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SATO「Groovit Stance」 [●HIP HOP]

2nd album 2011.12.07 release

流麗でアーバンなデジタル・ナチュラル・ビート
豪華アーティストとの融合で完成したSATO第2章

[text●i.akira]

昨年(2010年)ファースト・アルバム「FROM AM 0:00」をリリースし、福岡から全国区へ活躍の場を広げつつあるトラック・メイカーSATOによるセカンド・アルバム。

前作はインストゥルメンタル主体であり、SATO自身の名刺代わりのようなパーソナルな作品だったが、今回はさらにその自由度を広げ、多くのMCやゲストを迎えて制作されている。さまざまなデジタル・ビートをサンプリングしながら、クールでありながらもどこかいい意味でのチープさや人間的なハート・ビートが響いており、カラフルでジャンルレスな音世界が広がっている。そしてもちろん聴きどころはゲスト参加曲で、ライブで何度もコラボレーションしている盟友WAPPER(THE BACK WARS/ILL STILL)との「FU-KYO^^」や「アサメシマエ」、レーベル・メイトで先輩にあたるKAIMANENT(NATURAL 9 NATION)を迎えたスリリングな「Escape From Freedom」、MASS-HOLE(MEDULLA)の渋いラップが映える「Helloo」、ドープなビートが非常にハマるBUDORIとの「Ovz Night」、山口出身のBUPPONと大阪出身のNAGEN SERVER、そしてSATOという1984年生まれの3人による新世代アンセム「S.B.S」と、それぞれのカラーや個性を活かしたトラックに仕上がっており、誰もが主役級の輝きを放ちながら、音と言葉の融合が成されている。

ブレイクの隙間からもSATO自身の経験やライフ・スタイルが聴こえてくるような、彼の人生を凝縮したような非常にユニークな作品になっている。彼の音楽をただヒップホップと括るのはあまりにもったいない。次世代を担うべきトラック・メイカーの現在進行形のサウンドを多くの人に堪能してほしいと思う。ちなみに発売元であるTROOP RECORDSで本作を購入すると、SATO自身も含め、福岡のアーティストや仲間たちによる13曲という大ボリュームの特典CD-R「Groovit Stance Remixes : TROOP RECORDS Ver.」が付いてくる。こちらもオリジナルに匹敵するほど濃い内容に仕上がっているので、ぜひチェックしてほしい。

TROOP RECORDSSATO「Groovit Stance」
TROOP RECORDShttp://trooprecords.net/
TOWER RECORDS ONLINE[SATO]
TOWER RECORDS ONLINEGroovit Stance」

GROOVIT STANCE

Groovit Stance

  • SATO
  • TROOP RECORDS
  • 2011/12/07
  • CD
■Track listing
■Track listing 01. Intro...sss
02. OTO NO DEAI
03. FU-KYO^^/feat. WAPPER(THE BACK WARS / ILL STILL)、 DJ LIKE
04. R.P.G
05. All Night Long
06. R×g×burger
07. Helloo feat. MASS-HOLE /Medulla
08. Jack in Space/Guitar by CHU-BA
09. Bayside Stance
10. Black beard
11. Escape from Freedom/feat. KAIMANENT(NATURAL 9 NATION)
12. Afternoon Moca
13. OVZ Night/feat. BUDORI
14. Reittel Kids/Scratch by REI
15. Shiffttyv 16. アサメシマエ/feat. WAPPER(THE BACK WARS/ILL STILL)、 DJ LIKE
17. Every L Time
18. S.B.S/feat. BUPPON、NAGAN SERVER

[CD-R] TROOP RECORDS特典
01. S.B.S.S/Shiba Remix
02. Helloo/Tsuyoshi (DADAISM) Remix
03. OVZ Night/Chaf (SMOKIN EKS TENSION) Remix
04. FU-KYO^^/mochie (DADAISM) Remix
05. アサメシマエ/Like Remix
06. Escape from Freedom/Mac Tuve Remix
07. OTO NO DEAI/Shigee (信狂楽団) Remix
08. S.B.S.G/GQ (DADAISM) Remix
09. OVZ Night/BUDORI self Remix
10. Escape from Freedom/NAGAN SERVER Remix
11. Helloo ドラクエ 8bit Remix/SATO
12. Escape from Freedom サンダーバード Remix/SATO
13. S.B.S ポコポコ Remix/SATO

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雨森零著「首飾り」 [●BOOK]

初版 1995.01.25 河出書房新社刊
1994年 第31回文藝賞受賞作品

もしも思春期にこの作品に出逢っていたら
痛すぎて読み切れなかったのではないかと思う
それほどまでに深く食い込んできた

[text●h.mariko]

雨森氏はこの翌年(1996年)、2作目の「月の裏まで走っていけた」を出しているが、その後に小説は発表されていない。ああ、なんてもったいない。もったいないというのは失礼だろうか。この才能を、ぜひ、筆でまた現わしていただきたいと切に思うのは、私だけではあるまい。

大自然の山あいの分校で育った秋、れい、ななの3人。まるで兄妹のように彼らはいつも一緒に、学び、遊び、そして友好を深める。けれど、分校から本校へ通い始めるところから、彼らの運命は狂い始める・・・。

彼ら、その3人だけだった関係に入ってくる、ほかの人間たち。学校という共同生活は、何も考えずにいればさらりと過ぎていく時間である。それが、彼らは、違った。あまりに影響しあい、あまりに互いを知り過ぎ、あまりに互いを愛し過ぎた3人。れいは張り裂けそうなくらい真剣で、秋はどうしてわかってもらえないのかと悩み、ななはれいのために秋を好きになったのではなかろうか。
たった15歳、しかしその若さ、思春期ゆえに重く感じる悩み、誰もが絶対に通っているはずの、触れれば切れそうな刃のような鋭さを、この作品はざっくりとえぐりだしている。

もしも、主人公たちと同じ15歳のときにこの作品に出逢っていたら、痛すぎて読み切れなかったのではないかと思う。それほどまでに深く食い込んできた、切なさと瑞々しさが溢れる物語。

首飾り

首飾り

  • 雨森零著
  • 河出書房新社
  • 1995/01
  • 単行本


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tricot presents“爆祭-BAKUSAI-vol.2~in TOKIO~” [●LIVE REPORT]

2011.12.02 at shimokitazawa shelter
■live stage line up
Prague/オワリカラ/MASS OF THE FERMENTING DREGS/tricot

派手に暴れるけど
奏でるフレーズはものすごくキレイなtricotの核は
正直でピュアな気持ちからできているのだ

[text●o.ayumi]

嵐の前の静けさならぬ、嵐の前の冷え込みだったのかもしれない。
12月2日、雪が降るんじゃないかと思うくらい寒い下北沢。
肌を突くような寒さはこの冬初めてで、無意識に体を縮めるような姿勢で下北沢SHELTERへ向かった。

お目当ては、tricot(トリコ)の企画ライブ「爆祭 vol.2」。
tricotといえば、10月に行ったThe Routxzの企画ライブで観て知ったバンドで、
そのときの会場で買ったファースト・ミニ・アルバム「爆裂トリコさん」も聴き、
今回2度めましてで、目当てとしては初めてだった。

今回が“爆祭 vol.2”ということは“爆祭 vol.1”があったのだが、それはつい1か月前(2011年11月8日)に活動拠点とする大阪で開催。なので、“2”とはいえ、tricotが大きく舵をきった関東での開催としては、“初”といっても等しい企画となった。

ライブの1番手は、スリーピース・バンドのPrague(プラハ)。
この日の出演バンドのなかでは、イチバン落ち着いた印象の彼らは、のっけからロマンチックな雰囲気漂うメロウなナンバーで魅せ、会場をすっぽり暖かく包む。MCをはさみ、“ここからが見せ場ですよ”と言わんばかりに疾走感あふれるロックチューンをかき鳴らし、前半とは別の表情の熱っぽいステージで盛り上げた。

続いて登場したのは、オワリカラ。
そのルックスから曲から、60年代ロックが香るサイケでキッチュなステージは、おもちゃ箱をひっくり返したみたいに鮮やかで賑やか。「シルバーの世界」は、ギラついた派手さがあって、新曲「金田一耕助の帰還」は、金田一耕助シリーズが好きという前置きがあったこともあり歌詞も密な印象。最後はメンバーがダイブするほど盛り上がり、やんちゃにステージを去る。

トリ前を飾るMASS OF THE FERMENTHINGは、めちゃくちゃエネルギッシュ。
ギター&ボーカルとベースが女性でドラムが男性と編成は少しtricotと似たところもあるが、スリーピースらしいシンプルでまっすぐなロック・サウンドで荒々しくかき鳴らされるギターは、スコーンッと胸を打つものがあり、tricotとはまた違うカッコいいガールズバンドのスタイルでオーディエンスを引きつける。

そして最後は、お待ちかねのtricot。
ギター&ボーカル・イッキュウが「みんな、まだ元気ある? 残ってる力、全部使うたらええよー! 爆裂するでー!」と叫び「爆裂パニエさん」からライブが始まる。ステージの前ギリギリに立ち、がむしゃらに演奏するメンバーと、押し寄せるようにノるオーディエンスは、爆裂し合うお祭り状態。けど、爆裂といっても、ただ単に威勢のよさ=爆裂というわけではない。ほんとのところは弱くて、わりと後ろ向きで、けど、それらを全部ひっくるめて爆裂する。だからtricotの爆裂ライブは、厚みのある強さがあって、カッコいいのだ。しかも今回はドラムのkomakiが怪我でステージに立てず、サポートのドラマー(服部久美子/Scenarioart)を迎えてのライブという、けっして本調子ではないのにもかかわらず、がっつり爆裂していたのだから、さすがだった。
MCでは、あらたまって緊張したようすで、「あのなぁ、バンドっていまここで解散ってな、言ったらな、解散になる・・・」とゴニョゴニョ話し出したのはキダ先輩。多々極まる想いがあったようで唐突ながら、バンドの尊さ、メンバーへの想い、ファンがいる嬉しさをぎこちなく話す。ヒロミは終始ニコニコと、イッキュウは、「キダがエラいことになってる(笑)」「クチベタやな!」と笑いながらツッコミを入れつつも、自らもまんざらでもないようで、たどたどしい会話が繰り広げられ、ライブの終盤では涙ぐむ一面も。
派手に暴れるけど、奏でるフレーズはものすごくキレイなtricotのスタイルの核となる部分は、正直でピュアな気持ちからできているのだと思う。爆裂なtricotの音楽は、みんなの尊い気持ちを繋いで結んだようだった。

ライブが終わって外に出ると、やっぱり寒かった。バカか!ってくらい。けど、こういうライブの日に感じた感覚って、ずっと忘れないし思い出すのだよな~。と、余韻に浸りつつ、もういちど「爆裂トリコさん」を聴きながら帰路についた。
余談だけど、The Routxzも来ていたようで、まるで気づかずしれっとチラシを貰っていたことに家に帰ってから気づいて(爆・なんかすみません)。しかしそれにしても、なんだか対バンっていいですな!

