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いよいよ2年目突入! あのときあの場所に集まって再び全国に散った趣味も性格も全く違うレポーターたちが
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SATO「Groovit Stance」 [●HIP HOP]

2nd album 2011.12.07 release

流麗でアーバンなデジタル・ナチュラル・ビート
豪華アーティストとの融合で完成したSATO第2章

[text●i.akira]

昨年(2010年)ファースト・アルバム「FROM AM 0:00」をリリースし、福岡から全国区へ活躍の場を広げつつあるトラック・メイカーSATOによるセカンド・アルバム。

前作はインストゥルメンタル主体であり、SATO自身の名刺代わりのようなパーソナルな作品だったが、今回はさらにその自由度を広げ、多くのMCやゲストを迎えて制作されている。さまざまなデジタル・ビートをサンプリングしながら、クールでありながらもどこかいい意味でのチープさや人間的なハート・ビートが響いており、カラフルでジャンルレスな音世界が広がっている。そしてもちろん聴きどころはゲスト参加曲で、ライブで何度もコラボレーションしている盟友WAPPER(THE BACK WARS/ILL STILL)との「FU-KYO^^」や「アサメシマエ」、レーベル・メイトで先輩にあたるKAIMANENT(NATURAL 9 NATION)を迎えたスリリングな「Escape From Freedom」、MASS-HOLE(MEDULLA)の渋いラップが映える「Helloo」、ドープなビートが非常にハマるBUDORIとの「Ovz Night」、山口出身のBUPPONと大阪出身のNAGEN SERVER、そしてSATOという1984年生まれの3人による新世代アンセム「S.B.S」と、それぞれのカラーや個性を活かしたトラックに仕上がっており、誰もが主役級の輝きを放ちながら、音と言葉の融合が成されている。

ブレイクの隙間からもSATO自身の経験やライフ・スタイルが聴こえてくるような、彼の人生を凝縮したような非常にユニークな作品になっている。彼の音楽をただヒップホップと括るのはあまりにもったいない。次世代を担うべきトラック・メイカーの現在進行形のサウンドを多くの人に堪能してほしいと思う。ちなみに発売元であるTROOP RECORDSで本作を購入すると、SATO自身も含め、福岡のアーティストや仲間たちによる13曲という大ボリュームの特典CD-R「Groovit Stance Remixes : TROOP RECORDS Ver.」が付いてくる。こちらもオリジナルに匹敵するほど濃い内容に仕上がっているので、ぜひチェックしてほしい。

TROOP RECORDSSATO「Groovit Stance」
TROOP RECORDShttp://trooprecords.net/
TOWER RECORDS ONLINE[SATO]
TOWER RECORDS ONLINEGroovit Stance」

GROOVIT STANCE

Groovit Stance

  • SATO
  • TROOP RECORDS
  • 2011/12/07
  • CD
■Track listing
■Track listing 01. Intro...sss
02. OTO NO DEAI
03. FU-KYO^^/feat. WAPPER(THE BACK WARS / ILL STILL)、 DJ LIKE
04. R.P.G
05. All Night Long
06. R×g×burger
07. Helloo feat. MASS-HOLE /Medulla
08. Jack in Space/Guitar by CHU-BA
09. Bayside Stance
10. Black beard
11. Escape from Freedom/feat. KAIMANENT(NATURAL 9 NATION)
12. Afternoon Moca
13. OVZ Night/feat. BUDORI
14. Reittel Kids/Scratch by REI
15. Shiffttyv 16. アサメシマエ/feat. WAPPER(THE BACK WARS/ILL STILL)、 DJ LIKE
17. Every L Time
18. S.B.S/feat. BUPPON、NAGAN SERVER

[CD-R] TROOP RECORDS特典
01. S.B.S.S/Shiba Remix
02. Helloo/Tsuyoshi (DADAISM) Remix
03. OVZ Night/Chaf (SMOKIN EKS TENSION) Remix
04. FU-KYO^^/mochie (DADAISM) Remix
05. アサメシマエ/Like Remix
06. Escape from Freedom/Mac Tuve Remix
07. OTO NO DEAI/Shigee (信狂楽団) Remix
08. S.B.S.G/GQ (DADAISM) Remix
09. OVZ Night/BUDORI self Remix
10. Escape from Freedom/NAGAN SERVER Remix
11. Helloo ドラクエ 8bit Remix/SATO
12. Escape from Freedom サンダーバード Remix/SATO
13. S.B.S ポコポコ Remix/SATO

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雨森零著「首飾り」 [●BOOK]

初版 1995.01.25 河出書房新社刊
1994年 第31回文藝賞受賞作品

もしも思春期にこの作品に出逢っていたら
痛すぎて読み切れなかったのではないかと思う
それほどまでに深く食い込んできた

[text●h.mariko]

