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ますます楽しくなってしまうじゃない!
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vez「夜虹 e.p.」 [●ROCK]

mew single 2012.09.17 release

夜の空へと架けられる美しき虹の旋律
メンバーの個性が光る挑戦的なシングル

[text●i.akira]

vezprof.jpg
vez/ヴェズ

今年の3月に最強の布陣にて活動を再開させたvez(ヴェズ)が9月17日の初ワンマンに合わせてリリースした約6か月ぶりとなるニュー・シングル。

前作「Fall silent」において新たなvezのスタイルを提示した彼らだが、今作はその懐の深さをさらに感じさせてくれる作品となっている。
高木フトシ(Vo./G.)作曲による表題曲「夜虹」は、メロディアスで壮大な楽曲。どこまでも広がっていくような音と、切なくも美しい物語を綴った言葉が心に響く。飯田成一(B.)作曲による「What you want and what you star」は、実に飯田らしい骨太なロックンロール。間奏のベース・ソロにブレイク・ビーツを重ねるなど、遊び心も。ASAKI(G.)作曲による「Summer of love」は、タイトルどおり夏を感じさせる軽快なナンバー。そのなかにもどこか憂いのある空気が流れているのはvezならではであろう。このようにメンバーそれぞれの個性が活きた、カラフルでまるで毛色の違う3曲が並んでいるが、違和感なく自然と共存できているのがおもしろい。

冒頭でも触れた初ワンマン・ライブでは、演奏された曲の8割以上が音源化されていない状態にもかかわらず、会場を揺らすほどの圧倒的パフォーマンスを魅せつけたvez。キャッチーなアンセムからカオティックなテイストのナンバーまで、幅広い音を味わうことができるのも魅力である。10月からは新宿LOFTにて自主企画イベント“Requiem for a Dream”が3か月連続で開催されることも決定しており、その勢いはさらに増していきそうだ。

OFFICIAL WEB SITE→ http://vez.jp/
高木フトシ(Vo./G.)→ http://akuh.seesaa.net/
ASAKI(G.)→ http://www.e-sidewalk.net/
飯田成一(B.)→ http://sevenskulltrap.com/
YANA(Ds.)→ http://www.dryasdust.biz/

vezcd002_200.jpg

_夜虹 e.p.

  • _vez/ヴェズ
  • _2012/09/17
  • _CDR
    _公式H.Pおよびライブ会場で販売
■Track listing
01. 夜虹
02. What you want and what you star
03. Summer of love

mail order → [ Fall silent ]

■Related articles
vez「Fall silent」



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Hi-STANDARD「MAKING THE ROAD」 [●PUNK ROCK]

3rd album 1999.6.30 release

世代を意識させない!
ひと晩だってハイスタについて語りあえる
それだけでも意義がないか?

[text●h.mariko]

これからエアジャム(2012.9.15 - 16)に臨む。
早く寝たいのに、興奮して寝られない。
何故!

思えばハイスタ(Hi-STANDARD)との出会いは不思議だった。

高校生のとき、好きな彼が好きだったから、
無理矢理聴いたんだ。
当時は、まったくわかんなかった。
ヘビィな音が好きな私には、
メロコアは理解できなかったのだ。

が、時とともに、ずっと聴いていた、
そんな存在が私にとってのハイスタ。

今、新しい職場で、新しい人脈と、繋がった。
意外に、同じ音が好きなんだ、みんな。
その中心が、ハイスタ。「MAKING THE ROAD」は、
世代を意識させない。
ひと晩、ハイスタについて語れるんだもん。
それだけでも意義がないか?
私が音楽を純粋に好きだなと感じさせてくれたのが彼らだから。
私は音楽が何より好きだから。

今悩みはたくさんある。
全部吹っ飛ばせ!