そして年が明けて4月8日に“爆祭vol.4”が同じ会場の下北沢SHELTERで開催することも発表されたし(“爆祭vol.3”は2012年3月27日 神戸・三ノ宮RATで開催)、tricotさんの、ますますの爆裂が楽しみ。次回は、komaki氏が何事もなくステージに立ち、パワーアップしたtricotが見れますように、と願いを込めて新年を迎えたい。

Prague OFFICIAL WEB SITE→ http://www.praguemusic.jp/
オワリカラ OFFICIAL WEB SITE→ http://www.owarikara.com/
MASS OF THE FERMENTING DREGS OFFICIAL WEB SITE→ http://www.motfd.com/
tricot OFFICIAL WEB SITE→ http://18.xmbs.jp/tricot/

明け方のメタファー(初回生産限定盤)(DVD付)

明け方のメタファー
初回生産限定盤/DVD付

  • Prague/プラハ
  • KRE
  • 2011/10/26
  • CD+DVD
■Track listing
01. 時の鐘
02. バランスドール
03. 街路樹
04. 夜に溶けた観覧車
05. 秋揺れ
06. 五線譜の脈動
07. スノーラン
08. 化石の顔
09. 滑空
10. サーカスライフ(Album Version)
11. 太陽と少年

[DVD]初回限定盤
01. 仇花 (Music Clip)
02. バランスドール (Music Clip)
03. 遮光 (Live@Prague-Stream Vol.5)
04. バタフライ (Live@Prague-Stream Vol.5)
05. Light Infection (Live@Prague-Stream Vol.6)
06. Roam (Live@Prague-Stream Vol.6)


イギー・ポップと讃美歌

イギー・ポップと讃美歌

  • オワリカラ
  • バウンディ
  • 2011/05/11
  • CD
■Track listing
01. swing
02. ガイガンガール・ガイガンボーイ
03. オワリカラの気分
04. ベイビーグッドラック
05. 夢見る機械
06. おいでシスター
07. ゼットン
08. 8と約1/2
09. 船


ゼロコンマ、色とりどりの世界

ゼロコンマ、色とりどりの世界

  • MASS OF THE FERMENTING DREGS
  • EMIミュージックジャパン
  • 2010/08/04
  • CD
■Track listing
01. ゼロコンマ、色とりどりの世界
02. まで。情熱ミックス
03. 終わりのはじまり
04. RAT
05. ONEDAY
06. サイダーと君
07. ズレる
08. ひきずるビート
09. さんざめく
[CD EXTARA]VIDEO CLIP
01. このスピードの先へ
02.ひきずるビート
03.ゼロコンマ、色とりどりの世界


33761573.gif

爆裂トリコさん

  • tricot
  • 2011/08/02
  • CD
■Track listing
01. 爆裂パニエさん
02. bitter
03. 42℃
04. アナメイン
05. slow line




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吉田修一著「パレード」 [●BOOK]

初版 2002.02.10 講談社刊
2002年 第15回山本周五郎賞受賞作
行定勲脚本・監督で映画化 2010年2月公開

2LDKをシェアする男女5人の生活のなかに
見え隠れするそれぞれの暗部
そして裏返して考えれば、世知辛いこの世の中で
根っこを張ってでも居直ろうとする強さ

[text●h.mariko]

あなたは、身近な人を、どれくらいわっていますか? いや、どれくらい、わったつもりになっていますか? 家族、兄妹、友達、恋人。身近と表現できる人はたくさんいるだろう。でも、その人の全部を知っているかというと、そんな訳はないと思う。「いや、私は、あの人のすべてを解っている」と思ったあなた、それは思い上がりというものだ。秘密のない人はいない、そんな小さなことじゃなくて、“闇”を抱えていない人間など、おそらくいない、そんなふうに、私は思うのだ。

2LDKのマンションに同居する5人のすれ違いの生活、人生を描いた作品。杉本良介、H大学経済学部3年生、21歳。大垣内琴美、無職、23歳。小漥サトル、“夜のお仕事”、18歳。相馬未来、イラストレーター雑貨屋店長、24歳。伊原直輝、映画配給会社勤務、28歳。それぞれの生活がオムニバススタイルで描かれている。
身体の距離と心のそれがどれだけ遠いのか、“今の若者”と一括りに悪くいわれがちな年代の、その生活の暗部にスポットを当てた物語。先輩の彼女を寝取ってみたり、自称“アイドルの彼女”だったり、人に知られたくない(知られなくてもいい)ことをひた隠しにする主人公たち。ラストの章は淡々としてきた今までに比べると、衝撃が大きい。

裏返して考えれば、世知辛いこの世の中で根っこを張ってでも居直ろうとする強さとでもいうか、「俺(私)たちはこんなにやってんだよ」という、人の見ていないところでの決断力、人生の選択のようなものを見せつけられた気分であった。

パレード

パレード

  • 吉田修一著
  • 幻冬舎
  • 2002/01
  • 単行本

パレード (幻冬舎文庫)

パレード

  • 吉田修一著
  • 幻冬舎(幻冬舎文庫)
  • 2004/04
  • 文庫

パレード (初回限定生産) [DVD]

パレード
初回限定生産

  • 脚本・監督:行定勲
  • キングレコード
  • DVD
■cast 
藤原竜也(伊原直輝)
相馬未来(香里奈)
貫地谷しほり(大河内琴美)
林遣都(小窪サトル)
小出恵介(杉本良介)
竹財輝之助(丸山友彦)
野波麻帆(美咲)
中村ゆり(松園貴和子)
ほか


2012年舞台化
OFFICIAL WEB SITE→ http://parade-stage.jp/

スクリーンショット(2011-12-27 13.57.41).png
東京・天王洲 銀河劇場 2012年1月16日〜2012年1月29日
大阪・シアター・ドラマシティ 2012年2月4日
演出:行定勲

■cast 
福士誠治(伊原直輝)
本仮屋ユイカ(大河内琴美)
竹内寿(小窪サトル)
山本裕典(杉本良介)
原田夏希(相馬未来)
ほか




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真梨幸子著「殺人鬼フジコの衝動」 [●BOOK]

初版 2008.12.31 徳間書店刊

純粋な善人などひとりもいない
優しくしてくれる人は皆何かしら裏がある
どこまでも救いがなく
ここまで不快にさせてくれる小説はなかなかない
しかしそれ以上におもしろい

[text●t.kasumi]

タイトルにあるとおり、本書は殺人鬼フジコの一生を追った物語である。

一家惨殺事件の生き残りである小学5年生のフジコは、叔母の元に引き取られ新しい人生を手に入れる。自分を虐待する親も、自分をいじめるクラスメートももういない。しかも“悲運な少女”として周りの大人は優しくしてくれる。
しかしそんな絶対的な武器も子ども社会では通用せず、フジコはクラスにおける自分の居場所を確保するためにさまざまな手を使って周りに取り入ろうとする。けれどそんなフジコの立場を脅かす存在があった。フジコは怒りに任せてあるクラスメートを殺害してしまう・・・。

この作品のすごいところは、つい読み手がフジコに感情移入してしまう部分だろう。フジコの心理描写は非常に緻密で、誰もが理性で押さえつけている欲望や憎しみや怒りをありのまま代弁してくれている。さらにフジコを取り巻く不遇も感情移入してしまう要因のひとつだろう。そのためフジコが殺人に至っても不思議と“しかたない”、と思わせられてしまうのだ。フジコが出会う人々のなかには、純粋な善人などひとりもいない。優しくしてくれる人は皆何かしら裏がある。どこまでも救いがなく、ここまで不快にさせてくれる小説はなかなかない。しかしそれ以上におもしろい。
本書を読む際には本編だけでなく、ぜひあとがきまでしっかり読んでほしい。あとがきにこそ、この作品の核が詰まっているのだから。

殺人鬼フジコの衝動

殺人鬼フジコの衝動

  • 真梨幸子著
  • 徳間書店
  • 2008/12
  • 単行本

殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫)

殺人鬼フジコの衝動

  • 真梨幸子著
  • 徳間書店(徳間文庫)
  • 2011/05/07
  • 文庫


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Tommy february6「Tommy february6」 [●POPS]

1st album 2002.02.06 release

ポップに仕上がった柔らかい音は
ちょっと口ずさみながら散歩のおともにでも
っていうのがちょうどよさそう

[text●h.mariko]

the brilliant green(ザ・ブリリアント・グリーン)も好きなのだが、個人的には川瀬智子のソロ・プロジェクト、Tommy february6(トミーフェブラリー)のファースト・アルバム「Tommy february6」を聴いてから、ちゃんと彼らにハマった感が強い。
川瀬智子のけだるく甘い歌声は、ブリティッシュロック調のThe brilliant greenより、Tommy february6の音のほうが、なんだか似合う気がする。自分のことは自分で、というのを体現しているとでもいうか。かたい言葉はこのアルバムには似合わない。ふにゃけた、とか、ちゃらちゃら、とか、褒め言葉にはなりそうにない言葉が逆にハマる。そして、川瀬のつくる音の確信犯的なポップさは、ひと言でいうならば「やられた!」なのだ。80年代ポップとでもいうか、シンセサイザー(らしき)音がなんとなく古くさく、それがまたダシになって、いい味が出てる感じ。

Tommy february6としてのファース・トシングルである「EVERYDAY AT THE BUS STOP」はオンナノコの可愛さをくすぐり、セカンド・シングル[ハート]KISS[ハート] ONE MORE TIME」ではビターな乙女心を歌い上げ、さまざまな人がさまざまなスタイルでカヴァーしているフランキー・ヴァリのヒット曲「can't take my eyes off of you」ではTommy february6ふうのけだるいかわゆい仕上がり。全体を通じてのテクノ調のリズム、ポップに仕上がった柔らかい音はライヴ・ハウスで踊りまくって、というよりも、ちょっと口ずさみながら散歩のおともにでもっていうのがちょうどよさそうな感じ。
そしてTommy february6のロゴ、伊達眼鏡、メイク、ファッション、すべてを“80年代ふう”にして、このアルバムが出来上がった。もう、何をやっても可愛い、許されちゃう感はさすがである。
すっごくやる気を出そうと思ったらものすごいものが出てきそうなのに、敢えて手を抜いているというか力を抜いているというか、確信犯的な匂いがものすごくするのだ。そのすべてを褒め言葉にかえて感じさせる川瀬のセンスに脱帽、である。

※2012年2月6日でソロ・プロジェクト開始から10年目を迎えるTommy february6
その記念すべき日にTommy february6とTommy heavenly6の同時クレジットで
ニュー・アルバムをリリースする


TOWER RECORDS ONLINE[Tommy february6]
TOWER RECORDS ONLINE「Tommy february6」初回限定盤/CD+DVD

Tommy february6

Tommy february6

  • Tommy february6
  • DefSTAR RECORDS
  • 2002/02/06
  • CD

Tommy february6

Tommy february6
初回限定盤

  • Tommy february6
  • DefSTAR RECORDS
  • 2002/02/06
  • CD+DVD
■Track listing
01. T.O.M.M.Y
02. EVERYDAY AT THE BUS STOP
03. トミーフェブラッテ、マカロン。
04. Bloomin'!
05. HEY BAD BOY
06. [ハート]KISS[ハート] ONE MORE TIME
07. WHERE ARE YOU? "MY HERO"
08. WALK AWAY FROM YOU MY BABE
09. 恋は眠らない
10. Can't take my eyes off of you
11. I'LL BE YOUR ANGEL
12. ★CANDY POP IN LOVE

[DVD]初回限定盤
01. [ハート]KISS[ハート] ONE MORE TIME/Promotion Video
02. Bloomin’!/Promotion Video
03. [ハート]KISS[ハート] ONE MORE TIME/TV-SPOT
04. Bloomin’!/TV-SPOT
05. [ハート]KISS[ハート] ONE MORE TIME/Karaoke Video
06. Bloomin’!/Karaoke Video
07. [ハート]KISS[ハート] ONE MORE TIME/Furitsuke Video
08. Bloomin’!/Furitsuke Video
09. [ハート]KISS[ハート] ONE MORE TIME/Making Movie
10. Bloomin’!/Making Movie
11. ★CANDY POP IN LOVE★/Making Movie





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坂本慎太郎「幻とのつきあい方」 [●POPS]

1st album 2011.11.18 release

浮遊感のある非常にリラックスした作風
坂本慎太郎の楽しそうな姿があっさりと浮かんでくる
なんとも心地良い素敵なミュージック

[text●i.akira]

ロック史に残る名盤「空洞です」から約4年、「完全に出来上がってしまった」というあまりにも潔すぎる理由によるゆらゆら帝国の解散から約1年半、バンドの中心人物だった坂本慎太郎によるアルバムがついに発売された。

自らのレーベル“zelone records”から発売された本作は、ゆらゆら帝国で聴かせてくれていたソリッドでサイケデリックなサウンドを封印し、ジャンルレスながらも浮遊感のある非常にリラックスした作風に仕上がっている。バンドとしての制約から離れたことにより得た自由度を最大限に活かし、マラカスやコンガ、ギロなどの民族楽器を柔軟に取り入れており、まるでハワイアン・ミュージックを聴いているような、はたまた南の島にいるような感覚に包まれてしまう。違う見方をすれば、やりたいことやスタイルを模索しているようにも聴こえる実験的な音楽ではあるが、作品としての統一感やカラーははっきりとしており、なんとも心地良い素敵なミュージックとなっている。また、収録曲「君はそう決めた」のPVは坂本自身によるイラストをアニメーションにした非常にユニークな作品になっているので、ぜひアルバムと合わせて楽しんでほしい。YouTube「君はそう決めた」

本作を聴いていると、坂本の楽しそうな姿があっさりと浮かんでくる。きっと彼は今、すごく良い状態にあるのだと思う。ずいぶんと離れてしまったステージへの復活も、きっとそう遠くないはずである。

OFFICIAL WEB SITE→ http://zelonerecords.com/

TOWER RECORDS ONLINE[坂本慎太郎]
TOWER RECORDS ONLINE「幻とのつきあい方」初回生産限定盤

幻とのつきあい方

幻とのつきあい方

  • 坂本慎太郎
  • zelone records
  • 2011/11/18
  • CD

幻とのつきあい方(初回限定盤)

幻とのつきあい方
初回限定盤

  • 坂本慎太郎
  • zelone records
  • 2011/11/18
  • CD+CD
■Track listing
01. 幽霊の気分で (Album Version)
02. 君はそう決めた
03. 思い出が消えてゆく
04. 仮面をはずさないで
05. ずぼんとぼう
06. かすかな希望
07. 傷とともに踊る
08. 何かが違う (Album Version)
09. 幻とのつきあい方
10. 小さいけど一人前