雨森氏はこの翌年(1996年)、2作目の「月の裏まで走っていけた」を出しているが、その後に小説は発表されていない。ああ、なんてもったいない。もったいないというのは失礼だろうか。この才能を、ぜひ、筆でまた現わしていただきたいと切に思うのは、私だけではあるまい。

大自然の山あいの分校で育った秋、れい、ななの3人。まるで兄妹のように彼らはいつも一緒に、学び、遊び、そして友好を深める。けれど、分校から本校へ通い始めるところから、彼らの運命は狂い始める・・・。

彼ら、その3人だけだった関係に入ってくる、ほかの人間たち。学校という共同生活は、何も考えずにいればさらりと過ぎていく時間である。それが、彼らは、違った。あまりに影響しあい、あまりに互いを知り過ぎ、あまりに互いを愛し過ぎた3人。れいは張り裂けそうなくらい真剣で、秋はどうしてわかってもらえないのかと悩み、ななはれいのために秋を好きになったのではなかろうか。
たった15歳、しかしその若さ、思春期ゆえに重く感じる悩み、誰もが絶対に通っているはずの、触れれば切れそうな刃のような鋭さを、この作品はざっくりとえぐりだしている。

もしも、主人公たちと同じ15歳のときにこの作品に出逢っていたら、痛すぎて読み切れなかったのではないかと思う。それほどまでに深く食い込んできた、切なさと瑞々しさが溢れる物語。

首飾り

首飾り

  • 雨森零著
  • 河出書房新社
  • 1995/01
  • 単行本


Related articles→雨森零著「月の裏まで走っていけた」




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tricot presents“爆祭-BAKUSAI-vol.2~in TOKIO~” [●LIVE REPORT]

2011.12.02 at shimokitazawa shelter
■live stage line up
Prague/オワリカラ/MASS OF THE FERMENTING DREGS/tricot

派手に暴れるけど
奏でるフレーズはものすごくキレイなtricotの核は
正直でピュアな気持ちからできているのだ

[text●o.ayumi]

嵐の前の静けさならぬ、嵐の前の冷え込みだったのかもしれない。
12月2日、雪が降るんじゃないかと思うくらい寒い下北沢。
肌を突くような寒さはこの冬初めてで、無意識に体を縮めるような姿勢で下北沢SHELTERへ向かった。

お目当ては、tricot(トリコ)の企画ライブ「爆祭 vol.2」。
tricotといえば、10月に行ったThe Routxzの企画ライブで観て知ったバンドで、
そのときの会場で買ったファースト・ミニ・アルバム「爆裂トリコさん」も聴き、
今回2度めましてで、目当てとしては初めてだった。

今回が“爆祭 vol.2”ということは“爆祭 vol.1”があったのだが、それはつい1か月前(2011年11月8日)に活動拠点とする大阪で開催。なので、“2”とはいえ、tricotが大きく舵をきった関東での開催としては、“初”といっても等しい企画となった。

ライブの1番手は、スリーピース・バンドのPrague(プラハ)。
この日の出演バンドのなかでは、イチバン落ち着いた印象の彼らは、のっけからロマンチックな雰囲気漂うメロウなナンバーで魅せ、会場をすっぽり暖かく包む。MCをはさみ、“ここからが見せ場ですよ”と言わんばかりに疾走感あふれるロックチューンをかき鳴らし、前半とは別の表情の熱っぽいステージで盛り上げた。

続いて登場したのは、オワリカラ。
そのルックスから曲から、60年代ロックが香るサイケでキッチュなステージは、おもちゃ箱をひっくり返したみたいに鮮やかで賑やか。「シルバーの世界」は、ギラついた派手さがあって、新曲「金田一耕助の帰還」は、金田一耕助シリーズが好きという前置きがあったこともあり歌詞も密な印象。最後はメンバーがダイブするほど盛り上がり、やんちゃにステージを去る。

トリ前を飾るMASS OF THE FERMENTHINGは、めちゃくちゃエネルギッシュ。
ギター&ボーカルとベースが女性でドラムが男性と編成は少しtricotと似たところもあるが、スリーピースらしいシンプルでまっすぐなロック・サウンドで荒々しくかき鳴らされるギターは、スコーンッと胸を打つものがあり、tricotとはまた違うカッコいいガールズバンドのスタイルでオーディエンスを引きつける。