愛にはたぶん、そんだけの威力がある。

OFFICIAL WEB SITE→ http://hi-standard.jp/

TOWER RECORDS ONLINE[Hi-STANDARD]
TOWER RECORDS ONLINE「MAKING THE ROAD」

メイキング・ザ・ロード

MAKING THE ROAD

  • Hi-STANDARD
  • PiZZA OF DEATH RECORD
  • 1999/06/30
  • メディア: CD

Making the Road

MAKING THE ROAD

  • Hi-STANDARD
  • Fat Wreck Chords
  • 1999/11/02
  • CD(輸入盤/USA)
■Track listing
01. TURNING BACK
02. STANDING STILL
03. TEENAGERS ARE ALL ASSHOLES
04. JUST ROCK
05. DEAR MY FRIENDS
06. STAY GOLD
07. NO HEROES
08. GLORY
09. PLEASE PLEASE PLEASE
10. GREEN ACRES
11. CHANGES
12. MAKING THE ROAD BLUES
13. TINKERBELL HATES GOATEES
14. LIFT ME UP DON'T BRING ME DOWN
15. PENTAX
16. NOTHING
17. MOSH UNDER THE RAINBOW
18. STARRY NIGHT
19. BRAND NEW SUNSET


■Related articles
ハイスタの復活によせて ・・・そして想い出
Hi-STANDARD「Love Is A Battelefield」

AIR JAM 2012data
2012.9.15〜16
国営みちのく杜の湖畔公園みちのく公園北地区風の草原
宮城県柴田郡川崎

live stage line up 
2012.9.15
dustbox/FRONTIER BACKYARD
MONGOL800/SION & The Cat Scratch Comb
マキシマム ザ ホルモン/AA=/MIGHTY CROWN
Dragon Ash/HUSKING BEE
Hi-STANDARD

2012.9.16
RADIOTS/MEANING
RIZE/THA BLUE HERB
ASIAN KUNG-FU GENERATION/KEMURI
SLANG/10-FEET/BRAHMAN
Hi-STANDARD


AIR JAM 2012 OFFICIAL WEB SITE→ http://www.airjam.jp/



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NHK大河ドラマ「平清盛」 [●TV PROGRAM]

2012.01.08〜2012.12 NHK

その輝かしいまでの栄光が
現代人のコンプレックスを逆なでするのである

[text●w.hikaru]

「平清盛」と最近の中国

中国で毎日のように繰り返されている反日デモ。
コテコテのコントで表現しようにも、なかなかできない間の抜けた表情で、日本製品を見つけては憑りつかれたかのように、破壊活動を繰り返す中国人たち。
そんな彼らに突然マイクを向けて聞いてみたい。
「あなたはそんなに自分の国が好きなのですか?」

怒りの矛先を日本に向けておけば、ただの略奪がまるで革命であるかのような。
自分たちに徹底したシビリアンコントロールのレールを敷き、革命の名のもとに本を焼き、文化人を粛清し、かの国を成長の根幹から揺るがした、指導者とは名ばかりの独裁者の写真を掲げてヒステリックに叫べば、それが愛国心の証であるような。
そんな浅はかさを一体どこで身につけたのであろう。
尖閣沖で違法な漁をする漁船はほとんどが中国政府に雇われていて、自作自演の領海侵犯を続けているとしても、日本領事館の窓ガラスを叩き割り、日系百貨店に強盗に入るなど、さすがの中国政府もけしかけてはいないはずだ。
「平和堂」の意味すら風前の灯である。
「平和」が中国語では「和平」であるから、あまり意味が通じなかったのであろうか・・・
こんな混沌とした考えしか浮かんでこない。
いまデモと称した暴力行為に及んでいる彼らには、天安門事件のような情熱も、インテリジェンスも、信念のかけらすら無いからだ。

誰がこの国をここまで貶めてしまっただろう・・・

平清盛は泣いている。
日宋貿易華やかなりし頃の宋・・・かつての中国は夢の国だったはずだ。
時の帝、後白河帝の側近中の側近であった信西入道は宋の政治の仕組みを取り入れようと、清盛も志同じく、いつか海を渡って宋の国へ渡ること夢見ていた。

900年もの時が、人間の尊厳を失わせる。
大河ドラマ「平清盛」の視聴率が悪い。
平安時代はあまりにもエキセントリックで理解され難いからだろうか?
いや、そうではない。
67年前に終戦を迎えた大戦前後の日本より、ずっと人間らしく文化的な時代であったはずだ。
要は、今の時代が難解なものをとことん嫌う傾向にあるのだ。
舞が、和歌が、公家が、人々の関心をひかないのは、ただ単純に理解できないからである。
中国においても、思想が、理想が、改革が、実現できない困難な現状がある限り、人々の行動は単純化し続ける。
いや、中国においては統制の名のもと、そうせざるおえない状況に人々は追い込まれてしまったとも言えるであろう。