[CD2]初回限定盤
instrumental version






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モブ・ノリオ著「介護入門」 [●BOOK]

2004年 第98回文學界新人賞受賞作品
2004年 第131回芥川龍之介賞受賞作品

初版 2004.08.30 文芸春秋刊

社会問題だとかなんだとか
一般論を吐いてる間は
この作品の本心には触れられない

[text●h.mariko]

血縁、または仕事でも、自分を殆ど認識してくれない存在の世話を焼く、いわゆる老人介護。現在は高齢化が進み、そうしたことを家庭内で行なっている人も多くいよう。全国各地に専門の介護施設も大なり小なりできているが、一律によいサービスが行なわれているかというと、そうでもなさそうな報道をよく見かける。かくいう私も、介護には長年携わった。私のある部分を形成してくれた期間ともいえるが、過ごしている間は正直に言えばしんどかった。
私という個を忘れて私の母という存在を忘れて、自分を忘れている祖母。食事から下の世話、噛み合ない話の相手。生活は殆どそれに割かれる。自分の時間など優雅なものは持てない。何よりも介護が最優先事項となるが、そこにあるのは愛情などではない、苦しい義務感と偽の正義感だった。
外に出ると私は“祖母の介護をする優しい孫”という眼鏡で見られた。それがどれほど厭だったことか。私はそんな善い子ではない。むしろ正反対だった。だがそれを吹聴して回るほどの勇気はなかった。

この小説は、そういう“介護する人とその周りの辛さ”みたいなものを描いているのだと思った。手に取って驚いた。なにこのラップ調の文体。妙に伝染してくる運びのいい言葉、Yo, 朋輩=ニガー。ブラックな言葉選びは下品と上品の丁度間くらいに存在し、過激なことをさらりと描いているところがかえって好感が持てた。
29歳、ニートの金髪主人公は、寝たきりの祖母を介護する。いわゆる在宅介護。そして、ハッパ(大麻)でラリッてる。希薄な叔母との関係よりも、寝たきりの祖母との会話なき関係のほうがよほど濃密な時間であることを雄弁に語る。Yo, 朋輩=ニガー。

介護について、社会問題だとかなんだとか一般論を吐いてる間は、この作品の本心には触れられないだろう。一般論では片づけられない人間の理性や利害関係、感情のコントロールってもんを世間は忘れているということを思い知らされる。

私の祖母はいま介護施設で暮らしている。100歳になる。私のことは誰だかわっていないようすだが、姿を見せると柔らかく笑う。それでいいのだ、と、週に一度、祖母の笑顔を見て、思うようにしている。Yo, 朋輩=ニガー。

介護入門

介護入門

  • モブ・ノリオ著
  • 文藝春秋
  • 2004/08/26
  • 単行本

介護入門 (文春文庫)

介護入門

  • モブ・ノリオ著
  • 文藝春秋(文春文庫)
  • 2007/09/04
  • 文庫
文庫本には短篇「市町村合併協議会」「既知との遭遇」を収録



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THE HEAVYMANNERS「SURVIVAL」 [●REGGAE/DUB]

2nd album 2011.07.20 release

スピーカーを揺らすストイックなビートと魂の叫び
この異様な時代を“サバイバル”するためのバイブル

[text●i.akira]

DRY & HEAVY(ドライ・アンド・ヘヴィ)やREBEL FAMILIA(レベル・ファミリア)としての活動でも知られる秋本“HEAVY”武士を中心としたレゲエ/ダブ・ユニット、THE HEAVYMANNERS(ザ・ヘヴィーマナーズ)のセカンド・アルバム。
2008年にリリースしたファースト・アルバム「THE HEAVYMANNERS」では盟友SHING02やKILLER BONGのほか、SLY & ROBBIEのスライ・ダンバーやKING YELLOWMANなどのレジェンドたちとのセッションも注目されたが、今回はさらにバンドとしての形にこだわりつつ、ホーン・セクションを全面的に取り入れ、シンプルながらもよりストイックでルーツ色の強いサウンドに仕上がっている。ツボを押さえたダブのアレンジはあいかわらず秀逸だ。
また、特筆すべきはゲスト参加しているRUMIである。日本有数の女性ラッパーであり、タフで気高く美しき女性の視点から強烈な言葉を放つ彼女の存在感は圧倒的であり、THE HEAVYMANNERSのリズムとビートの上を自由自在に泳いでいる。特に「誰かのあの子」に込められたメッセージは必聴であり、3.11以降を生き抜く我々に深く突き刺さるような切実なる愛と祈りに満ちた名曲である。また、彼女のセカンド・アルバムに収録された「Heso-CHA」や、トラック・メイカーASAのアルバム「Fast Abstract Bass」に収録された「白地図」の再構築を含めた合計4曲に参加しており、THE HEAVYMANNERSのメンバーと呼べるほどに濃密なコラボレーションを聴かせてくれる。
さらに、チュニジア系フランス人の女性シンガーであるサミア・ファラーのささやく歌声が印象的な「ARAB IN DISGUISE」や、HIP HOP/R&B雑誌「blast」などで活躍されたライターであり、今年の5月20日に亡くなられた二木崇氏に捧げられた「BURNING SPILIT IN DUB (Futatsugi Takashi Forever)」など、聴き所満載である。

サウンド面だけでなく、メッセージとしても非常にレベルな作品であり、この異様な時代を “サバイバル”する方法を教えてくれるような力強いアルバムだ。たとえどんな世界になろうとも、抵抗の詩とビートは鳴り止まない。本作を聴けば、その意味がわかるだろう。

OFFICIAL WEB SITE→ http://www.theheavymanners.com/

TOWER RECORDS ONLINE[THE HEAVYMANNERS]
TOWER RECORDS ONLINE「SURVIVAL」

サバイバル

SURVIVAL/サバイバル

  • THE HEAVYMANNERS
  • Pヴァイン・レコード
  • 2011/07/20
  • CD
■Track listing
01. Breath for SPEAKER feat. RUMI
02. ONE STEP TO LIVE
03. 誰かのあの子 feat. RUMI
04. 白地図 feat. RUMI
05. CRY TUFF
06. Heso-CHA feat. RUMI
07. UNDERGROUND PRIDE
08. REBEL BASS KILLED THE EVIL
09. ARAB IN DISGUISE feat. SAMIA FARAH
10. DUB TERRORIST
11. HOPE
12. CLIMB
13. BURNING SPIRIT IN DUB (Futatsugi Takashi Forever)
14. SURVIVAL




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古泉迦十著「火蛾」 [●BOOK]

2000年 第17回メフィスト賞受賞作(講談社)
初版 2000.09.05 講談社刊

何より秀逸なのは
イスラム教の世界を解りやすく
そして“殺人事件”という非現実に繋げ
物語を昇華させている手腕

[text●h.mariko]

メフィスト受賞作を読み漁っていたのだが、この作品は書架から見落としてしまった。幻の第1回受賞作と呼ばれる京極夏彦氏のデビュー作「姑獲鳥の夏」の影響か、メフィスト受賞作品は、どれもこれも辞書並みに分厚かったのである。なので、背表紙ですぐに見つけることができたのだ。それが、この「火蛾(ヒガ)」は、普通の(というのも変だが)文庫本の厚さだった。辞書サイズの分厚さを探していた私にとっては肩透かしでもあった。が、読んでみてその内容の濃さに驚いた。

12世紀の中東が舞台。聖者の伝記録を執筆しようと取材を重ねる作家のファリードはアリーという男を訪ねた。アリーが語ったのは“姿を顕さぬ導師と4人の修行者だけが住まう山の閉ざされたパオ(穹廬/きゅうろ)の中で起きた殺人”であった・・・。
ストーリーの根底がイスラム教とその教典によるため、読み進めながら物語とともに教典を知り、主人公が挑もうとしている作業の難解さ、作品内で語られる専門的ともとれる言葉を噛み砕いていくうち、まるで自分自身が見知らぬ国の砂漠で、知識を得ようと苦心しているかのような錯覚を覚える。

死とは悦楽、解放。また、邪教の教え。

その狭間で揺れ動くファリードの心情も巧みに描かれるが、何より秀逸なのは、日本でのほほんと暮らしている限りは殆ど触れることがない“イスラム教”の世界を解りやすく、そして“殺人事件”という非現実に繋げ、物語を昇華させている手腕であろう。読後はぼんやりしてしまうというか、理解したつもりが言葉にしようとするとすり抜けていくような心もとなさとでもいうか、不可思議な感覚を味わった。酒に酔ったときの酩酊感に少し似ているような。
一人称に近い語り口調で最後に怒濤の“説明”がなされるが、そこがいちばんの山場といえよう。ぜひ、この山を乗り越えて、酩酊感を味わってみていただきたい。

火蛾 (講談社ノベルス)

火蛾(ヒガ)

  • 古泉迦十著
  • 講談社
  • 2000/09/06
  • 新書


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THE BAWDIES“日本武道館「LIVE THE LIFE I LOVE」TOUR 2011 -FINAL-” [●LIVE REPORT]

2011.11.27 at NIPPON BUDOKAN

アンコールまで年甲斐もなく踊りまくり
気づけばメンバーのお尻しか見られなかったことも忘れて
最後まで楽しんでしまった

[text●w.hikaru]

1212.jpg
THE BAWDIES

日曜日にも関わらず黙々と走り込む皇居ランナーを横目に、
タクシーは国立近代美術館の前を通り過ぎ、
北の丸公園のなかを突っ切っていく。
公園の森を抜けきる前に、黒山の人だかりが見えてきた。
 
「どう見ても俺が最高齢だな・・・」
ため息交じりの友人の声がかき消されてしまいそうなほど、
若者たちの熱気が今か今かと開演をせかしていた。

若い子たちに負けじとグッズを手に入れ、乗り遅れまいとさっさと会場へ。
今回は“MARCY見切れ席”という3,300円の曰くつきの座席。
MARCYとはドラムの子だが、彼が見切れる席とはいったい・・・
 
2階席に着くと、なるほど!という前に
“えっ?”という感じに。
 
「ステージが目の前にある!でも、メンバーがこっち向かないじゃん!!」

要は席がステージの真後ろにあり、MARCYだけが見切れちゃうのではなく、
メンバー全員の“顔が見えない”のである。

通常、武道館公演ではステージ側(後方)の席は潰されてしまうが、
今回はスタンド、2階、3階がフルで生かされていたのだ。
なるほど、これがいわゆる、“背面にも観客席を設けた360度ステージ!”か。
サービス精神というか、これが彼らの若さ!なのだろう。
席がほとんど埋まってしまうと、
武道館は千秋楽の国技館ばりの超満員となった。
 
いつものメロディに乗ってメンバーが登場すると、
1枚目のシングル「I BEG YOU」でじはじまり、
「JUST BE COOL」〜「LOVE YOU NEED YOU」と代表曲が続く。
シャウトしまくり踊りまくりで、ROYのMCもいつもどおり空回り。
感極まる場面は彼らには似合わないと思いきや
「つらいこと、悲しいことは今日で終わり・・・」と
「SAD SONG」をしっとりと聴かせてくれた。
ようやくこれまでの苦労話のひとつでも・・・と思いきや
すぐに「HOT DOG」で最高潮に。
アンコールの「SHAKE YOUR HIPS」まで年甲斐もなく踊りまくり、
気づけばメンバーのお尻しか見られなかったことも忘れて
最後まで楽しんでしまった。

翌日の出社を考えると気が重くなったが、
彼らの記念すべき夜をともにできた時間は
それまでのすべてを忘れられたのだ、
まぁよしとしよう! 

