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Device「Device」 [●INDUSTRIAL METAL]

debut album 2013.04.10(04.09) release

DISTURBEDのフロントマンによる新たなプロジェクト
インダストリアルやエレクトロを取り入れた意欲作

[text●i.akira]

現在活動休止中となっているアメリカン・へヴィ・ロックの雄DISTURBED(ディスターブド)のフロントマンであるデイヴィッド・ドレイマンが、ex.FILTER(フィルター)のジーノ・レナードと手を組んでスタートさせたプロジェクトのデビュー・アルバム

ダイナミックで強靭かつ伝統的なメタル・サウンドを響かせていたDISTURBEDとは違い、こちらではインダストリアルやエレクトロなど、より現代的なサウンドを大胆に取り入れ、へヴィでありながらも自由度の高いアプローチがなされている。また、SYSTEM OF A DOWN(システム・オブ・ア・ダウン)のサージ・ターキアンや、RAGE AGAINST THE MACHINE(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)のトム・モレロ、BLACK SABBATH(ブラック・サバス)のギーザー・バトラーなどのベテランから、AVENGED SEVENFOLD(アヴェンジド・セヴンフォールド)のM.シャドウズ、Halestorm(ヘイルストーム)のリジー・ヘイルといった若手まで、実に多彩なゲストとの共演も聴きどころである。
しかし、アルバムをとおしての主役はやはりデイヴィッド・ドレイマンのボーカルだ。ときに獣のように高らかに叫び、ときに神様のように荘厳に響く彼の歌声は、どのようなサウンドになろうとまるで変わらない存在感を放っている。それどころか、すべてが彼を讃えるためにあるのではないかと錯覚するほどである。

“メタルの未来”と賞された彼の新たな挑戦。ファンでなくても一聴の価値ありである。

TOWER RECORDS ONLINE[Device]
TOWER RECORDS ONLINE「Device」日本盤

デヴァイス

Device

  • Device
  • ワーナーミュージック・ジャパン
  • 2013/04/10
  • CD
■Track listing
01. You Think You Know
02. Penance
03. Vilify
04. Close My Eyes Forever/feat. Lzzy Hale
05. Out Of Line/feat. Serj Tankian & Terry ”Geezer” Butler
06. Hunted
07. Opinion/feat. Tom Morello
08. War Of Lies
09. Haze/feat. M. Shadows
10. Through It All/feat. Glenn Hughes
11. Wish(日本盤ボーナス・トラック




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加藤登紀子コンサート「詩と歌の世界」 [●LIVE REPORT]

坂東市民音楽ホール 2013.05.26
茨城県坂東市岩井5082


おトキさんのソウルは私の魂を揺さぶった
ときに涙が止まらないほどに
それはそれは凄まじいパワーだった

[text●h.mariko]

シャンソン、という音楽に興味を持ったのは、エイディット・ピアフという人を知ってからだったように思う。でもそれはお気に入りのファッションを見つけたような気分で、私のなかに深く根づくほどのものではなかった。愛を語る、そんなテーマがオトナっぽすぎて、当時は理解が及ばなかったのかもしれない。

それを打ち破った(?)のは、加藤登紀子の存在だった。
ハスキーなソウルフルな声。フランス語ではピンとこなかった言葉をよく知った日本語で歌ってくれる存在。初めてライヴを見たのが大好きなフジロックだったというのも大きかったかもしれない。

私の住む片田舎は、都内に出掛けるにはちょっと不便だが、緑多き住み良い街である。結構、好きである。ある日、ポスターを見つけた。私の住む田舎のおとなり町(さらに田舎)に、おトキさん(親しみを込めて以下こう呼ぶことにする)がくる!
車で数十分の場所。近い! 絶対行く! と、いつもスローリーな私には考えられないスピードでコンサート・チケットをゲットした。

オールスタンディング、飛び交う歓声と怒号、押し寄せる人・・・。そんなライヴを常と思っている節のある私にとっては、いささか不完全燃焼になるのではという危惧がないわけではなかった。だって、平均年齢がどう考えても私の親の世代、還暦とかくらいの方なんですもの。若い子がいるわ! なんてヒソヒソ言われて、だいぶ年を取ったことを気にしていた私は気をよくはしたのだが、肝心なのはライヴなのである。

が、そんなのまったくもって杞憂であった。

真っ赤なドレスに身を包んだおトキさんは柔らかな微笑みを浮かべたような、あのあたたかな表情で、有名なシャンソンからさまざまに、色とりどりに歌い上げた。
映画「紅の豚」で知った「さくらんぼの実る頃」などがずっと歌い続けられていた曲であると知ったこととか、おトキさんが青春を捧げた1960年代、大きな時代の変遷、先だっての大震災、さまざまなことがあったけれど、生きているとすべてを赦せるようになる、生きていることこそが人生、そして幸せ、そして愛なのだという大きなスケールで人生をとらえた言葉はぐっとくるものがあった。
超有名な曲しか知らなかったのだが、知らなくても魂の歌というのは伝わるものである。おトキさんのソウルは私の魂をも、音をたてるかのように揺さぶった。ときに涙が止まらないほどに、それはそれは凄まじいパワーだった。「愛しかない時」などでは、それこそ滂沱の涙が視界を遮るほどだった。