日本においても中国においても、戦わず、赤子のように声を上げれば誰かがなんとかしてくれる、なにかしら考えてもらえる、自分の存在を配慮してもらえると考えがちだ。
平清盛はいまの時代に求められていないわけではなく、あまりに尊い犠牲のもと、自分の名に恥じぬよう生きた最初の武士として、その輝かしいまでの栄光が現代人のコンプレックスを逆なでするのである。
現代の世に本当の意味で戦っている人間など、ほんの一握り。
日本の一握りと中国の一握りでは、その比率があまりにも違いすぎることはいうまでもない。

OFFICIAL WEB SITE→ http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/

平 清盛 一

平 清盛 一

  • 藤本有紀原作、青木邦子小説化
  • NHK出版
  • 発売日: 2011/11/25
  • 単行本(ソフトカバー)

平 清盛 二

平 清盛 二

  • 藤本有紀原作、青木邦子小説化
  • NHK出版
  • 2012/03/27
  • 単行本(ソフトカバー)

平 清盛 三

平 清盛 三

  • 藤本有紀原作、青木邦子小説化
  • NHK出版
  • 2012/07/26
  • 単行本(ソフトカバー)



平清盛 完全版 DVD-BOX 第壱集

平清盛
完全版 DVD-BOX 第壱集

  • ジェネオン・ユニバーサル
  • 2012/11/21
  • DVD

平清盛 完全版 DVD-BOX 第弐集

平清盛
完全版 DVD-BOX 第弐集

  • ジェネオン・ユニバーサル
  • 2012/11/21
  • DVD
■cast 
松山ケンイチ(平清盛)
中井貴一(平忠盛)
中村敦夫(平正盛)
加藤あい(明子)
深田恭子(時子)
伊東四朗(白河法皇)
三上博史(鳥羽法皇)
松田翔太(後白河法皇)
阿部サダヲ(信西)
玉木宏(源義朝)
田中麗奈(由良御前)
武井咲(常盤御前)
岡田将生(源頼朝)
神木隆之介(源義経)
遠藤憲一(北条時政)
杏(北條政子)
ほか




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劇団四季「美女と野獣」 [●MUSICAL]

初演 1994.04 ディズニー(1995.11.24/劇団四季)

豪華絢爛な衣装と小道具、舞台装置に見とれ
目を奪われる演出、豪快なパフォーマンスに歓声が上がる

[text●o.ayumi]

傲慢で冷酷、自分の行ないの悪さゆえに野獣にされた男が住む屋敷に迷い込み監禁された父を救うため、父の身代わりとなって野獣と同居を始めた美女、ベル。天真爛漫、読書が大好き、負けず嫌いなハッキリとした物言い。そんな彼女が、しだいに野獣の心を癒し、自らも恋に落ち、困難を乗り越え結ばれる物語。

フランスの民話をもとに、1994年にディズニーがミュージカルとして製作した「美女と野獣」、日本では、その翌年の1995年から劇団四季が日本語版を上演。東京、大阪での同時ロングランをはじめ、福岡、京都、広島静岡仙台と公演を重ね、そして2010年から東京・品川区大井町の四季劇場「夏」で上演を続けている。
10番目の専用劇場となった四季劇場「夏」は、駅から歩いて5分ほど。舞台と客席の距離がとても近く、コンパクトな印象だ。実際に舞台が始まると、そのぶん臨場感がより伝わってくる。

物語の軸は、不器用で堅物な野獣が閉ざしていた心。雷が落ちるように怒鳴り散らす野獣を非難したくなるが、次第にその行動は心の弱さと誠実さの裏返しでもあると知り、観ているこっちも物語との距離が近くなっていく。
脇役にもしっかりと情があり、愛に溢れる父、エゴティズムの塊でベルに求婚する者、その下で権力を恐れる者、欲に飢えながら生きる者・・・。人間の優しさと愚かさをコミカルかつ鮮明に描写。全員に悲劇が起こっている展開はおもしろく、そして深い。