[set list]
01. I BEG YOU/02. JUST BE COOL/03. SHOW ME UP
04. LOVE YOU NEED YOU/05. KEEP ON ROCKIN’
06. I’M A LOVE MAN/07. WHAT A LONELY NIGHT
08. EVERYDAY’S A NEW DAY/09. ANNE
10. THANKS BILL/11. BITTER BUTTER
12. I'm In Love With You/13. I’M DOWN I’m down
14. Shake it baby/15. RED ROCKET SHIP
16. EMOTION POTION/17. YEAH
18. SAD SONG/19. HOT DOG/20. B. P. B
21. IT’S TOO LATE/22. YOU GOTTA DANCE
23. A NEW DAY IS COMIN’
[encore]
24. Because/25. KEEP YOU HAPPY
26. Shake Your Hips


OFFICIAL WEB SITE→ http://thebawdies.com/

TOWER RECORDS ONLINE[THE BAWDIES]
TOWER RECORDS ONLINE「LIVE THE LIFE I LOVE」

LIVE THE LIFE I LOVE

LIVE THE LIFE I LOVE

  • THE BAWDIES
  • ビクターエンタテインメント
  • 2011/06/08
  • CD
■Track listing
01. A NEW DAY IS COMIN'
02. ANNE
03. JUST BE COOL
04. SHOW ME UP
05. LOVE YOU NEED YOU feat.AI
06. LOVE YOUR LIFE
07. WHAT A LONELY NIGHT
08. THANKS BILL
09. BITTER BUTTER
10. WHAT YOU SAY
11. YEAH


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石橋凌「表現者」 [●ROCK]

1st album 2011.12.07 release

彼は歌う、もう一度、魂こがして  
ARBでもなく、俳優でもなく、石橋凌としての歌

[text●i.akira]

2006年3月にARBから脱退を発表した石橋凌が音楽活動再開を発表したのは1年以上前だったと思う。地元福岡のイベントなどで年に1度ほどライブ出演することはあったが、本格的に音楽シーンに復帰することはもうないと思っていた。なにせ彼は俳優として国内外で高い評価を受けるまでになっていたからだ。しかし彼は再びステージに立ち、マイクを掴み、歌ってくれるという。本当に嬉しいニュースだった。

石橋凌名義としては初のアルバムにして、音源としては2005年にリリースしたARB名義でのシングル「荒鷲のうた」以来となるこの「表現者」は、実に待った甲斐のある濃密な作品である。まずARBの名曲たちのセルフ・カバーが多数収録されていることには驚いた。そしてその迫力にはさらに圧倒された。バックを務める池畑潤二(Ds.)、渡辺圭一(B.)、藤井一彦(G.)、伊東ミキオ(Pf. / Key.)という百戦錬磨のツワモノたちによる大胆なアレンジに、円熟味を増した凌の力強い歌声が乗り、ロックという枠に囚われず、ジャズやオールディーズ、R&Bなどさまざまなアプローチで生まれ変わったARBの名曲たちがそこにはあった。さらにアルバムから先行で公開された珠玉のバラード「我がプレッジ」、今だ見えぬゴールを歌った「最果て」、現代を生き抜く指針のような「Tokyo Shuffle」、誰もが決断しなければならない岐路を描いた「待合室にて」、ARBのクラシック「ダディーズ・シューズ」に通じるようなテンポのよい「形見のフォト」、藤井一彦のギターが冴えわたるソウルフルでストレートな「Dear My Soulmate」、これまでの日々に感謝を捧げるように優しくも強く響く「縁のブルース」と、凌自身が作詞・作曲した新曲たちも非常に彼らしい言葉とメロディが詰まっている。
そして特筆すべきは「After ‘45」である。ARB珠玉のバラードであり、収録曲のなかで唯一3.11以降にレコーディングされたこの曲には、「試される2011」という新しい歌詞が加わっている。普遍的なメッセージが込められたこの曲だからこそ、より一層この時代に生きる我々に多くのことを問いかけてくれる。また、DISC2には福山雅治(ARBファンとして知られ、凌とも俳優として何度か共演している)がコーラスとギターで参加したコラボレーション・バージョンも聴くことができる。

自らを“表現者”と称し、55歳となった今も魂をこがして、常にチャレンジャーであり続ける石橋凌。今彼は今回のアルバム・リリースに伴ない全国で精力的にキャンペーンを行ない、年明けには東京と福岡でライブも決定している。その先にさらなる歌い手としての道があるのかはわからないが、夢の続きをこれからも期待したい。

OFFICIAL WEB SITE→http://avexnet.or.jp/ishibashiryo/

TOWER RECORDS ONLINE[石橋凌]
TOWER RECORDS ONLINE「表現者」初回生産限定盤/2CD+DVD


表現者

表現者
初回生産限定盤

  • 石橋凌
  • avex trax
  • 2011/12/07
  • CD+CD

表現者(DVD付)

表現者

  • 石橋凌
  • avex trax
  • 2011/12/07
  • 2CD+DVD
■Track listing
[CD1]
01. 喝!
02. 乾いた花
03. 我がプレッジ
04. 最果て
05. TOKYO SHUFFLE
06. 待合室にて
07. 淋しい街から
08. 形見のフォト
09. Dear My Soulmate
10. 縁のブルース
11. AFTER ‘45
12. 魂こがして
[CD2]
01. AFTER ‘45/with 福山雅治

[DVD]初回生産限定盤
01. 表現者「我 演ず 魂こがして」/ドキュメンタリー



表現者 我 語る 魂こがして(CD特典付 本書オリジナル音源収録)

表現者 我 語る 魂こがして
CD特典付/本書オリジナル音源収録

  • 石橋凌著
  • カンゼン
  • 2011/12/07
  • 単行本(ソフトカバー)


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森博嗣著「すべてがFになる」 [●BOOK]

1996年 第1回メフィスト賞受賞作品(講談社)
初版 1996.04.05 講談社刊

これは文学作品なのか?
それとも、科学書なのか?
ここまで理系的な謎解きミステリは
そうそう出てきはしまい

[text●h.mariko]

最近、電車に乗ると、奇妙な光景をよく目にする。座席に座ったならその前列、または座席の前に立った人、そのほぼ全員が、携帯電話又はスマートフォンを片手に、なにやらごそごそと操作している姿である。ほんの十数年前までは未知の機械だった“携帯電話”は、いつしか“ケータイ”として人々の生活にあたりまえのように滑り込み、その地位を確立している。そしてそのうちスマートフォンとやらに取って代わるとか。機械全般苦手な私にとっては頭が痛い話でもあるが、不気味な話でもある。人は人と面と向かって話をするべきという勝手な持論を持つ私としては、携帯の普及が進めば進むほど、人はコミュニケーションが下手になるのではないかという危惧を勝手に抱いているのだ。まあ、それこそ勝手な話だが。

それよりももっと日常になっているであろう、インターネット、またその窓口といえるパソコンの世界。それをいち早く小説の世界に取り入れたのが、この作品ではなかろうか。初版は1996年。windows95の世界的ヒットで、日本でもパソコンが一般家庭にようやく普及しはじめたころである。

孤島に存在するハイテク研究所に籍を置く天才工学博士である真賀田四季(まがたしき)。彼女の部屋から、両手両足を切断され、ウェディングドレスを纏うという奇妙な姿の死体が発見される。偶然島を訪れていたN大学工学部助教授の犀川創平(さいかわそうへい)とその教え子の西之園萌絵(にしのそのもえ)がその謎に挑む・・・。

当時の最先端知識ではなかろうかと思われるパソコン、プログラミング用語が容赦なく飛び交い、それが物語の中枢を成すので、思いっきり文系の私は途中頭痛を覚えた。“7とBとDは孤独”“2進法に照らし合わせるトリック”。今までに存在していたどの密室トリックとも違う事件であれば、それを解く方法もまったく違う。そして最初から解答はされていた、タイトルに。その意味に気がついたとき、目の前が真っ白になるような、目眩のような感覚を覚えた。
これは文学作品なのか? それとも、科学書なのか? ここまで理系的な謎解きミステリはそうそう出てきはしまい。これがデビュー作である森氏の才能に正に脱帽、といったところか。この作品に同感するか目眩を感じるか、あなたのIT深度が試され?
2001年に浅田寅ヲの作画でコミック化、2002年にゲーム化(プレイステーション)。

すべてがFになる (講談社ノベルス)

すべてがFになる

  • 森博嗣著
  • 講談社
  • 1996/04/03
  • 新書(講談社ノベルス)

すベてがFになる (講談社文庫)

すベてがFになる

  • 森博嗣著
  • 講談社(講談社文庫)
  • 1998/12/11
  • 文庫

すべてがFになる (バーズコミックススペシャル)

すべてがFになる

  • 浅田寅ヲ作画
  • 幻冬舎
  • 2002/02
  • コミック


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中島卓偉「3号線」 [●ROCK]

15th single 2011.11.02 release

3号線に引き裂かれた家族の悲しくも愛に満ちた物語
幼き日の想いを赤裸々に綴った自伝的バラード

[text●i.akira]

なんという曲だろう。初めて聴いたとき、唖然としてしまった。中島卓偉というミュージシャンの力は知っていたが、音楽でこれほど胸を打たれたのは本当にひさしぶりだ。かっこよくロックを歌う彼が初めて聴かせてくれる幼き日の苦い記憶。それがこの「3号線」に込められている。

タイトルの「3号線」は北九州から鹿児島までをつなぐ国道3号線のことで、卓偉が生まれ育った福岡県古賀市の真ん中あたりを通っている。幼いときに両親が離婚してしまい、父方に引き取られた卓偉とその兄(ジャケットに映るやんちゃそうなふたりの子供は、当時の彼ら自身である)は3号線の内側に残り、母親は3号線の外側に出ていってしまった。理由もわからずに3号線を境に引き裂かれてしまった母との距離に苦しみながら、仕事と家事を両立させようと多くを語らずも必死に戦い続ける厳しい父の背中や、弟思いで誰よりも優しく強くあろうとした兄の姿を見ながら、さまざまな愛により強くなっていく卓偉自身の感情が壮大なバラードに乗せて赤裸々に歌われている。

また、ひねくれていながらもスウィートな「キャンディの涙」、「世にも奇妙な物語」のようなストーリー性のあるスカ・テイストの「4時20分」、得意のミドル・バラード「LONG WAY」など収録曲も充実しており、シングルながらアルバムに匹敵するボリュームを楽しむことができる。

幼い兄弟にとってあまりに巨大な壁となった3号線の存在を、彼はずっとうらめしく思っていたのだろう。しかし彼はそれを曲にすることで、恩讐を越えた美しい思い出に変えている。公式HPにはこの曲をさらに掘り下げたWEB小説「3号線」も公開されているので、そちらにもぜひ目を通していただきたい。

OFFICIAL WEB SITE→ http://www.takui.com/

TOWER RECORDS ONLINE[中島卓偉]
TOWER RECORDS ONLINE「3号線」

3号線

3号線

  • 中島卓偉
  • UP FRONT WORKS Z = MUSIC =
  • 2011/11/02
  • CD
■Track listing
01. 3号線
02. キャンディの涙
03. 4時20分
04. LONG WAY
05. 3号線/vocal off version




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竹本健治著「闇の中の赤い馬」 [●BOOK]

初版 2004.01.30 講談社刊

スズキコージのイラストが
この小説の世界観にぴたりと寄り添い
まるでこのなかで生活しているかのような
リアルな感覚へと招き入れる

[text●h.mariko]

キリスト系のミッションスクール、全寮制である聖ミレイユ学園において、まさに天罰としか思えないような事件が相次いだ。神父のひとりが校庭の真ん中で落雷により死亡。また別の神父は、密室の温室で自然発火したとしか思えない焼死を遂げる。汎虚学研究会(キョガク)のメンバー、タマキ、フクスケ、マサムネらが謎の解明に乗り出すが、そこに待ち受けていた真実とは・・・。

スズキコージの色鉛筆で描き殴ったようなイラスト(挿絵)がこの小説の世界観にぴたりと寄り添い、まるでこのなかで生活しているかのようなリアルな感覚へと招き入れる。推理ものとしても、ミステリとしても、イラストを楽しむのもいい。さまざまに楽しみ方を示してくれる作品であるが、ただし読後感に関しては賛否両論があって然るだろう。
私が読んだ感想は、正直、辛い、であった。しかし、あるかも、と思わせる部分もたくさんあった。たとえば、子どもが持つ独特の残酷さ。虫の足をおもちゃのようにもいだり、分別のない残酷さと“子どものしたことだからバレないだろう”という確信的な動きなど、実にていねいな描写がされている。
犯罪の低年齢化が叫ばれるなか、それを助長するような表現、また描写は否めない。が、これを本当に実行しようと思えばもの凄い絆が必要でもあり、ニュースなどでよく使われる“心の闇”などに籠っている暇はない。隙のない作品である。
しかし、本の文芸復興=ルネッサンスをうたったこのシリーズ(講談社ミステリーランド)、絵本の如く挿絵があったり、総ルビであったりと確かに“子ども向け”とも取れるのだが、この「闇の中の赤い馬」の内容は、子どもにはちょっとという気がする。巻末に掲載されているとおり、“かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド”というより“かつて子どもだった人のための”だけで、よいかと思う。
タイトルにもなっている「赤い馬」とは、精力の現われであり、放火(放火犯/放火魔)を“赤馬”とも呼ぶらしい。また、女性の月経についても同じ隠語を当てることを初めて知った。


闇のなかの赤い馬

闇のなかの赤い馬

  • 竹本健治著
  • 講談社
  • 2004/01/31
  • 単行本

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The Bill Evans Trio「Waltz for Debby」 [●JAZZ]

liverecording session of June 25, 1961 at the Village Vanguard

友よ「今日聞かなくても、いい・・・
けど、50年以内には、聞いてくれ」
オススメしたい

[text●k.ryo]

なにを書いても
1曲目「my foolish heart」の美しさを、
文字で表現するのは、不可能だ。

ただ、友よ「今日聞かなくても、いい・・・けど、
50年以内には、聞いてくれ」とオススメしたい

それくらいこの美しさは、普遍的だ


ピアノトリオ・ジャズのライブ盤。
ライブ盤なのにとても音がよく、
観客の話し声やグラスの音(乾杯)などが、
リアルに聞こえるけど、
この音楽にハマると、
ひと言も発してはいけない緊張感があり、
全身で音に集中しようと、吸い込まれる。

エヴァンスの魅力は、バラードにあると、
個人的には思うけど、
このアルバムのなかには、
ベーシストが、ヴォンヴォンと歌うように、
奏でる曲や
トリオの掛け合いが、スピーディーに展開される「milestones」も
収録されている。

このアルバムのよさがわからないなら、ほかのピアノトリオを買う必要はない。

[Personnel]
Bill Evans/ビル・エヴァンス(p.)
Scott LaFaro/スコット・ラファロ(b.)
Paul Motian/ポール・モチアン(ds.)


