなってしまうじゃない!
音楽、小説、映画、美術、TVショウ・・・いつだって、出合ったときが新しい!

池端亮著「あるゾンビ少女の災難」 [●BOOK]

初版 2007.09.30 角川書店刊

5世紀分くらいを“死んでからも生き続ける”ようになった少女
ユーフロジーヌと、そのメイドであるアルマ・V
ふたりがおりなすドタバタ劇

[text●h.mariko]

「ゾンビ」という単語が広く知れ渡って、どれくらいになるのだろう。
ファミリーコンピュータファミコンと一緒に育ってきた世代の私としては、ゾンビとかスライムとか言うだけで、頭に絵が出てくる。まあそれは某ゲームキャラクターだったりもするのだが、そういうので市民権を得ている(?)のが彼ら(??)なのだろう。
しかし、実写にとなると話は別。顔の半分が腐ったように溶け、白目は濁り、時に眼球が飛び出し、黄色い乱杭歯を剥き出して襲いかかり、人の臓物を喰い漁る、そして喰われた方もゾンビになってしまう・・・。
そんな映画を直視できるようになったのは、今世紀に入ってからである。つくりごととはいえ、まあキモチワルイのは間違いない。
本作はそんな、ゾンビちゃん(???)が主人公の、作品である。

錬金術によって、5世紀分くらいを“死んでからも生き続ける”ことができるようになった少女、ユーフロジーヌ。そのメイドであるアルマ・V。ふたりがおりなすドタバタ劇である。

彼女の「7代目お父さま」によって、日本の大学に売り飛ばされてしまったユーフロジーヌ。彼女の身体に入っているはずの賢者の石(※錬金術によってつくられる、あらゆる力を持つといわれる石)を学生に盗られてしまう。よって彼女はそれを取り返すことに。
冷血にお嬢さまを守るアルマ。それに比べると大分抜けてるユーフロジーヌ。

正直、物語としては人がおもしろいように死んでいくし(というか主役がもともと死人だ)、むごたらしい描写もあるのだが、まったく恐くない。ぐちゃっとした、ホラーものにありがちな描写も最小限に抑えられていて、軽い。“ココロ優しいゾンビちゃん”というのは、ある意味新しい存在ではなかろうか。
原作者はゲームの脚本を手掛けるなど、さまざまな方面で活躍を見せている。さらりとした読書向け。

あるゾンビ少女の災難

あるゾンビ少女の災難

  • 池端亮著
  • 角川書店
  • 2007/09/25
  • 単行本

あるゾンビ少女の災難 I (角川スニーカー文庫)

あるゾンビ少女の災難 I

  • 池端亮著
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 2012/06/30
  • 文庫

あるゾンビ少女の災難 II (角川スニーカー文庫)

あるゾンビ少女の災難 II

  • 作者: 池端 亮
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 2012/06/30
  • 文庫








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 くるり「ベスト オブ くるり / TOWER OF MUSIC LOVER」 [●ROCK]

best album 2006.07.26 release

くるりの
“ポップ・ミュージックに括れない”
多面性

[text●k.ryo]

デビュー当時の彼らのキャッチフレーズは、
たしか「すごいぞ! くるり」だった気がするんだけど、
シングル「ロックンロール」までの
くるりは、ほんとに凄かった。

それとともに、同時代の邦楽がとても刺激的で、
大げさな言い方をすれば、
日本の音楽が進化しているのを、
実体験している気分だった。


今から13年くらい前、
スーパーカーがいて、
ナンバーガールがいて、
中村一義がいて、
ミッシェルがいて、
後期フィッシュマンズもいて、
後期ブランキーがいた。

テレビでは椎名林檎が、魅力的な才能を光らせ・・・
アンダーグラウンドでは、多種多様なミュージシャンがいた。
音楽フェスが盛り上がり始めたのもこのころだ。
ん こういった話は、キリガナイ
けど、
邦楽を語るうえでは、独立して話せない。
ある意味で、“嬉しい悲鳴”のような感覚なんだろう・・・。



デビュー曲「東京」でフォーク・ロックのように、上京の想いを綴り、
「worldend supernova」でダンス・ミュージックにも、接近。

本作、前期ベスト盤で彼らのよさを知った人には、
オリジナル・アルバム「図鑑」、「TEAM ROCK」あたりも聞いてほしい。
より、くるりの
“ポップ・ミュージックに括れない”
多面性がわかるはずだ。