なかでも最高のムードへ導いてくれる「Be a Guest」の華やかさは格別。野獣の屋敷に住む召使いたちは、ともに野獣と苦しみつつも、久しぶりの来客となれば、大喜びでゲストをもてなす至極のサービス精神を発揮。舞台を一瞬にしてパーティ会場に変える。それがまた、物語はまだこれからという前半に盛り込まれているのだからすごい。
 
決してロマンチックなだけの恋愛劇ではない「美女と野獣」。うっとりするようなシーンもありつつ、ときには童心のように無邪気に笑い、豪華絢爛な衣装と小道具に見とれ、目を疑うような演出、豪快なパフォーマンスに歓声が上がる。そしていつの間にか物語のなかに連れ込まれてしまったような感覚、一体感。それがきっと、一度体験すると何度でも足を運びたくなってしまう、このミュージカルの魔法、ロングランの秘密なのだろうか。ここ四季劇場「夏」での上演は2013年1月27日に千秋楽を迎える。恋愛もの、女性ウケと捉えず、ぜひ多くの人に観てほしいところだ。

劇団四季 OFFICIAL WEB SITE→ http://www.shiki.jp/

TOWER RECORDS ONLINE[劇団四季]
TOWER RECORDS ONLINE「美女と野獣」CD

原作
美女と野獣 (角川文庫)

美女と野獣

  • ボーモン夫人
  • 角川書店 (角川文庫)
  • 1992/05
  • 文庫

CD
美女と野獣 劇団四季版

美女と野獣 劇団四季版

  • 劇団四季
  • ウォルト・ディズニー・レコード
  • 2000/04/19
  • CD
■Track listing
01. プロローグ
02. 変わりものベル
03. 二人で
04. 二人で(リプライズ)
05. ひとりよがり
06. ベル(リプライズ)
07. わが家
08. ミセス・ポットの助言
09. ガストン
10. ガストン(リプライズ)
11. 絶望
12. ビー アワ ゲスト(おもてなし)
13. 愛せぬならば
14. 間奏曲~狼の襲撃
15. 何かが変わった
16. 人間に戻りたい
17. メゾン デ ルーン(閉じこめろ)
18. 美女と野獣
19. 愛せぬならば(リプライズ)
20. 暴徒の歌
21. 戦い
22. 夢叶う
23. 美女と野獣(リプライズ)


アニメ

映画
美女と野獣 [DVD]

美女と野獣

監督・脚本 ジャン・コクトー
■cast 
ジャン・マレー
ジョゼット・デイ
マルセル・アンドレ
ほか


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The Darkness「Hot Cakes」 [●ROCK]

3rd album 2012.08.20(uk/08.15 in japan)release

華麗なる復活は、時代錯誤の原点回帰?!
7年の時を越えて送る最強のロッケンロール・ショー

[text●i.akira]

2000年にイギリスにて結成され、伝統的なグラム・ロックやQueen(クイーン)からの影響を感じさせるサウンドやスタイルが話題を呼び、2003年にリリースしたデビュー・アルバム「Permission To Land」が世界中でヒットを飛ばしたThe Darkness(ザ・ダークネス)。2005年にはさらなるスケール・アップを遂げたセカンド・アルバム「One Way Ticket To Hell…And Back」を発表するも、その後ベーシストのフランキーが脱退。さらにボーカリストでありバンドのシンボルであったジャスティンの脱退により、空中分解を余儀なくされてしまう。しかし彼らは2011年に突如オリジナル・メンバーでの再結成を発表し、フェスなどへの積極的な出演(“LOUD PARK 2011”にて日本にも来日)を経て、ついに7年ぶりとなるこの新作「Hot Cakes」を発表した。