TOWER RECORDS ONLINE[The Bill Evans Trio/ ビル・エヴァンス・トリオ]
TOWER RECORDS ONLINE「Waltz for Debby」

Waltz for Debby

Waltz for Debby/ワルツ・フォー・デビイ

  • The Bill Evans Trio/ビル・エヴァンス・トリオ
  • Fantasy
  • 2010/09/30
  • CD
■Track listing
01. My Foolish Heart
02. Waltz for Debby(Take 2)
03. Detour Ahead(Take 2)
04. My Romance(Take 1)
05. Some Other Time
06. Milestones
07. Porgy
[Bonus Trac]
08. Discussing Repertoirek
09. Waltz for Debby(Take 1)
10. Detour Ahead(Take 1)
11. My Romance(Take 2)


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Perfume「GAME」 [●POPS]

2nd album 2008.04.16 release

聴くとすぐに耳に馴染む音と歌詞
こうやって“じわじわやられていく”んだな

[text●h.mariko]

最初のイメージ。    アイドル
次のイメージ。    一発屋?
その次のイメージ。    結構イケる。というか、好き。

それが、私のPerfume(パフューム)に対するイメージ。

2007年の“リサイクルマークがECOマーク。”キャンペーン・ソングとしてテレビから大量に流された「ポリリズム」のサビが頭から離れなくなったことがあり、うるせーよと思っていたのだが、このアルバム全体を聴いてみると、意外とこれが聴けるのである。“アイドルだと思ってバカにするなかれ。可愛いだけじゃない、踊れて歌えて可愛い、女の子は勿論男子のアイドルでもあるのがPerfumeなのだ”と、今は胸を張って言える。キャッチーでポップ、という言葉がピッタリしっくりくるのである。
たしかに、同じリズム、同じ言葉のリフレインは飽きることもあるが、Perfumeの場合は意図的に、その“刷り込み”をしているように思えるが、しかし、頭から離れないメロディというのは、嫌いなのではない。何か気になるから、頭から離れなくなるのだ。ってことは、私も実はPerfumeが好きなんじゃん、と気がつくまでに、ちょっと時間がかかっただけなのだった。

「チョコレイト・ディスコ」といい、「セラミックガール」といい、メロディと歌詞のシンクロ率がいいというか、聴くとすぐに耳に馴染む音と歌詞。こうやって“じわじわやられていく”んだなと思う。アルバム・タイトル曲の「GAME」では重めのリズムでガッツリと踊れて、さらに、女の子のトキメキを柔らかく可愛らしく歌い上げたのが「マカロニ」だったり、歯切れのよい言葉選びといい、ダンサブルなサウンドといい、すべてにおいて“やられた!”という感じ。最近の可愛い女の子はこういうのを聴いてるのか、と、大変勉強にもなった。

全体を通してポップなリズムが明るいアルバムである。のっち、かしゆか、あーちゃんが、まぶたの裏側でダンスしてるのが浮かび上がってくるようだ。元気いっぱいのときも、元気がないときにも、Perfumeは、なかなか効くよ。

OFFICIAL WEB SITE→ http://www.perfume-web.jp/

TOWER RECORDS ONLINE[Perfume]
TOWER RECORDS ONLINE「GAME」CD+DVD/初回限定盤

GAME

GAME

  • Perfume
  • Tokuma Japan Communications
  • 2008/04/16
  • CD

GAME(DVD付) 【初回限定盤】

GAME
初回限定盤

  • Perfume
  • Tokuma Japan Communications
  • 2008/04/16
  • CD+DVD
■Track listing
01. ポリリズム
02. plastic smile
03. GAME
04. Baby cruising Love
05. チョコレイト・ディスコ
06. マカロニ
07. セラミックガール
08. Take me Take me
09. シークレットシークレット
10. Butterfly
11. Twinkle Snow Powdery Snow
12. Puppy love

[DVD]初回限定盤
01. ポリリズム /LIVE at LIQUIDROOM Nov.8 '07
02. SEVENTH HEAVEN/LIVE at LIQUIDROOM Nov.8 '07
03. マカロニ/Original Version-
04. セラミックガール/Drama Another Version
05. マカロニ/A-CHAN Version
06. マカロニ/KASHIYUKA Version
07. マカロニ/NOCCHI Version




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masa-yume/吉井和哉&ダチョウ倶楽部「マサユメ」 [●ROCK]

PlayButton 2011.11.16 release/タワーレコード限定
download 2011.11.30 release

news_large_masa-yume_jacket.jpg
masa-yume/吉井和哉&ダチョウ倶楽部

吉井和哉とダチョウ倶楽部による奇跡のコラボレーション
お約束とツボを押さえたダイナミックなロック・ナンバー

[text●i.akira]

インターネットの音楽ニュースでとんでもないニュースが流れた。あの吉井和哉とダチョウ倶楽部が手を組んで生まれた新ユニット“masa-yume”が音源をリリースするというのだ。最初はなにかの企画か、ただの冗談かと思っていた。しかしジャケットに映る4人の顔は本気そのもの。半信半疑のまま聴いてみれば、いやはや、なんともすばらしい曲に仕上がっているから驚いた。

クールなギター・リフから始まるシンプルかつダイナミックなロック・ナンバーとなった本作は、1曲なのにさまざまな角度から楽しめるユニークな曲である。まず特筆すべきは4人によるラップである。吉井和哉は当然ながら、それぞれにキャラクターが違うダチョウ倶楽部の3人が一生懸命にラップする声は見事に曲にハマっており(特に上島さん)、クールささえ感じさせてくれる。また、歌詞にはダチョウ倶楽部の“お約束”なネタがたっぷりと含まれており、しかもそれがごく自然に聴こえるのだから不思議である。こういうふうに書くとなんだか吉井和哉の曲っぽくないかもしれないが、彼の特徴的なメロディも大サビで聴けるのでご安心を。

吉井和哉が見た“ダチョウ倶楽部とバンドを組む”という夢から実現した、まさに“マサユメ”な本作。正直、もっともっと聴きたいと思った。こういう遊び心って今世の中には足りない気がする。日本に元気と活を与えてくれる最高のコラボレーションである。

缶バッチ型MP3プレイヤー「PLAYBUTTON」タワーレコード限定発売
TOWER RECORDS ONLINE[masa-yume/吉井和哉&ダチョウ倶楽部]
TOWER RECORDS ONLINE「マサユメ」

news_large_masa-yume_jacket.jpg

マサユメ

  • masa-yume/吉井和哉&ダチョウ倶楽部
  • TOWER RECORDS
  • 2011/11/16
  • PLAYBUTTON
■Track listing
01. マサユメ
02. 仲なおりの歌


Download "マサユメ"
iTunes → http://itunes.apple.com/jp/album//id478649221
レコチョク → http://recochoku.jp/

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姫野カオルコ著「ツ、イ、ラ、ク」 [●BOOK]

初版 2003.10.31 角川書店刊

人は何につけても、強欲である
ことにそれが恋愛となればさらに
年代や時代を超えた純愛小説

[text●h.mariko]

恋愛を描いた作品というと、だいたい十代後半で初恋から爽やかな恋、そこにもう少し性描写みたいな濃密さが出てくると二十歳を越えて・・・、なんて年齢がつきまとう。だが、それはあくまで一般的な作品(作り話)の世界のなかでのこと。実際の“青春時代”と呼べる年代は中学生くらいから始まっているだろうし、異性を強烈に意識しはじめるのはむしろ中学生くらいなのではないだろうか。高校生くらいになると、もっとスカしているというか、中学生のころの真剣さみたいなものが抜け落ちているようにも思う。
それを改めて意識させられたのがこの作品だった。中学生を主人公とした、恋に“墜ちた”人々が描かれている。いつだったか、“恋はするものではなく落ちるものだ”というキャッチがもてはやされたのも記憶に新しいが、これは墜落の“落ちる”ではなく“墜ちる”のほう。恋に“墜ちた”というのはあまりにも激しい。それに加えて、驚くほどにたくさんのキャラクターが登場しているのに、主人公をはじめ、誰ひとりとして影が薄くなっていないところも物語の完成度の高さを感じさせる。

主人公・隼子の早熟さ、統子のませた感情、マミと京美の“美”の違い。愛の勘違い。三ツ矢の可愛いバカ具合、坂口の健気さ、塔仁原のアクの強いキャラクター。それぞれが引き立てあい、足を引っ張りあい、憎み、愛し合い、そしてひとつの“クラス”に押し込められた“個”が巧みに描かれていく。
教師である河村は、本来なら生徒である隼子と関係を持つのは、立場上まずい。が、ふたりは立場なんてもうどうでもいいっていうほど、お互いを欲していた。
相手を憎めば憎むほど、離れれば離れるほど、相手が欲しくなる。ひとつを手に入れたら次へ、また次へ、そうして人は貪欲になっていく。互いを貪り、吸いつくし、それでもまだ足りぬ欲求。

人は何につけても、強欲である。ことにそれが恋愛となればさらに。その激しさを、切なさを、さまざまな目線から描き出した秀作。ラストは美しくまとまっている感じもするが、全員を救済するような終わり方で好感が持てる。これは、年代や時代を超えた純愛小説であると、断言する。

ツ、イ、ラ、ク

ツ、イ、ラ、ク

  • 姫野カオルコ著
  • 角川書店
  • 2003/10/23
  • 単行本

ツ、イ、ラ、ク (角川文庫)

ツ、イ、ラ、ク

  • 姫野カオルコ著
  • 角川書店
  • 2007/02/24
  • 文庫(角川文庫)

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KORN「The Path Of Totality」 [●NU METAL]

10th album 2011.11.30 release

重鎮KORNと新鋭ダブステップ・アーティストたちによる融合
へヴィ・ロックの新たな可能性と最先端を示した実験作

[text●i.akira]

原点回帰の前作「KORN Ⅲ -Remember Who You Are-」からわずか1年半でのリリースとなる新作「The Path Of Totality」は、つくづくKORNというバンドの懐の深さというか、アイディアの豊かさに驚かされる作品だ。なにせ新鋭のダブステップ・アーティストたちとのコラボレーション・アルバムである。きっかけは今年の4月にSKRILLEX(スクリレックス)とのコラボ曲「Get Up」を公式HPで発表したことだ。この曲がとんでもない話題を呼び、本来ミニ・アルバムを制作予定だったのが、けっきょくフル・アルバム発売にまで至ったのである。おそらく制作作業の途中で次々にアイディアが膨らんでいったのだろう。これまでも数多くのアーティストとのコラボはあったが、アルバム1枚を通してのコラボというのはバンド史上初だ。ダブのリズムにブレイクビーツやドラムンベースを混ぜ合わせた新しいエレクトロ・ミュージックをKORN(コーン)は取り入れたのである。しかし聴けばなおさら驚愕するだろう。ここ最近の作品のなかでは最もKORNらしい作品となっているからである。

激しくも緻密なデジタル・ビートとぶつかり合うのではなく、まるで血肉のごとく取り入れることで生まれた異様なテンションは、初期のKORNに通じるような不気味さと破壊力が混在している。本来ヒップホップ的なアプローチも好んできた彼らだからこそ、こんなにも自然にダブステップをものにしているのかもしれない。彼らの持ち味でもあるゴシックな空気感も損なわれることなく、得意とする緩急あるアレンジもさらに増幅されており、まるでブレることのない“KORN”の美学が貫かれているのはすばらしい。この手のコラボにありがちな無駄に長い曲もなく、退屈することなく楽しめるのも特徴である。
また、本作の初回限定盤には待望のDVD化となる「KOЯN LIVE: THE ENCOUNTER, A CONCERT FO R KOЯN III: REMEMBER WHO YOU ARE」が付いている。2010年6月にKORNのロゴをあしらったミステリー・サークルのなかでの無観客ライブを中心とした映像は意外にも初の公式ライブ映像であり、気迫十分のパフォーマンスを堪能できる。