OFFICIAL WEB SITE→ http://www.quruli.net/

TOWER RECORDS ONLINE[くるり]
TOWER RECORDS ONLINE「ベスト オブ くるり / TOWER OF MUSIC LOVER」初回限定盤

ベストオブくるり/ TOWER OF MUSIC LOVER (初回限定盤)

ベスト オブ くるり/ TOWER OF MUSIC LOVER
(初回限定盤)

  • くるり
  • クターエンタテインメント
  • 2006/07/26
  • CD
■Track listing
[DISC 1]
01. ワンダーフォーゲル
02. ばらの花
03. 虹
04. ワールズエンド・スーパーノヴァ
05. Thank You My Girl
06. Baby I Love You
07. ハローグッバイ
08. 春風/Alternative
09. ナイトライダー/QURULI ver.
10. リバー
11. ハイウェイ
12. 飴色の部屋
13. 赤い電車/ver.金沢文庫

[DISC 2]
01. 水中モーター/Jam Remix
02. ロックンロール
03. 東京
04. 青い空
05. リボルバー
06. 男の子と女の子
07. Birthday
08. Superstar
09. 尼崎の魚
10. 街
11. サンデーモーニング
12. 家出娘
13. How To Go

[DISC 3]初回限定盤
01. 怒りのぶるうす
02. Giant Fish
03. さっきの女の子
04. 人間通(にんげんつう)


ベスト オブ くるり/TOWER OF MUSIC LOVER2

ベスト オブ くるり/TOWER OF MUSIC LOVER 2

  • くるり
  • ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2011/06/29
  • CD
■Track listing
01. 奇跡
02. 旅の途中
03. さよならリグレット
04. キャメル
05. シャツを洗えば/くるりとユーミン
06. かごの中のジョニー
07. 恋人の時計
08. ブレーメン
09. 三日月
10. 最終列車
11. 魔法のじゅうたん
12. ジュビリー
13. 言葉はさんかく こころは四角
14. 鹿児島おはら節


2nd album
図鑑

図鑑

  • くるり
  • ビクターエンタテインメント
  • 2000/01/21
  • CD
■Track listing
01. イントロ
02. マーチ
03. 青い空/アルバムmix
04. ミレニアム
05. 惑星づくり
06. 窓
07. チアノーゼ
08. ピアノガール
09. ABULA
10. 屏風浦
11. 街
12. ロシアのルーレット
13. ホームラン
14. ガロン/ガロ~ンmix
15. 宿はなし


3rd album
TEAM ROCK

TEAM ROCK

  • くるり
  • ビクターエンタテインメント
  • 2005/09/22
  • CD
■Track listing
01. TEAM ROCK
02. ワンダーフォーゲル
03. LV30
04. 愛なき世界
05. C'mon C'mon
06. カレーの歌
07. 永遠
08. トレイン・ロック・フェステバル
09. ばらの花
10. 迷路ゲーム
11. リバー


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くるり「アンテナ」









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中村航著「リレキショ」 [●BOOK]

初版 2002.12.20 河出書房新社刊
2002年 第39回文藝賞受賞

見せるとこは見せて、見せなくていいとこは
しっかり鍵かけて、そうやって生きてるほうが
おもしろいかもしれない
そう思わせてくれるような、わくわく&ゆるい小説

[text●h.mariko]

履歴書。リレキショ。
今まであまり深く考えてこなかったが、リレキショ、って、結構失礼な存在じゃないか?
あの薄っぺらい、ステレオタイプな物事しか書くことを許されない、写真の大きさまで決められている、あの紙っぺらで、もしかしたら人生が大きく左右されるかもしれないのだ。
人事課の人がどんなに偉いとか人を見る目があるのかとか知らないけれど、あれだけで人を決めるような輩がいたら、私は迷わずぶん殴る。

そう、人の“リレキ”なんてわからないものなのだ。それでいいのではないか。
そんなことを描いたこの作品、小気味よい。
“姉さん”と暮らす“僕”は、“半沢良”という名前。
姉さんの同居人、カッコよすぎてギャクにモテない、ヘヴィスモーカーの“山崎”。
3人の不思議な生活と、良のバイト先に現われる“ウルシバラ”などを中心として物語が回っていく。