とにかく見事としかいいようのない復活作だ。王道を超えたストレートなサウンドに、繊細ささえ感じる美麗なメロディ、ツボを押さえたコーラス・ワーク、仰々しいほどのドラマティックな展開、そのどれもがThe Darknessらしく、ダイナミックでギラギラと輝くロッケンロールが満載である。当然ジャスティンの独特な高音ファルセットも惜しげもなく披露されており、7年ぶりとは思えない、むしろこちらが時代錯誤を起こしてしまうほどの原点回帰ぶりだ。しかしバンドとしての分厚さやテクニックは見事なパワー・アップを遂げており、シンプルななかにもどこか貫禄さえ漂う新しい彼らの音楽を味わうことができる。さらにRadiohead(レディオヘッド)の名曲「Street Spirit(Fade Out)」をハードロッキンに仕上げたカバーも収録されているなど、遊び心も忘れていない。11曲で40分程度というちょうどよすぎる収録時間も魅力である。

バンドは現在Lady Gagaとのヨーロッパ・ツアーの最中であり、その健在ぶりを多くの人に魅せつけていることだろう。再び走り始めた4人のロッケンロール・キッズ。いつまで続くかわからないそのジャーニーに、まだまだつき合ってみようと思う。

OFFICIAL WEB SITE→ http://www.theactualdarkness.com/

TOWER RECORDS ONLINE[The Darkness]
TOWER RECORDS ONLINE「Hot Cakes」

ホット・ケイクス

Hot Cakes/ホット・ケイクス

  • The Darkness
  • Hostess Entertainment
  • 2012/08/15
  • CD
■Track listing
01. Every Inch of You
02. Nothin's Gonna Stop Us
03. With A Woman
04. Keep Me Hangin'
05. Living Each Day Blind
06. Everybody Have A Good Time
07. She Just A Girl,Eddie
08. Forbidden Love
09. Concrete
10. Street Spirit(Fade Out)
11. Love Is Not The Answer
[Japan Bonus Tracks]
12. I Can't Believe It's Not Love/acoustic demo
13. Love Is Not The Answer/acoustic demo
14. Pat Pong Ladies
15. Cannonball/long version




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江戸川乱歩著「日本探偵小説全集(2)江戸川乱歩集」 [●BOOK]

初版 1984.10.26 東京創元社刊

それぞれ、幻想的なのだ
哀しみであったり、愉悦(狂気?)であったり
とにかく描かれ方が美しい

[text●h.mariko]

思えば、物心ついて、自分で初めて選んで読んだ本は、江戸川乱歩の「少年探偵団」だった、ように思う。断定できないのは、それが兄が持っていた本だから、それに影響されただけかもしれない、という迷いがあるからだからだ。
しかし、それを実際手に取って、ワクワクしながら読んだ記憶は、朧げにあるのだ。
総ルビの文字。精緻な描写が恐かった挿絵。明智小五郎と小林少年のタッグ、それをかわす怪人二十面相・・・。
子どもが喜びそうな、といってしまえばそれまでかもしれないが、これが1936年にすでに執筆され、それを現代に生きる私たちが読んでも充分に楽しめるというのは、驚異的ではないか?
「大乱歩」と小説家から畏敬の念を込めて呼ばれるわけも、わかる気がする。

そんな江戸川乱歩、大人になってからはあまり興味を持って手に取ったことがなかった。そんなときに限って、好きな作家が「実は乱歩の大ファン」と言うのを見たり、作品が映画化されたり、興味をそそる事件(?)が起きるのだ。そうして、全集ではあるが手に取ってみた。

うわあーーー。

衝撃、である。

設定に、古さを感じない。
発想に、無理を感じない。
強烈に、印象深い。
嗚呼、これが大乱歩の名のゆえんか。

超がつくほど有名なタイトルも多く含まれていたが、個人的に興味を覚えたのは「鏡地獄」「押し絵と旅する男」「芋虫」だった。
それぞれ、幻想的なのだ。偏執的な主人公、というところに共通点があるかもしれないが、哀しみであったり、愉悦(狂気?)であったり、とにかく描かれ方が美しい。
思えば、明智小五郎のようなヒーローもののような作品から、どろりとしたホラーまでを描く幅の広さを持った作家、現在はいるだろうか? 絵本から劇の脚本、小説までさまざまに手がけるなど、マルチな活躍をする人はたくさんいるように思う。だが、江戸川乱歩のように、小説の世界のなかで縦横無尽に描き尽くし、幅広い年齢に支持され、現代でも衰えない人気を保った作家は、いるだろうか、これからも出てくるのだろうか?