思えば90年代へヴィ・ロック・シーンで活躍した数多くのバンドが解散や衰退を余儀なくされるなか、常にチャレンジャーであり続ける彼らは今も最前線に立ち続けている。進むことをやめないからこそ彼らはKORNであり続けるのだろう。シーンのリーダーの座はまだまだ誰にも譲りそうにない。

TOWER RECORDS ONLINE[KORN]
TOWER RECORDS ONLINE「The Path Of Totality」-Special-Edition-/CD+DVD

ザ・パス・オブ・トータリティ

The Path Of Totality/ザ・パス・オブ・トータリティ

  • KORN
  • ワーナーミュージック・ジャパン
  • 2011/11/30
  • CD

■Track listing
01. Chaos Lives In Everything/Featuring Skrillex
02. Kill Mercy Within/Featuring Noisia
03. My Wall/Featuring Excision
04. Narcissistic Cannibal/Featuring Skrillex and Kill The Noise
05. Illuminati/Featuring Excision and Downlink
06. Burn The Obedient/Featuring Noisia
07. Sanctuary/Featuring Downlink
08. Let's Go/Featuring Noisia
09. Get Up!/Featuring Skrillex
10. Way Too Far/Featuring 12th Planet
11. Bleeding Out/Featuring Feed Me

[BONUS TRACK]初回限定盤
12. Fuels The Comedy/Featuring Kill The Noise
13. Tension/Featuring Excision, Datsik and Downlink

[BONUS TRACK]初回限定盤/日本盤
14. Narcissistic Cannibal/Featuring Skrillex and Kill The Noise

[DVD]Crop Circle/初回限定盤
01. Intro/Uber-Time
02. Oildale
03. Pop A Pill
04. The Inspiraction/interview
05. Need To
06. Coming Undone
07. Bakersfield/interview
08. Let The Guilt Go
09. Here To Stay
10. Falling Away From Me
11. Crazy Heavy Shit/interview
12. Jam #1
13. Throw Me Away
14. Jam #2
15. Move On
16. Crop Circles/interview
17. The Past
18. Jam #3
19. Freak On A Leash
20. Jam #4
21. Are You Ready To Live
22. Line-up Changes/interview
23. Jam #5
24. Shoots And Ladders
25. I'm Happy Right Now/interview
26. Clown
27. Got The Life


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重松清著「エイジ」 [●BOOK]

初版 1999.01.14 朝日新聞出版
1999年 第12回山本周五郎賞受賞作品

連続通り魔犯の同級生と自分とを
同化させようとする14歳の少年、エイジの夏
キレるっていったい、どういうことだ

[text●y.r_05]

舞台は東京郊外にある新興住宅地。そこにある中学校に通う主人公、エイジは、ごく普通の14歳。ところがその夏に発生した連続通り魔事件の犯人が同級生だったとわかったとたん、エイジのなかのなにかが大きくうごめきはじめる・・・。

この物語は、捕まった連続通り魔の犯人が、いつもはあまり目立たない同級生だったという話を軸に、いじめや家族関係などの現代社会における問題が編み込まれていく。しかし、なんといっても興味深いのが、犯人が判明したあとの主要人物たちの反応だ。主要人物とは、主人公のエイジ、ガキ大将のツカちゃん、そして、学年でダントツの成績を誇るタモツくんの3人。彼らが、ひとりひとり違った反応を見せる。
常にクールなタモツくんは、自分には関係ないという対応を貫く。まるでゲーム感覚で、この事件を見ているよう。一方、ガキ大将だが根は真面目なツカちゃんは、はじめはこの状況を楽しんでいた。だが、次第に被害者側の立場から物事を考るようになり、もし、自分の母親が通り魔に遭ったら? という強迫観念に囚われ、ノイローゼ気味にまで陥ってしまう。
そしてエイジ。彼は加害者となった同級生のタカやんと自分を同化させようとする。どうして通り魔なんかになってしまったのか、思考し、模索する。ついには夜道を歩く人の背後からスピードを出して自転車で追ってみる疑似体験までしてしまう。最終的にエイジは、こういった行為を繰り返すなかで加害者の気持ちを発見するのだ。

おとなこどもの狭間で大きく揺れる14歳。こどもでもなくおとなでもないイラダチ。キレるっていったいどういうことか。その本当の意味をリアルにえぐりだした1冊。

エイジ

エイジ

  • 重松清著
  • 朝日新聞社
  • 1999/01
  • 単行本

エイジ (朝日文庫)

エイジ

  • 重松清著
  • 朝日新聞社(朝日文庫)
  • 2001/07
  • 文庫

エイジ (新潮文庫)

エイジ

  • 重松清著
  • 新潮社(新潮文庫)
  • 2004/06
  • 文庫

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エイジ [DVD]

エイジ

  • NHKエンタープライズ
  • DVD
■cast 
田中聖(エイジ)
中村雅俊
浅田美代子
橋本真実
ほか




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a flood of circle「LOVE IS LIKE A ROCK’N’ ROLL」 [●ROCK]

4th album 2011.11.23 release

若きロッカーたちによる華麗なる挑戦状
4枚目にしてたどり着いた最高傑作

[text●i.akira]

ロックンロールとは継承されるものではない。もちろん先人たちの偉業を称えることは大事だろうが、過去はリアルではなく、今は今でしかない。だからこそ若き血が暴れ出す瞬間を僕は求めてしまう。a flood of circle(ア・フラッド・オブ・サークル)が完成させた「LOVE IS LIKE A ROCK’N’ ROLL」は、まさにその瞬間が詰まったアルバムだ。

2006年のバンド結成以来、紆余曲折ありながらもコンスタントにライブとリリースを続けてきた彼らにとって4枚目となる本作は、これまで以上に自分たちのロックンロールが持つ可能性を広げた作品だと感じた。ギターはよりソリッドに、ビートはよりタイトに、メロディはよりグッドに、単純だが最も難しい課題を彼らはひとつ乗り越えたような爽快感がある。昨年末にHISAYO(B.)が加入したことも、バンドが勢いをつけて転がり出した要因のひとつだろう。「I LOVE YOU」の溢れるようなポジティブさ、「Blood Red Shoes」のギリギリの緊張感、「Whiskey Bon-Bon」や「Sweet Home Battle Field」、「Hide & Seek Blues」のオールディーズな香り、「賭け(Bet! Bet! Bet!)」や「YU-REI Song」の遊び心、「Boy」のまっすぐさ、「The Beautiful Monkeys」の剥き出しの本能、ラストにふさわしき「感光」など、文句のつけようがないほど、シンプルにただ“カッコイイ”ロックンロールに仕上がっている。未来への不安や憂鬱さを笑い飛ばしてくれるような痛快さが気持ちいい傑作である。

デビューしたてのころの青さはもはやどこにもなく、別のバンドといっていいほどの進化を本作で聴かせてくれた彼ら。年明けにはワンマンによる全国ツアーも決定しており、勢いは増すばかりだ。まだまだ日本はロックンロールを失っちゃいない。しばらくは彼らと転がっていくのも悪くない。

OFFICIAL WEB SITE→ http://afloodofcircle.com/

TOWER RECORDS ONLINE[a flood of circle]
TOWER RECORDS ONLINE「LOVE IS LIKE A ROCK’N’ ROLL」初回限定盤/CD+DVD

LOVE IS LIKE A ROCK’N’ROLL

LOVE IS LIKE A ROCK’N’ROLL

  • a flood of circle
  • ビクターエンタテインメント
  • 2011/11/23
  • CD
■Track listing
01. I LOVE YOU
02. Blood Red Shoes
03. Whisky Bon-Bon
04. Sweet Home Battle Field
05. 賭け(Bet! Bet! Bet!)
06. Hide & Seek Blues
07. YU-REI Song
08. Boy
09. The Beautiful Monkeys
10. King Cobra Twist ~-session #6-
11. 感光

[DVD]初回盤収録
01. I LOVE YOU(Video Clip)
02. Blood Red Shoes(Video Clip)
03. Miss X DAY(Live Video Clip)
04. Sweet Home Battle Field(Live Video Clip)


a flood of circle Oneman Tour 2012
LOVE IS LIKE A ROCK’N’ROLL ―見るまえに跳べ―

2012.02.18(土)千葉・千葉LOOK
2012.02.23(木)兵庫・神戸太陽と虎
2012.02.25(土)岡山・岡山ペパーランド
2012.02.26(日)広島・広島CAVE BE
2012.03.01(木)京都・京都磔磔
2012.03.03(土)福岡・福岡BEAT STATION
2012.03.04(日)大分・大分club SPOT
2012.03.10(土)香川・高松DIME
2012.03.11(日)高知・高知X-pt.
2012.03.17(土)宮城・仙台MA.CA.NA
2012.03.18(日)岩手・盛岡CLUB CHANGE
2012.03.20(火)茨城・水戸LIGHT HOUSE
2012.03.24(土)石川・金沢van van V4
2012.03.25(日)新潟・新潟CLUB RIVERST
2012.03.29(木)神奈川・横須賀かぼちゃ屋
2012.04.01(日)北海道・札幌COLONY
2012.04.07(土)愛知・名古屋CLUB QUATTRO
2012.04.08(日)大阪・大阪JANUS
2012.04.15(日)東京・渋谷AX





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ARCH ENEMY「WAGES OF SIN」 [●DEATH METAL]

4th album 2001.04.08 release

見た目は奇麗なお姉さん。でも声はデス・ヴォイス
違和感っていうかなんていうか、衝撃
全曲通してデス・ヴォイス。ホントに憧れます

[text●k.a_06]

スウェーデンのメロデス(メロディック・デスメタル)バンド、
ARCH ENEMY(アーチ・エネミー)のアルバム「WAGES OF SIN」。
(このアルバム以降、世界的に人気が拡大していったとかなんとか)


ことの始まりは
ネットでオフィシャル・ビデオ「Ravenous」(アルバム4曲目)を
見せてもらったこと!

ヴォーカルのアンジェラ・ゴソウ(このアルバムから新加入)、

見た目は奇麗なお姉さん。でも声はデス・ヴォイス。
違和感っていうかなんていうか、衝撃。
全曲通してデス・ヴォイス。

ホントに憧れます。
いつかはアンジェラみたいになりたいです切実に。

ヴォーカルはもちろんですが、
楽器もかなり気持ちいい。
ドラムだけでもご飯3杯はいけます!

TOWER RECORDS ONLINE[ARCH ENEMY]
TOWER RECORDS ONLINE「WAGES OF SIN/ウェイジズ・オブ・シン」(再)

ウェイジズ・オブ・シン

WAGES OF SIN/ウェイジズ・オブ・シン

  • ARCH ENEMY(アーチ・エネミー
  • トゥルーパー・エンタテインメント
  • 2011/10/12(再)
  • CD
■Track listing
01. Enemy Within
02. Burning Angel
03. Heart Of Darkness
04. Ravenous
05. Savage Messiah
06. Dead Bury Their Dead
07. Web Of Lies
08. The First Deadly Sin
09. Behind The Smile
10. Snow Bound
11. Shadows And Dust
12. Lament Of A Mortal Soul/ボーナス・トラック
13. Shadows And Dust(instrumental)/ボーナス・トラック

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ミナコ「サックイットティルユアライフエンズ」 [●ROCK]

1st album 2001.12.19 release

アフリカの大草原のような、大陸的な匂いがする
どっしりとしたサウンドの上にのっかるミナコの声は
ゆるりとしていながらも力強い

[text●h.mariko]

ジャケ買いという言葉を覚えたてのころ、まさにジャケットに惹かれて買った1枚。アーティストをまったく知らないのに、そのジャケットを見初めるというのはなかなか面白い行動であると思う。紙ジャケットのCDの存在も当時は珍しく、惹かれたポイントのひとつ。褐色の肌の女がもの憂げに見つめてくるイラストが、気になる。

アフリカの大草原のような、大陸的な匂いがする。それが、最初の印象。ジャケットの印象からの連想ともいえるかもしれないが。
どっしりとしたサウンドの上にのっかるミナコの声は、ゆるりとしていながらも力強い。そして、とてもフリーな感じがする。自由、じゃないのだ、Freedom。英語の歌詞も流暢に歌い上げているところなんかから、なんとなく横文字(またはカタカナ)で表記したほうが似合うように思うのだ。