「半沢、で行くならよ」とか、「行くも何も、良は良だ。」なんて文章に、けっこう痺れてしまう。

会社のストレスが溜まってる、アナタ。
課長をちょっと斜めから眺めてみてはいかがだろう。
ただの名前で呼んでみて、むしろ、あなただけがつけたあだ名なんかで呼んでみるとよりよいかもしれない。たかが課長、家に帰ればただの夫、父親、オトコ、なのだってことが、見えてはこないだろうか?
肩書きだけがモノをいう奴ら、しょせん小ものなのだ。
こき下ろす必要はないけれど、それに振り回されずに自分自身はしっかり持って、見せるところはちゃんと見せて、見せなくていいところはしっかりと仕舞って鍵をかけて、そうやって生きてるほうが、もしかしたらおもしろいかもしれない。
そう思わせてくれるような、わくわく&ゆるい小説。
息抜きにも、やる気注入にも使えると思う。是非、お試しあれ。

リレキショ

リレキショ

  • 中村航著
  • 河出書房新社
  • 2002/12
  • 単行本

リレキショ (河出文庫)

リレキショ

  • 中村航著
  • 河出書房新社(河出文庫)
  • 2005/10/05
  • 文庫





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長嶋有著「猛スピードで母は/サイドカーに犬」 [●BOOK & DVD]

初版 2002.01.30 文芸春秋刊
「サイドカーに犬」2001年 第92回文學界新人賞受賞作品
「猛スピードで母は」2002年 第126回芥川賞受賞作品
根岸吉太郎監督作品として映画化(2007年6月23日公開)

持ってるヤツは何か持ってるのだ
ジンクスとかじゃなくて、幸せになれるきっかけを!
この作品を読んで実感した

[text●h.mariko]

両方とも読みたいと思っていた作品。中編が1冊にまとまっているとは思わず、手に取ったときは思わずにやけてしまった。

長嶋有の文章は、ザラリとしているのだが、ときどき刺さるように冷たかったりして、ぎくりとしてしまう。それがまた病みつきになるのだが。

「サイドカーに犬」では、家出したひと夏の思い出を、子どもの目線で描く。父のところに来ていた「洋子さん」についての描写がリアルで、母親以外の「異性」を意識しつつもどこかで甘えたがってるようなやんちゃさがあって、とても可愛らしいのだ。
文中にも出てくるのでハッキリ言ってしまうが、洋子さんはまあ、父の後妻というか、不倫相手というか、子どもにとっては扱いづらい存在なのである。なのに、洋子さんがそれをちっとも気にせずに子どもたちに接する姿がなんともいえず清々しいのである。
母親はどこいったとか、倫理的にどうたらとか、そんな小さなことが気にならないのがかえっておもしろいのだろう。

「猛スピードで母は」では、北海道で暮らす母と慎(まこと)との距離感をリアルに描く。男の子どもには父親が必要、なんて声を時折耳にするが、まあこれを読んでみてほしい。ハッキリいって、必要ない。
これを書いている私自身が女性なので思うことなのだが、女は子どもを産む前から、育てる前から、もっとハッキリいえば身籠ったときから、誰の子なのかわかる。だが、男はどーでもいい。
自分で産めば、必ず“自分の子”なのだ。それがわかるのは女性の特権であり、ついて回る責任なのであろう。

両作を通じて思うのが、ふらふらしていそうでも信念みたいなものを曲げない生き方を描くのが、この作者は本当にうまい。気持ちのぶれを感じないので、読んでいて、すかっとするのであろう。

ところで、「フォルクスワーゲン・ビートルの黄色いヤツを3台続けて見ると幸せになれる」というジンクス(?)を、私は子どものころ本気にしていて、黄色でなくともフォルクスワーゲン・ビートルを見つけると小躍りしたものだったが、この作品を読んで実感した。持ってるヤツは何か持ってるのだ。ジンクスとかじゃなくて、幸せになれるきっかけを。
それがほしかったら、ぜひとも、読んでみてほしい。

猛スピードで母は

猛スピードで母は

  • 長嶋有著
  • 文藝春秋
  • 2002/02
  • 単行本

猛スピードで母は (文春文庫)