乱歩没して、既に百年余過ぎている。
まだ私が手にしていない乱歩作品は、山ほどある。
さあ、どれから手を出そうかと、本の山の前で腕を組み、にやけてしまうのだ。

日本探偵小説全集〈2〉江戸川乱歩集 (創元推理文庫)

日本探偵小説全集〈2〉
江戸川乱歩集

  • 江戸川乱歩著
  • 東京創元社(創元推理文庫)
  • 1984/10
  • 文庫
Title
二銭銅貨/心理試験/屋根裏の散歩者
人間椅子/鏡地獄/パノラマ島奇談
陰獣/芋虫/押絵と旅する男/目羅(めら)博士
化人幻戯/堀越操作一課長殿




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THE HIVES「LEX HIVES」 [●ROCK]

5th album 2012.06.01(sweden/06.27 in japan) release

スウェーデン最強のロックンロール集団
色気も漂う5年ぶりの“名盤”

[text●i.akira]

The Hives PiP
Chris Dangerous(Ds.)、Howlin' Pelle Almqvist(Vo.)、Nicholaus Arson(G.)
& Vigilante Carlström(G.)、Dr. Matt Destruction(B.) of The Hives in 2010


いやはや、なんとセクシーなことか。これぞロックンロール。これぞTHE HIVES(ザ・ハイヴス)である。2000年代中期のロックンロール・リバイバルの流れに位置されながら、音楽のみならず存在感やコンセプトまでが圧倒的に群を抜いていた彼ら。すでにデビューから15年もの時間が経過しているが、そのスタイルをほとんど曲げることなく、ひたすらにマイ・ウェイに自分たちから溢れ出るロック魂を貫き続けた。だからこそ、こんなにもブレないロックンロール・アルバムを生み出せるのである。

前作「THE BLACK AND WHITE ALBUM」では名プロデューサーであるジャックナイフ・リーと組むことでよりダンサブルなサウンドを提示した彼らだが、5年ぶりとなる本作はセルフ・プロデュースによる、実にシンプルだが、バンドの魅力が最大限に詰まったダイナミックなサウンドに仕上がっている。当然彼らがリリースするアルバムはすべて名盤であるのだが、もう冒頭のテンション全開の「Come On!」だけで本作が名盤なのは決定してしまった。あとはひたすらに説明することもバカらしくなるほどにかっこいいリフと甘美なメロディとハードに響くリズムのオン・パレードである。そしてその節々から香り立つこの色気は、ロックンロールを鳴らす者だけが許された特権だろう。

ここ数年、伝統的なロックンロール・バンドが姿を消していくなか、彼らは不器用ながらも悠然とステージに立ち続けている。アルバム・リリースのペースが非常に遅いのは難点だが、ライブはすこぶるゴキゲンな彼らは、今夜もどこかの街をシェイクしているに違いない。

OFFICIAL WEB SITE→ http://www.thehivesbroadcastingservice.com/

TOWER RECORDS ONLINE[THE HIVES]
TOWER RECORDS ONLINE「LEX HIVES」日本盤

Lex Hives

LEX HIVES

  • THE HIVES
  • The Hives
  • 2012/06/04
  • CD
■Track listing
01. Come On!/カモン!
02. Go Right Ahead/ゴー・ライト・アヘッド
03. 1000 Answers/1000 アンサーズ
04. I Want More/アイ・ウォント・モア
05. Wait a Minute/ウェイト・ア・ミニット
06. Patrolling Days/パトローリング・デイズ
07. Take Back the Toys/テイク・バック・ザ・トイズ
08. Without the Money/ウィズアウト・ザ・マネー
09. These Spectacles Reveal the Nostalgics/ジーズ・スペクタクルズ・リヴィール・ザ・ノスタルジックス
10. My Time Is Coming/マイ・タイム・イズ・カミング
11. If I Had a Cent/イフ・アイ・ハッド・ア・セント
12. Midnight Shifter/ミッドナイト・シフター

[日本盤ボーナストラック]
14. Insane/インセイン
13. High School Shuffle/ハイ・スクール・シャッフル
15. Go Right Ahead/ゴー・ライト・アヘッド/ライヴ・ブロードキャスト・フロムRMV





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