そして、ユニセックスな表現。とても、ユニークである。
美しい女の絵を描き、そいつに怯えていたら、おならが出てわらっちゃった、とか、哀しみにくれたらラーメンを食べに行こう、とか。(タイトルもそのものずばり「RAMEN」だし。)働こう、食べるために、何かするまでは、とか。
アルバムのちょうどまんなかあたり、「MEDAMA」がまた強烈な存在感を放っている。今までのまったりゆったりした言葉選びから一転、いつもあまり使わない言葉たちが打ちのめしにかかってくる。優しい誰かが、ほおばった、目をえぐりだされた、とか。

この作品に触れて思ったこと。私は、いま音楽そのものを好きになったのだ。今までは、“好きだと思っているアーティスト”を選んで手に取っていたが、まったく知らないアーティストをいいと思えることそのものが、まさに“音楽”の楽しみではなかろうかと。口コミでもなんでもない、ジャケ買いという行為の先にあった出逢い。運命とかいうとちょっと硬いけれど、やっぱりそんなものをちょっと感じる。
疲れがたまったときなんかに、ほっとしたくて聴くと、なんというか、いい感じに気持ちが引き締まるのだ。

TOWER RECORDS ONLINE[ミナコ]
TOWER RECORDS ONLINE「サックイットティルユアライフエンズ」

■Track listing
01. IKKI(一氣)
02. RAMEN
03. RU ALIVE
04. MELT DOWN
05. WORK SONG
06. MEDAMA
07. YUMIYA
08. HA
09. WARP
10. SMELLS LIKE A LIE
11. RUN TO THE BLUES
12. DOWN DOWN
13. PLEASE SING ME A SONG





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aiko「暁のラブレター」 [●POPS]

5th album 2003.11.27 release

うまくことばにできない微妙な恋愛感情を
こんなにも上手に、まっすぐに歌にすることができるのは
やっぱりaikoしかいない

[text●m.mai]

“恋愛ジャンキー”、彼女は自らをこう呼んでいた。デビュー2年目のサード・シングル「花火」でファンを増やし、やがて恋する乙女の代弁者“歌姫 aiko”として不動の人気を手にした。そんな彼女の5枚目のアルバム「暁のラブレター」が手元に届けられたのは、わたしがちょうど20歳になったとき。既発のシングル収録曲4曲を含む全13曲を収録、いろんな“想い”がぎっしりと込められたアルバムだった。

耳を傾けると、静かなピアノのメロディが流れ、その物憂げでせつない旋律に胸がきゅっと締めつけられる。語りかけるような口調で歌われる1曲目の「熱」。飾らないことばで、まっすぐに彼への愛を歌う4曲目「ふれていたい」は、聴いているだけで心があたたかくなり、やさしい気持ちになれる。
“ぶったりしてごめんね”という懺悔のことばで始まる10曲目の「えりあし」は、彼女の持つ独特の響きのある高音の歌声が心地よい失恋ソング。別れた恋人への、いまも変わらない恋心をうたっている。“5年後あなたを見つけたら 背筋を伸ばして声を掛けるね”という歌詞が、なんとも健気でせつない。初めて聴いたとき、思わず涙ぐんだことをいまでも忘れない。
アルバムのラストを飾る「天の川」は、ゆったりとした曲調にやさしい歌声がとけ込んだ、聴いていて穏やかな気持ちにさせてくれるラブ・ソング。頭上に輝く満点の星空を、大切な人と見上げている・・・そんな光景が浮かぶ。

たった1枚のアルバムのなかで、こんなにもさまざまな表情を見せるaiko。恋の始まり、恋の終わり、うまくことばにできない微妙な恋愛感情を、こんなにも上手に、そしてまっすぐに歌にすることができるのは、やっぱり彼女しかいない。

OFFICIAL WEB SITE→ http://aiko.can-d.com/

TOWER RECORDS ONLINE[aiko]
TOWER RECORDS ONLINE「暁のラブレター」(再/SACDハイブリット盤)

暁のラブレター

暁のラブレター

  • aiko
  • ポニーキャニオン
  • 2003/11/27
  • CD

暁のラブレター(SACDハイブリット盤)

暁のラブレター
SACDハイブリット盤

  • aiko
  • ポニーキャニオン
  • 2005/06/29
  • CD
■Track listing
01. 熱
02. 彼の落書き
03. アンドロメダ
04. ふれていたい
05 夢のダンス
06. 蝶々結び
07. ライン
08. 帽子と水着と水平線
09. すべての夜
10. えりあし
11. 白い服黒い服
12. 風招き
13. 天の川


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Sigur Rós「Ágætis byrjun(アウギャイティス・ビリユン)」 [●POST ROCK]

2nd album 1999 release(2001.10.03 日本盤)

温かさも、攻撃性も、くるみ込んだアルバム
まるで、ページをめくるたびに
予想だにしていない展開をみせる物語のよう

[text●h.mariko]

シガー・ロス(Sigur Rós)の存在が気になったのは、大好きなBjörk(ビョーク)やRADIOHEAD(レディオヘッド)が彼らの“ファン”であることを知ったことがきっかけだった。RADIOHEADが自身のツアーに彼らを帯同させたことから、CDショップでの扱いが突然大きくなったような思い出がある。

その、シガー・ロス。CDを初めて聴いたときの身震いは、忘れられない。

彼らの音は、無理矢理にジャンルを当てはめるならポスト・ロックという位置づけになるのだろうか。一時期、音楽ジャンルの言葉がもう見つからない、というときにオルタナティヴというジャンル(言葉?)があったのと同じように、このポスト・ロックというのも、なかなか難しい。ポスト・ロックだからこんな音のアーティスト、とひと言に語れないような気がしているからだ。

ヴォーカル、ヨンシーのファルセット・ヴォイスが美しく響き、ギターはノイズを多彩に取り入れながらも耳障りな音がない。CDでは何の音かがわからなかった、ヴァイヴレーションしたような音はがとても気になった。ライヴで観て、驚いた。ヨンシーが、エレキギターをヴァイオリンの弓で弾いていた音だったのである。何倍もにふくそうされた音がずっしりと響く。荘厳さすら感じる、どこか崇高な雰囲気も堅苦しくはなく、あくまで美しさが目立つ。
バンドサウンドには不可欠なドラムス、ベース、ギター以外にもフルートやビブラフォンなど、さまざまな楽器を取り入れていて、音の幅も広い。
あたたかく、優しげなメロディの曲が多いが、アルバムの後半に行くほどに、雰囲気が変わってくる。ページをめくるたびに、予想だにしていない展開をみせる物語のようだ。

ヨンシーは“ことば”を発して、歌をうたっているが、“ことば”はアイルランド語であったり、造語であったりするので、なにが語られているかは解らない。というか、言語はこの音楽には必要ない。ヨンシーが発する“ことば”は、スルリと入り込んでくる柔らかく温かい塊のような音。が、その温かさが一転、絶叫のように聴こえる曲もある。ぬくもりは消え、恐怖すら感じるヨンシーの叫び。魂の絶叫は、ことばの意味が通じなくとも伝わるものだ。
温かさも、攻撃性も、すべてくるみ込んだこのアルバムは、やはりいつ聴いても素晴らしい。言語は国境をつくるツールとして使われてきたが、国境を超える“ことば”があるというのは、本当だと実感するのだ。

TOWER RECORDS ONLINE[Sigur Rós]
TOWER RECORDS ONLINE「Ágætis byrjun」

アゲイティス・ビリュン

Ágætis byrjun/アウギャイティス・ビリユン

  • Sigur Rós/シガー・ロス
  • カッティング・エッジ
  • 2001/10/03(日本盤)
  • CD
■Track listing
01. Intro
02. Svefn-G-Englar
03. Starlfur
04. Flugufrelsarinn
05. Ny Batteri
06. Hjarta Hamast(Bamm Bamm Bamm)
07. Virar Vel Til Loftrasa
08. Olsen Olsen
09. gaetis Byrjun
10. Avalon



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ストレイテナー「LOST WORLD'S ANTHOLOGY」 [●ROCK]

1st album 2004.01.21 release

持ち前の疾走感に切ないメロディが調和した
彼らの無限の可能性を秘めたメジャーデビュー・アルバム

[text●i.h_03]

ホリエアツシ(Vo./G./Key.)とナカヤマシンペイ(Ds.)で1998年に結成、ギターが織りなす激情サウンドに、血肉の通った人間くさい詞を特徴とするストレイテナー(STRAIGHTENER)が、2003年にリリースしたメジャーデビュー・アルバム。
疾走感あふれる曲。飾りのないことばが心にしみる曲。切ないメロディ。持ち前のグルーブをもって、メロディをしっかりと聴かせるサウンドが、波のように打ち寄せては引いていく。いまにして思えば、彼らの無限の可能性を秘めたファースト・アルバムだった。

当時、彼らのライブを初めて観て、必要最小限のメンバー構成に驚きながらも、そのクールなステージ・パフォーマンスに心奪われ、たったふたりで演奏しているとは思えない迫力とグルーブ感に圧倒されたことを忘れない。あくまで“グッド・ソング”を追求する姿には、素直に共感し、勇気をもらった。そして、感じるままに行動し、自分らしい表現方法を見つけていくことの大切さに気づかされた。大切な1枚。
※その後、ART-SCHOOL(アートスクール)で活動していた日向秀和(B.)と大山純(G.)が相次いで加入。4人編成となって2011年1月12日にリリースしたセルフカバー・アルバム「STOUT」には、この「LOST WORLD'S ANTHOLOGY」から1曲目の「A SONG RUNS THROUGH WORLD」と8曲目の「FREEZING」が選ばれて再録されている。

OFFICIAL WEB SITE→ http://www.straightener.net/

TOWER RECORDS ONLINE[ストレイテナー]
TOWER RECORDS ONLINE「LOST WORLD'S ANTHOLOGY」

LOST WORLD’S ANTHOLOGY

LOST WORLD’S ANTHOLOGY

  • ストレイテナー/STRAIGHTENER
  • EMIミュージック・ジャパン
  • 2004/01/21
  • CD
■Track listing
01. A SONG RUNS THROUGH WORLD
02. TRAVELING GARGOYLE
03. TOWER
04. DON'T FOLLOW THE LIGHT
05. MAD PIANIST
06. 奇跡の街
07. STAINED ANDROID
08. FREEZING
09. DJ ROLL
10. MAGIC WORDS
[CDエクストラ]PV
01. A SONG RUNS THROUGH WORLD


STOUT(初回限定盤)(DVD付)

STOUT
初回限定盤/DVD付

  • ストレイテナー/STRAIGHTENER
  • EMIミュージックジャパン
  • 2011/01/12
  • CD+DVD
■Track listing
01. VANISH
02. BERSERKER TUNE
03. SPEEDGUN
04. SING
05. A SONG RUNS THROUGH WORLD
06. FREEZING
07. PLAY THE STAR GUITAR
08. BIRTHDAY
09. CLARITY
10. TODAY
[DVD]初回限定盤
01. VANISH
02. BERSERKER TUNE
03. SPEEDGUN
04. SING
05. A SONG RUNS THROUGH WORLD
06. FREEZING
07. PLAY THE STAR GUITAR
08. BIRTHDAY
09. CLARITY
10. TODAY




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オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督作品「ヒトラー〜最期の12日間〜」 [●DVD]

2005年公開作品(原題「Der Untergang」/2004年製作 ドイツ、オーストリア、イタリア映画

ヒトラーを“ひとりの人間”として描いたことで
その背景にあるさまざまな問題をより身近なものとして
考えるさせられた作品

[text●o.b_05]

舞台は、1945年のベルリン(ベルリン陥落の直前)。迫りくるソ連軍の砲火から逃れようと、独裁者アドルフ・ヒトラーはドイツ首相官邸の地下にある堅牢な要塞へ身を隠す。しかし、ナチスは崩壊し、ヒトラーはついに敗北を覚悟する。そしてヒトラーは愛人エヴァ・ブラウンと結婚式を行ない、翌日にピストル自殺する・・・。その最期の12日間の出来事が、ヒトラーの個人秘書であったトラウドゥル・ユンゲの回想録に基づき、彼女の視点を中心に描かれていく。

この映画は、アドルフ・ヒトラーという人物を知り、考えるうえでの新たな入口となる作品だ。ヒトラーというとすぐに、あのホロコースト(彼の指示により600万人以上のユダヤ人が組織的に殺害された)を連想し、“狂人”、“モンスター”といったイメージが先行してしまいがちである。そして、そのイメージは彼を人間離れさせ、僕らとの距離を作り、“ヒトラーとは何か?”を考えるうえで、ひとつの大きな壁となってしまう。
しかしこの映画は、そのような壁を取り払っている。というのも、ここではホロコーストには一切触れず、また戦争映画にはつきものの派手な戦闘シーンもほとんど描かれていない。ただただ、ヒトラーの隠れる地下要塞をクローズアップし、たとえば、そこでヒトラーが飼い犬を可愛がる姿や秘書らに気を配る姿、地上で戦う自国軍の惨状を知り、焦り、しだいに意気消沈していく姿が映し出されているのだ。つまり彼の、より人間臭い部分に焦点があてられている。よって、いつしか先入観は薄れ、自分とスクリーンのなかの彼が重ね合わさり、感情移入することさえ可能になる。それがこの映画の凄味である。