ちゃっかりサイン会にまで参加してきて、ホクホク顔で帰路に着いたのだが。サイン会で間近に見たおトキさんは、小柄なお洒落な可愛いおかあさん、だった。それがあのパワフルなステージを繰り広げてきたばかりの人には、到底思えなかった。
「今年もフジロックに行きます、登紀子さんのステージ、必ず行きます」って言ったら、「嬉しいわ、楽しみましょうね」って言ってくれたのが、なんか凄く嬉しくて、また泣きそうになった。

世界中で、どこかで人々は憎しみあい、拳銃を突き合わせ、人を殺す。それが英雄とされることさえある。宗教観、人種間の問題、私には解らないことはたくさんある。でも、おトキさんのうたを聴いて、ひとつ思うのだ。愛って言葉はちょっと照れくさいけど、大切なのは大きな愛よりも小さな愛。それは恋人や親、子どもを愛することだったり、隣人を愛することだったり、実はとても身近な愛を大切にすることで、世界は少しでも平和になるんじゃないのだろうか?

OFFICIAL WEB SITE→ http://www.tokiko.com/

TOWER RECORDS ONLINE[加藤登紀子]
TOWER RECORDS ONLINE「薔薇と恋のうた」

■Track listing
01. 愛の讃歌
02. バラ色の人生
03. 聞かせてよ愛の言葉を
04. さくらんぼの実る頃
05. 時には昔の話を
06. 恋の花ひらく時
07. 夜の通行人に捧ぐ
08. I LOVE YOU
09. もう離さない
10. ギタリズム
11. 忘却
12. 懐かしき恋人の歌
13. 愛しかない時
14. 愛燦燦
15. 百万本のバラ
16. 飾りじゃないのよ涙は


加藤登紀子コンサート
2013.08.05(月)北海道・室蘭市文化センター/加藤登紀子コンサート
2013.08.07(水)北海道・札幌市教育文化会館大ホール/加藤登紀子コンサート
2013.08.10(土)千葉・京葉銀行文化プラザ音楽ホール/命結トーク&ライブ
2013.08.24(土)静岡・森町文化会館/詩と歌の世界
2013.08.25(日)岩手・江刺体育文化会館ささらホール/詩と歌の世界
2013.09.13(金)東京・調布グリーンホール/子どもたちの輝かしい未来のために
2013.09.15(日)岐阜・各務原市文化会館/加藤登紀子コンサート
2013.09.16(月)滋賀・東近江市立八日市文化芸術会館/詩と歌の世界
2013.09.25(水)東京・和光大学ポプリホール鶴川/加藤登紀子トーク&ライブ
2013.09.27(金)宮城仙台電力ホール/仙台いのちの電話チャリティ
2013.10.01(火)兵庫・多可町文化会館ベルディ―ホール/日本酒の日コンサート
2013.11.02(土)群馬・甘楽町文化会館/詩と歌の世界


■Related articles
加藤登紀子「シャントゥーズTOKIKO ~仏蘭西情歌~」




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D’ERLANGER「#Sixx」 [●ROCK]

6th album 2013.05.22 release

約4年ぶりとなる待望のオリジナル・アルバム
キャリアを総括したような風格漂う名盤

[text●i.akira]

気づけば再結成から6年もの時間が経過し、17年の不在期間が嘘だったかのように思えるほど積極的にリリースやツアーを重ねてきたD’ERLANGER(デランジェ)から、本当に久しぶりのオリジナル・アルバムが届いた。

「#Sixx」というシンプルな名前がつけられた本作は、タイトルどおり彼らにとって6枚目のアルバム(2010年にリリースされたセルフカバー・アルバム「a Fabulous Thing in Rose」は除く)である。ここ最近は活動のメインをライブにしていたためか、すでにライブで何度も披露されていた「Beast In Me」、「My Lips To Overlip Your Lips」、「Crimson Crow」を含め、妖しい空気感はそのままに、全体的に実にロックで生々しく骨太な音作りに仕上がっている。また、楽曲もキャリアを踏襲したようなバラエティに富んだ内容になっており、高い演奏力を存分に奮い、風格すら漂う唯一無比の世界を構築している。極端に速い曲や、ポップと呼べる曲は少ないかもしれないが、聴くほどにバンドの状態の良さがにじみ出てくる名盤である。

なお、バンドは本作よりワーナーへ移籍して、よりワールドワイドな活動を視野に入れているという。数多くのバンドに影響を与え続ける彼らの音楽が今後どのように広がっていくか、今から楽しみである。

OFFICIAL WEB SITE→ http://www.derlanger.jp/

TOWER RECORDS ONLINE[D’ERLANGER]
TOWER RECORDS ONLINE「#Sixx」通常盤

#Sixx (通常盤)

#Sixx (通常盤)

  • D’ERLANGER
  • ワーナーミュージック・ジャパン
  • 2013/05/22
  • CD

#Sixx(初回限定盤)

#Sixx(初回限定盤)

  • D’ERLANGER
  • ワーナーミュージック・ジャパン
  • 2013/05/22
  • CD+DVD
■Track listing
01. XXiS
02. MY BLOODY BURROUGHS POEM
03. CAVALLARO
04. Beast in Me
05. My lips to overlip your lips
06. Candy in the shape of you
07. Crimson Crow
08. Dance naked,Under the moonlight.
09. IS THIS LOVE
10. the end of eden

[Disc2/DVD]初回限定盤収録
無観客SPECIAL LIVE
01. LULLABY
02. 柘榴
03. Beast in Me


■Related articles
D’ERLANGER「a Fabulous Thing in Rose」



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