そして最後は、お待ちかねのtricot。
ギター&ボーカル・イッキュウが「みんな、まだ元気ある? 残ってる力、全部使うたらええよー! 爆裂するでー!」と叫び「爆裂パニエさん」からライブが始まる。ステージの前ギリギリに立ち、がむしゃらに演奏するメンバーと、押し寄せるようにノるオーディエンスは、爆裂し合うお祭り状態。けど、爆裂といっても、ただ単に威勢のよさ=爆裂というわけではない。ほんとのところは弱くて、わりと後ろ向きで、けど、それらを全部ひっくるめて爆裂する。だからtricotの爆裂ライブは、厚みのある強さがあって、カッコいいのだ。しかも今回はドラムのkomakiが怪我でステージに立てず、サポートのドラマー(服部久美子/Scenarioart)を迎えてのライブという、けっして本調子ではないのにもかかわらず、がっつり爆裂していたのだから、さすがだった。
MCでは、あらたまって緊張したようすで、「あのなぁ、バンドっていまここで解散ってな、言ったらな、解散になる・・・」とゴニョゴニョ話し出したのはキダ先輩。多々極まる想いがあったようで唐突ながら、バンドの尊さ、メンバーへの想い、ファンがいる嬉しさをぎこちなく話す。ヒロミは終始ニコニコと、イッキュウは、「キダがエラいことになってる(笑)」「クチベタやな!」と笑いながらツッコミを入れつつも、自らもまんざらでもないようで、たどたどしい会話が繰り広げられ、ライブの終盤では涙ぐむ一面も。
派手に暴れるけど、奏でるフレーズはものすごくキレイなtricotのスタイルの核となる部分は、正直でピュアな気持ちからできているのだと思う。爆裂なtricotの音楽は、みんなの尊い気持ちを繋いで結んだようだった。

ライブが終わって外に出ると、やっぱり寒かった。バカか!ってくらい。けど、こういうライブの日に感じた感覚って、ずっと忘れないし思い出すのだよな~。と、余韻に浸りつつ、もういちど「爆裂トリコさん」を聴きながら帰路についた。
余談だけど、The Routxzも来ていたようで、まるで気づかずしれっとチラシを貰っていたことに家に帰ってから気づいて(爆・なんかすみません)。しかしそれにしても、なんだか対バンっていいですな!

そして年が明けて4月8日に“爆祭vol.4”が同じ会場の下北沢SHELTERで開催することも発表されたし(“爆祭vol.3”は2012年3月27日 神戸・三ノ宮RATで開催)、tricotさんの、ますますの爆裂が楽しみ。次回は、komaki氏が何事もなくステージに立ち、パワーアップしたtricotが見れますように、と願いを込めて新年を迎えたい。

Prague OFFICIAL WEB SITE→ http://www.praguemusic.jp/
オワリカラ OFFICIAL WEB SITE→ http://www.owarikara.com/
MASS OF THE FERMENTING DREGS OFFICIAL WEB SITE→ http://www.motfd.com/
tricot OFFICIAL WEB SITE→ http://18.xmbs.jp/tricot/

明け方のメタファー(初回生産限定盤)(DVD付)

明け方のメタファー
初回生産限定盤/DVD付

  • Prague/プラハ
  • KRE
  • 2011/10/26
  • CD+DVD
■Track listing
01. 時の鐘
02. バランスドール
03. 街路樹
04. 夜に溶けた観覧車
05. 秋揺れ
06. 五線譜の脈動
07. スノーラン
08. 化石の顔
09. 滑空
10. サーカスライフ(Album Version)
11. 太陽と少年

[DVD]初回限定盤
01. 仇花 (Music Clip)
02. バランスドール (Music Clip)
03. 遮光 (Live@Prague-Stream Vol.5)
04. バタフライ (Live@Prague-Stream Vol.5)
05. Light Infection (Live@Prague-Stream Vol.6)
06. Roam (Live@Prague-Stream Vol.6)


イギー・ポップと讃美歌

イギー・ポップと讃美歌

  • オワリカラ
  • バウンディ
  • 2011/05/11
  • CD
■Track listing
01. swing
02. ガイガンガール・ガイガンボーイ
03. オワリカラの気分
04. ベイビーグッドラック
05. 夢見る機械
06. おいでシスター
07. ゼットン
08. 8と約1/2
09. 船


ゼロコンマ、色とりどりの世界

ゼロコンマ、色とりどりの世界

  • MASS OF THE FERMENTING DREGS
  • EMIミュージックジャパン
  • 2010/08/04
  • CD
■Track listing
01. ゼロコンマ、色とりどりの世界
02. まで。情熱ミックス
03. 終わりのはじまり
04. RAT
05. ONEDAY
06. サイダーと君
07. ズレる
08. ひきずるビート
09. さんざめく
[CD EXTARA]VIDEO CLIP
01. このスピードの先へ
02.ひきずるビート
03.ゼロコンマ、色とりどりの世界


33761573.gif

爆裂トリコさん

  • tricot
  • 2011/08/02
  • CD
■Track listing
01. 爆裂パニエさん
02. bitter
03. 42℃
04. アナメイン
05. slow line




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