ヒトラーを“モンスター”ではなく、“ひとりの人間”として描く。そうすることで彼がより身近になり、その背景にある問題をより身近なものとして考えることができる。そういった意味において、これはまさに“新たな入口”となった映画だったのだ。

TOWER RECORDS ONLINE[オリヴァー・ヒルシュビーゲル]
TOWER RECORDS ONLINE「ヒトラー〜最期の12日間〜」

■cast 
ブルーノ・ガンツ(アドルフ・ヒトラー)
ユリアーネ・ケーラー(エヴァ・ブラウン)
アレクサンドラ・マリア・ララ(トラウドゥル・ユンゲ)
ハイノ・フェルチ(アルベルト・シュペーア
ウルリッヒ・マテス(ヨーゼフ・ゲッベルス)
コリンナ・ハルフォウフ(マグダ・ゲッベルス)
ウルリッヒ・ネーテン(ハインリヒ・ヒムラー)
ディーター・マン(ヴィルヘルム・カイテル)
クリスチャン・レドル)アルフレート・ヨードル)
ほか


ヒトラー 最期の12日間

ヒトラー 最期の12日間

  • ヨアヒム・フェスト著
  • 岩波書店
  • 2005/06/21
  • 単行本

私はヒトラーの秘書だった

私はヒトラーの秘書だった

  • トラウデル・ユンゲ著
  • 草思社
  • 2004/01/25
  • 単行本


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Missile Girl Scoot「FIESTA!」 [●MIXTURE]

1st album 2000.02.09 release

ふたりの奏でるラップ、ヘヴィに腹に響く音
ああ、滅茶苦茶憧れる。超カッコいい。ライヴに行くたび
それを連発していた

[text●h.mariko]

小さいころ、大体5歳くらいだったろうか、私はでっかい夢を持っていた。
「男の子になること!!」
もう無理だと知った今になって、この感情を分析してみる。
当時兄に多大な影響を受けていた私は、「おにいちゃんになりたい!」というでっかい夢を抱いた。それは兄弟がほしい、とかではなくて、“お兄ちゃんという存在そのもの”になりなたかったのである。ということは、男の子にならないと、お兄ちゃんにはなれない。ということは、男にならないといけない。大発見だった。ゆえに、何になりたいの? と訊かれるたびに“男!”と答えていた。馬鹿だと笑ってもらってかまわない、が、本人はいたって本気だったのだ。言葉遣いは汚く、自称を”僕“や“俺”にしてみたり、今でもまあ、口は悪いほうだが・・・。
それからもうちょっと時間がたって思春期といわれるころは、反骨精神ってヤツに憧れて、何かと人と違うことをしたかった。女、というカテゴリで分けられるのが嫌だった。女子高生、というカテゴリも嫌い。流行、というカテゴリも、無論。やっぱり、子どものころと変わってなかったのだ。いや、よく考えてみると、男になりたいんじゃなくて、女が嫌だったのだ、私は。

ところが、Missile Girl Scoot(ミサイル・ガール・スクート)の音を聴いて、私がやってきたことは、ただのポーズだということがわかってしまった。だって、女だてら、ツインヴォーカルで、こんなにカッコいい音を出してるアーティストがいるんだから。わたしなんか・・・。
そうして、Missile Girl Scootに出逢ったとき、私の“あの頃”の感情が、むくむくと鎌首を擡げたのだった。

ヴォーカルのJUNNが、あまりにカッコいい女で、私の憧れの姿、“男っぽいけど女でめっちゃカッコいい”姿だったのだ。ハスキーヴォイス。鍛え上げられた腹筋(腹割れてる!)たるんだところひとつない上腕二頭筋。肩から手首にかけて入ってるタトゥ。
対照的に女っぽくて、スキニージーンズTシャツ1枚の姿でもとっても可愛らしいU-RIももちろん好きだ。そのふたりの奏でるラップ、ヘヴィに、腹に響く音。
ああ、滅茶苦茶憧れる。超カッコいい。ライヴに行くたび、それを連発していた。

ヘヴィな音連発、とにかく大音響で聴くのが楽しい。できれば、身体を動かせるくらいのスペースがあるところで。身体が勝手に動いちゃうから、きっと。
アルバムにはライヴでお馴染みの曲も多く収録されており、「Big Mouth」「One Track Mind 」「411」など、ダイヴ&モッシュの嵐を繰り広げ、額に汗し、笑顔炸裂で本当に楽しかった思い出ばかりが甦る。

解散した後、とても寂しい気持ちを引きずったものだが、それぞれがバンドを組みまた活動をしている。それだけでも、私の背筋もしゃっきりと伸びるというものだが、また気が向いたら、Missile Girl Scootとしてもライヴをやってほしいな、と思う。
さて、腹筋鍛えるかな。無理かな・・・。

TOWER RECORDS ONLINE[Missile Girl Scoot]
TOWER RECORDS ONLINE「FIESTA!」

FIESTA!

FIESTA!/フィエスタ!

  • Missile Girl Scoot
  • EMIミュージック・ジャパン
  • 2000/02/09
  • CD
■Track listing
01. Intro
02. Big mouth
03. Fake sista ain’t shit!
04. Hype the party up
05. Gaze into space
06. 411
07. One Track Mind
08. No needs
09. Trip
10. Mind pain
11. Defect






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MANIC STREET PREACHERS「National Treasures」 [●ROCK]

the complete singles 2011.10.26 release

シングル・ナンバー38曲を
完全網羅したオール・タイム・ベスト

[text●i.akira]

先日しばらくの活動休止を発表したManic Street Preachers(マニック・ストリート・プリーチャーズ/以下マニックス)がメジャーよりリリースした38枚のシングルを網羅したオール・タイム・ベスト。

偶然か必然か、デビューから20年目にあたる今年リリースされた本作は、メジャー・デビュー後にリリースされたシングルA面38曲を発売日順に並べたシンプルな仕様になっている。UK屈指のメロディ・メイカーであり、チャレンジャーであり、真のロック・バンドである彼らの歴史を2枚組CDでわかりやすく知ることができるようになっている。
鮮烈かつ衝撃的なデビューを飾ったハード・ロック・テイストの強い1stアルバム「GENERATION TERRORISTS」、UKバンドが必ずといっていいほど晒される“2枚目のジンクス”に苦しめられた2ndアルバム「GOLD AGAINST THE SOUL」、バンド史上最高傑作であり問題作と呼び声高い3rdアルバム「 THE HOLY BIBLE」、バンドの支柱であったリッチー・ジェームスが失踪(現在も行方不明のまま)し、失意のなかから立ち上がったポジティブなエネルギーの4thアルバム「 EVERYTHING MUST GO」、バンドの可能性をさらに広げ、最大のヒット作となった5thアルバム「THIS IS MY TRUTH TELL ME YOURS」、オルタナティブなサウンドに回帰した荒々しくも実験的な6thアルバム「KNOW YOUR ENEMY」、80年代テイストを取り入れながらも、ゆるやかな静寂のなかにもふつふつと燃え上がるような美しいメロディが耳に残る7thアルバム「LIFEBLOOD」、バンドのよさをシンプルかつパワフルに表現した8thアルバム「Send Away The Tigers」、最新作にして、何度目かの絶頂と呼べる傑作だった10thアルバム「Postcards From A Young Man」と、実にさまざまな変化を遂げてきた彼らのさまざまな表情や感情も楽しめる。ただ“21世紀の「THE HOLY BIBLE」”を目指して制作された9thアルバム「JOURNAL FOR PLAGUE LOVERS」からはシングル・カットがされなかったために本作には1曲も収録されていないのは多少残念である。

ちなみにアルバムの38曲目に収録されている「This Is The Day」は新たにレコーディングされたThe The(ザ・ザ)のカバー曲であり、マニックスらしい実に清々しく爽快なアレンジとなっている。さらに、日本盤には新曲「Rock‘n’Roll Genius」をボーナス・トラックとして収録。また、デラックス盤のPVは過去の映像を寄せ集めたものになっており、リッチーの姿も映っているのが泣かせる。

彼らと再び会える日が遠いのか近いのかは本人たちにもわからないそうだが、その日が無事に来ることを、本作をじっくりと聴きながら楽しみにしたい。

TOWER RECORDS ONLINE[MANIC STREET PREACHERS]
TOWER RECORDS ONLINE「National Treasures : The Complete Singles 」Deluxe

National Treasures: the Complete Singles (Deluxe Edition)

National Treasures: the Complete Singles
Deluxe Edition

  • MANIC STREET PREACHERS
  • Sony Import
  • 2011/11/08
  • 2CD+DVD
■Track listing
[DISC 1]
1. Motown Junk
2. Stay Beautiful
3. Love's Sweet Exile
4. You Love Us
5. Slash 'N' Burn
6. Motorcycle Emptiness
7. Theme From M*A*S*H(Suicide Is Painless)
8. Little Baby Nothing
9. From Despair To Where
10. La Tristesse Durera(Scream To A Sigh)
11. Roses In The Hospital
12. Life Becoming A Landslide
13. Faster
14. Revol
15. She Is Suffering
16. A Design For Life
17. Everything Must Go
18. Kevin Carter
19. Australia
[DISC 2]
20. If You Tolerate This Your Children Will Be Next
21. The Everlasting
22. You Stole The Sun From My Heart
23. Tsunami
24. The Masses Against The Classes
25. So Why So Sad
26. Found That Soul
27. Ocean Spray
28. Let Robeson Sing
29. There By The Grace Of God
30. The Love Of Richard Nixon
31. Empty Souls
32. Your Love Alone Is Not Enough
33. Autumnsong
34. Indian Summer
35. (It's Not War) Just The End Of Love
36. Some Kind Of Nothingness
37. Postcards From A Young Man
38. This Is The Day
[DVD]
Bonus Content


National Treasures: The Complete Singles

National Treasures: The Complete Singles

  • MANIC STREET PREACHERS
  • Sony Import
  • 2011/11/08
  • CD+CD
■Track listing
[DISC 1]
1. Motown Junk
2. Stay Beautiful
3. Love's Sweet Exile
4. You Love Us
5. Slash 'N' Burn
6. Motorcycle Emptiness
7. Theme From M*A*S*H(Suicide Is Painless)
8. Little Baby Nothing
9. From Despair To Where
10. La Tristesse Durera(Scream To A Sigh)
11. Roses In The Hospital
12. Life Becoming A Landslide
13. Faster
14. Revol
15. She Is Suffering
16. A Design For Life
17. Everything Must Go
18. Kevin Carter
19. Australia
[DISC 2]
20. If You Tolerate This Your Children Will Be Next
21. The Everlasting
22. You Stole The Sun From My Heart
23. Tsunami
24. The Masses Against The Classes
25. So Why So Sad
26. Found That Soul
27. Ocean Spray
28. Let Robeson Sing
29. There By The Grace Of God
30. The Love Of Richard Nixon
31. Empty Souls
32. Your Love Alone Is Not Enough
33. Autumnsong
34. Indian Summer
35. (It's Not War) Just The End Of Love
36. Some Kind Of Nothingness
37. Postcards From A Young Man
38. This Is The Day


■Track listing
[DISC 1]
1. Motown Junk
2. Stay Beautiful
3. Love's Sweet Exile
4. You Love Us
5. Slash 'N' Burn
6. Motorcycle Emptiness
7. Theme From M*A*S*H(Suicide Is Painless)
8. Little Baby Nothing
9. From Despair To Where
10. La Tristesse Durera(Scream To A Sigh)
11. Roses In The Hospital
12. Life Becoming A Landslide
13. Faster
14. Revol
15. She Is Suffering
16. A Design For Life
17. Everything Must Go
18. Kevin Carter
19. Australia
[DISC 2]
20. If You Tolerate This Your Children Will Be Next
21. The Everlasting
22. You Stole The Sun From My Heart
23. Tsunami
24. The Masses Against The Classes
25. So Why So Sad
26. Found That Soul
27. Ocean Spray
28. Let Robeson Sing
29. There By The Grace Of God
30. The Love Of Richard Nixon
31. Empty Souls
32. Your Love Alone Is Not Enough
33. Autumnsong
34. Indian Summer
35. (It's Not War) Just The End Of Love
36. Some Kind Of Nothingness
37. Postcards From A Young Man
38. This Is The Day
39. Rock 'n' Roll Genius/日本盤ボーナス・トラック




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