猛スピードで母は

  • 長嶋有著
  • 文藝春秋(文春文庫)
  • 2005/02
  • 文庫


「サイドカーに犬」根岸吉太郎監督作品として映画化
2007年6月23日公開


サイドカーに犬 [DVD]

サイドカーに犬

  • ポニーキャニオン
  • DVD
■cast 
竹内結子(ヨーコ)
松本花奈(近藤薫)
ミムラ(近藤薫/20年後)
谷山毅(近藤透)
川村陽介(近藤透/20年後)
古田新太(近藤誠)
鈴木砂羽(近藤良子)
温水洋一(増田治五郎)
樹木希林(増田トメノ)
椎名桔平(吉村)
ほか







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ZIGZO「THE BATTLE OF LOVE」 [●ROCK]

3rd album 2012.10.10 release

唐突なまでの復活と劇的なまでの新作
ZIGZO第2章のはじまり、はじまり

[text●i.akira]

1999年に結成され、2002年の解散まで数々の話題と名曲を生み出したZIGZO(ジグゾ)が復活を発表したのは昨年の11月だった。あまりに唐突な再結成は、ファンすら戸惑ってしまうほどあっさりとしていた。しかし、それもまたとてもZIGZOらしいじゃないか。本作は彼らにとって3枚目のオリジナル・アルバムであり、活動再開後初となる“名盤”である。

正直期待と不安を抱えながらアルバムを聴き始めたが、「Day By Day」の重厚なオープニングでネガティブな気持ちは一瞬でかき消されてしまった。そして乱射される名曲の数々に血肉が沸き立ち、“ZIGZO”という止まっていた時間が動き出したことを全身で感じた。これは間違いなく、あのコミカルで、マニアックで、でもとてもポップでクセになるあのロックンロール・バンドの新作だ。
10年前以上にタフでラフでソリッドになったサウンドは、各メンバーのパワー・アップもさることながら、まるで解散など嘘だったかのような一体感で迫ってくる。それなのに、ドッシリと構えたようすはなく、とても瑞々しくギラギラとした熱を放っているのがすばらしい。おそらくメンバー自身がこの再結成を誰よりも楽しみ、この新曲たちをなによりも愛しているからだろう。同時に、「Medicine Man」や「ぶらつく天使」のような今までにない方向性の曲もあり、より懐の深い彼らの音世界を堪能することができる。

年末にはロック・フェス“COUNTDOWN JAPAN”(2012年12月28日〜31日/)への出演、年始には本作を引っさげての全国ツアーも決定している彼ら。まだまだ始まったばかりのZIGZO第2章、彼らと一緒にめいっぱい楽しもうではないか。転がり続けるかぎり。

OFFICIAL WEB SITE→ http://zigzo.net/

TOWER RECORDS ONLINE[ZIGZO]
TOWER RECORDS ONLINE「THE BATTLE OF LOVE」

THE BATTLE OF LOVE

THE BATTLE OF LOVE

■Track listing
01. Day By Day
02. アドレナリン ドライブ
03. I Cult You
04. Super Charger Star
05. Medicine Man
06. 炎は青く揺れる
07. Beyond The Moment
08. ぶらつく天使
09. I’m in Love
10. トロイメライ
11. Hello,I Love You
12. MADAMADA


ZIGZO TOUR2013 THE BATTLE OF LOVE
2013.01.11(金)大阪/OSAKA MUSE
2013.01.12(土)愛知/名古屋Electric Lady Land
2013.01.14(月)茨城/水戸ライトハウス
2013.01.18(金)栃木/HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2
2013.01.20(日)岩手/盛岡Club Change
2013.01.23(水)北海道/札幌KRAPS HALL
2013.01.26(土)宮城/仙台CLUB JUNK BOX
2013.01.27(日)福島/いわきclub SONIC
2013.01.29(火)石川/金沢vanvanV4
2013.02.06(水)兵庫/神戸VARIT.
2013.02.07(木)広島/広島ナミキジャンクション
2013.02.09(土)福岡/福岡DRUM Be-1
2013.02.10(日)熊本/熊本DRUM Be-9 V2
2013.02.12(火)岡山/岡山PEPPERLAND
2013.02.13(水)京都/KYOTO MUSE
2013.02.22(金)東京/代官山UNIT
2013.02.23(土)東京/代官山UNIT
2013.02.24(日)東京/代官山UNIT





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